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みんなで作るバルサ名鑑 20ー21シーズン MF編&FW編

こんにちは。昨日の監督&GK&DF編に引き続き、今回はMF&FW編です。

それでは参りましょう!

※紹介文最後のカッコ内は執筆者のTwitterアカウント名。敬称略。記事最後にTwitterアカウントを張り付けてあるので、そちらから是非!

※データは「FBREF」より。選手ごとに取り上げているデータが違うのはHikotaの気分によるものですので、お気になさらず。


■MF

#5 セルヒオ・ブスケツ

ブスケツ

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「ブスケツ」この名前を聞いてまず最初にいいイメージを持つ日本人はほとんどいないだろう。「ブス」、「ケツ」どちらも日本語だと悪口である。では、彼のプレーは「ブス」、「ケツ」なのだろうか。いいや。むしろイケメンだ。高貴なのだ。そして奥さんが超美人だ!バルサの中盤といえば背が小さい印象があるが、ブスケツは189cmと高身長だ。しかし、他のバルサの中盤選手の例に漏れず上手い。中村憲剛は「世界一のボランチ」と評する。一見派手さがないブスケツが評価される理由とは。それは世界で1番ではないかとも思われる判断スピードからなるシンプルなプレーではないだろうか。これによってボールをほとんど取られることなく、常にワンタッチかツータッチでプレーできるのである。そして、相手が勢いよくプレスをかけてきたと思えば、その勢いを利用して相手をかわす。派手なフェイントではなく、相手の重心をみてタイミング良くかわす。このとき観て貰いたいのが、かわされた相手ディフェンスのその後の反応だ。諦める姿と必死になって追いかける姿どちらも観ていて滑稽である。もう一つのブスケツの特徴は守備である。正直言って足は本当に遅い。しかし、その危機察知能力で完璧なポジショニングをしボールを奪い切る。また、センダーバックが釣り出された時はセンターバックの位置に入る。今季は、やり慣れたワンボランチでなく、ツーボランチの一角となり、ピャニッチという強力なライバルがいるがレギュラーを死守できるだろうか?(ブルゴス


#6 カルレス・アレニャ

アレニャ

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皆さんは「アフロ質量保存の法則」をご存知でしょうか?この法則は「アフロの選手がチームから去ると、必ず代わりとなるアフロがやってくる」という簡単な事実を表しています。では、プジョルという偉大な選手がいたバルサには現在誰がいるのか?それは奇しくもそのプジョルと同じファーストネームを持つ男。そう、カルレス・アレニャです。彼の特徴は左足から繰り出される対角線のパス。バルサ下部組織出身の選手のイメージとは裏腹な体幹の強さも魅力的で、くるくると回ってプレスを回避する姿勢はあのシャビを彷彿とさせます。美しいパスを出せると自分のテクニックにうっとりしてしまう選手もいるのですが、アレニャはボールを出すと同時に空いたスペースを把握しています。すると何が起こるか。パスを受けた選手に視線が集中する中、悠々とフリーでゴール前に飛び込めるのです。2部に所属するBチームにいた17/18シーズンでは11G3Aを記録しており、中盤の選手にも関わらずバルサBの得点王に輝いています。その活躍を買われたアレニャは無事にトップチームへ昇格。夢であったカンプノウでの初ゴールも記録しました。しかし、中盤の選手層が厚すぎたため出場機会が限られてしまうことに。その後はフロントが勝手に彼の背番号21をデヨングに譲渡したり、出場機会を求めてレンタル移籍に踏み切ったり、その間に21番から代わった背番号19がブライスワイトのものになってしまったりと不遇の時を過ごしましたが、今季からは生けるレジェンドであるシャビの背番号6を着用することになりました。アレニャならきっと、クラブの哲学を体現する大先輩に比肩する存在へと飛躍してくれるはずです。(クレのはらを


#8 ミラレム・ピャニッチ

ピャニッチ

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今夏ユベントスから加入した。アルトゥールとのトレードのような形で加入した彼はバルサでは特別な番号8を身に纏う。主にダブルボランチの一角やアンカーでプレー。彼の持ち味としては、高い技術と経験を活かし中盤に落ち着きをもたらす事が出来る事だろう。視野の広さを活かした展開力、身体を上手く使い相手にボールを触れさせないキープ力、正確無比なタイミングの良いスルーパス。どれをとっても高水準なのである。そして忘れてはいけないのが近年のバルサの中盤では物足りなかった得点力である。セットプレーでも流れの中でも得点を決める事ができる。開幕戦のビジャレアル戦ではこれまで絶対的なフリーキッカーだったメッシに恐らく譲ってもらった形でキッカーを務めた。メッシ自身も彼のキック技術を高く評価してるのだろう。今のところ、リーガの試合では途中からの出場だけだが、短い時間でもしっかりと存在感を示し先発を希望するファンの方も少なくない。先発から使うのも良し、流れを変えるために途中からも良し、ゲームを締めるために途中から出てくるのも良し、様々な場面で頼もしい選手になりそうだ。ピッチ外では息子のエディン君との仲の良さはピカイチだ。ピャニッチだけでなくエディン君にもファンは大注目だ。親子両方に魅了されるだろう。是非皆さん一度ピャニッチのインスタグラムを覗いてみてください。新天地バルセロナで彼は"ユベントスの心臓"から"バルセロナの心臓"になる事が出来るのか。暖かい目で彼を応援していきましょう!(スパイ)


#12  リキ・プッチ

リキ

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「なんだあの小さいヤツは、知らねえな」初めてこの選手を見た人は大抵こう思います。しかし試合が終わる頃には「なんだこの選手は!うますぎる!バルサのDNAの具現化だ!」自分を含め多くのファンが彼の虜になってしまいます。そんなリキプッチの武器は「シャビ二世」とも呼ばれる卓越したゲームメイク力です。まさにシャビを彷彿とさせる広大な視野から繰り出される狭いところを通すラストパス、そしてとられないドリブルを混ぜた後ろからの組み立て…。全てが今のバルサに必要な能力でしょう。そしてあの超絶愛くるしいルックスも大きな魅力です笑。そんな彼は去年、セティエン政権時代に負傷者の続出とアルトゥールの移籍からトップチームでの出場機会を掴み、徐々にスタメンに定着していきました。そしてラ・リーガ最終戦のアラベス戦では2アシスト(チーム1位)4キーパス(同2位)という素晴らしい結果を残し、今シーズンへの期待を抱かせてくれました。その後背番号12を貰い、正式にトップチームの一員となった彼ですが、現在(11/19)ラ・リーガではわずか11分の出場に留まっています。彼のフィジカルと守備面、特にリトリート時のポジショニングを大きく問題視しているクーマン新監督に実質的な戦力外通告を受けてしまったのです。それでも彼は並外れたバルサ愛からレンタルの道を断りバルサに残るという決断を下しました。これも彼が愛される理由の1つでしょう。「カンテラの宝石」が磨かれなかった宝石にならないことを願って…。彼の今後に期待したいですね。(扇風機@クレ


#14  コウチーニョ

コウチーニョ

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1年のレンタルを経て今シーズン戻ってきたブラジル代表の10番。ロシアW杯での「こぼれ拾って、コウチーニョ〜〜」を覚えてる人は多いはずだ。
2018年1月にリバプールから5年契約で移籍した魔法使いことフィリペ・コウチーニョ。入団後は14番という数々のレジェンド達が付けていた番号を背負いプレイ。後に1桁台の7番も背負うことになる。しかし、クレ及び監督が求めていたプレーが思うように出来ず2019年8月にはバイエルン・ミュンヘンにレンタル移籍。彼の持ち味であるボールキープ、パス、ドリブル突破そして左45度からのコントロールシュートを生かしたのは、奇しくもバイエルンであった。CL決勝トーナメントでは、レンタル元であるバルセロナ相手に後半から出場も2G1Aと好戦績残す。その試合後、現監督であるクーマンが電話で戻ってこないか連絡をしたと報道される程だった。バルセロナに戻った今シーズンは4-2-3-1と今までと違ったフォーメーションになり、トップ下で彼はのびのびプレイが出来ている。まるで加入後の鬱憤を晴らすかの如く。彼のボールを貰う位置、オフ・ザ・ボールの動き、裏抜けをするランニングはオフシーズン、リーグ戦共にクレの皆が目を光らせただろう。これからの彼の動きがきっと今シーズンの鍵となるのは必然だ。これまでとは違うプレーを大きく期待し、彼の愛らしいあの笑顔をこのバルセロナで取り戻そう。ちなみにコウチーニョ夫婦はサッカー選手の中で家族愛が強く、インスタグラム6:4程度でサッカーと家族の写真を載せるほどである。ぜひ1度目を通して見てはいかがだろうか。(せ ろ


#16  ペドリ

ペドリ

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今後のバルセロナを背負うであろう存在であるのが、このペドリことペドロ・ゴンサレス・ロペスである。彼は生粋のクレであり、彼の父はテネリフェのテゲステにてペーニャの会長をしており、しかもそのペーニャを創設したのは彼の祖父である。彼の魅力は何と言っても17歳とは思えないポジショニングの良さとワンタッチ目である。まず、ポジショニング。逐一自分のポジションを調整し、相手が嫌がるポジションに立つのが上手である。また、バルセロナでの初めてのゲームであるジムナスティック戦ではメッシがサイドから中央に寄って来て全体が歪な形になったときに、メッシがこれまでいたサイドにスルスルと入っていく柔軟さも備えている。だが、このように全体が歪な形になって誰かが負担するというサッカーにならないようにチームを設計する事をクーマンには期待している。次に、ワンタッチ目。これは、相手が嫌がるポジションで受けたボールをワンタッチ目で次のプレーに繋がる最適な位置に置くのが物凄く巧いということである。勿論、体の向きの変え方とセットである。これが彼のドリブルやパスの根底にあると言っても過言ではない。ペドリは「NEXTイニエスタ」と呼ばれている。ポジショニングやワンタッチ目の巧さ、中でも外でもプレー出来るところなどイニエスタと被る所は多くある。背番号もイニエスタの「8」×2の「16」である。だが、イニエスタの再来ではなく「バルサのペドリ」となることを心から願っている。Força Barça!(Nico


#19  マテウス・フェルナンデス

マテウス

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2019年10月、当時バルセロナのスポーツディレクター(SD)であるアビダル氏はアレクサンドル・マトス氏(元パルメイラスS D)からドゥドゥを見てほしいとお誘いを受けており、パルメイラスがあるサンパウロ州へ向かった。 しかしその時、アビダルの目に止まったのはドゥドゥでも主力選手でもなく、マテウスフェルナンデスという控えの選手だった。その時マトス氏は「狂ってる。ほとんどプレーしてない控えの選手をバルセロナに売りたいのか?」と半ば止める様な形になるもマテウスフェルナンデスを獲得することに。 そんな彼のプレーポジションはアンカーで、優れた守備能力と後ろからのボール出しに長けているプレイヤー。しかもボールを前に運ぶ能力が高く、押し上げることもできるので攻撃的ミッドフィルダー、いわゆる2列目やインサイドハーフでもプレーすることができる。そして礼儀正しい。 彼は自身の夢をバルセロナでキャリアを終えること、そしてアイドルはブスケツであると語った。大方の予想であったバルサBのスタートではなく、いきなりのトップチーム登録。だが現時点でクーマンからベンチにも呼ばれていない。終いには”幽霊選手”とまで呼ばれている。しかし必ず来る少ないチャンスを生かせるかが彼のバルサでのキャリアを大きく左右することは間違いない。(あーるえふ


#21  フレンキ―・デ・ヨング

フレンキー

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ラ・リーガ ファンならお馴染みの倉敷保雄さんに将来、バルサのキャプテンになると言わしめた23歳のオランダ人。ドリブル、パス、ボール奪取と中盤に必要な全てを兼ね備えている選手で19-20シーズンではハーフスペースに飛び出していく役割も担いました。基本的にどんな役割でもこなせる事が出来ますが、ドシっと構えたアンカーのような相棒が隣に居て、その周りで自由にゲームメイクするのが彼の持ち味が1番発揮できる役割。(18-19シーズンのCLレアル ・マドリー戦の彼のプレーは圧巻だったのでYouTubeでぜひ見てほしいです) そういう意味では今シーズン、オランダ代表で共に闘い、彼の活用法を熟知したロベルト・クーマンが監督に就任したことで、彼の持ち味を遺憾なく発揮させることができるでしょう。ゲームメイクを任されていた前所属のアヤックス時代には、審判に「アディショナルタイムを長くしてくれ!だってもっとプレーしたいから!」と言ってしまうくらいのサッカー好きでもあります笑。最後になりますが、彼はメッシが退団した後、バルサの象徴として活躍すると信じています。これからのバルサを担っていくフレンキー・デヨング。ぜひ注目してください!(タイガべ)


■FW

#7 アントワーヌ・グリーズマン

グリーズマン

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昨季は15得点4アシストでチームに貢献し、今季から7番を背負う彼の特徴はその「フットボールIQの高さ」だ。「戦術理解度の高さ」と言い換えても良い。常に正しいポジションを取る能力、労力を厭わないスペースメーキング、瞬時の状況判断によるチャンスメイク等々、彼のプレーは一見派手さに欠ける様に見えるかも知れないが、卓越した戦術眼による常にフィニッシュを見据えたプレーは観れば観るほどに面白い。加えて、彼のもう一つの特徴が前所属クラブであるアトレティコ・マドリード時代にシメオネ監督に鍛えられた守備能力。適切なポジショニングとプレスのタイミング、豊富な運動量、そして与えられたタスクを理解して黙々とこなせる献身性。彼のこの能力は今のバルセロナにとって不可欠だ。ただ、昨シーズンはクレからの大きな期待に完璧に応えられたとは言い難い。彼の強みは中々目に見える結果として反映されないため評価されにくいだけでなく、昨季はゴール前での精彩も欠いた。FCバルセロナが迎えた試練と改革のシーズン。ファティ等若手の台頭もあり、彼にとっても勝負の一年になりそうだ。加入2年目で自信を覗かせる前線の何でも屋に、今季も目が離せない。(March Hare


#9 マルティン・ブライスワイト

ブライスワイト

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マルティン・ブライスワイト。今ではこのデンマーク人の名前を知っている人も多いのではないだろうか。バルサではプレーを見ることは余り出来無いものの、ラ・リーガ第7節のクラシコでは出場時間が僅かではあったが去年に続き2度目のクラシコ出場を果たした。足の速さと駆け引きのうまさを活かしてポストプレーや裏への抜け出しを積極的に行い、トップやウイングで点を取ることが出来る。今年はアトレティコに移籍したスアレスの背番号を引き継いだ。198ゴール97アシストを記録したクラブのレジェンドからの引き継ぎだけに9番の任命は賛否両論の声が多く上がったものの、活躍を願うクレの期待は大きい。クラシコの1ヶ月前には、脚の不自由な車椅子のファンの為にわざわざ運転中の車を降りてとった神対応が多くのクレの心を掴み大きな話題となった。自身も大腿骨骨頭の軟骨が変形する大病を抱えていた過去があり5〜7歳を車椅子の上で生活する事を強いられた。それでも不屈の魂で難病を乗り越えたブライスワイトはバルセロナで今年こそは持ち前のパッションで活躍しファンの期待に応えることが出来るのだろうか。29才の彼にとって今年が残留か否かが決まる重要な年になるだろう。(春斗


#10  リオネル・メッシ

メッシ

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神の子が言葉にしたのは忠誠と葛藤だった。クラブ史上最強の矛は、自分が今まで誰のために戦ってきたのか、何のために尽くしてきたのかを紡いだ上で、新たなユニフォームに袖を通す決断を下した。最後にして最大の抵抗は結果として自らの想いを吐露するに止まったが、愛と憎悪は全世界へ伝播した。今年は彼の躍動を見られる最後のシーズンになるかもしれない。奇跡との邂逅になった日から16年、数え切れないほど楽しませてもらった。いつ引退しようが、いつバルセロナから去ろうが、クラブ史上最高の選手として出ていけるだろう。ただ、シーズン前の騒動を見て、せめてこの人との別れ方だけは選ばせてほしい。選ばせてやってほしいと切に願った。この一年は特別な時間になる。リオネル・メッシのプレーを見られる時代に生き、幾度となく助けられたことへの感謝の念を込めて、彼がバルセロナとともに戦う様を目に焼き付ける。愛と憎悪のすべてを応援に変え、史上最大のありがとうを、その背中にぶつけ続ける。(©︎RioSam


#11  ウスマン・デンベレ

デンベレ

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圧倒的なスピードと両足を遜色なく扱える器用さが武器。もちろん両足を器用に扱える選手は世界中にごまんといるが、デンベレほど遜色なく扱える選手は世界を見渡しても数える程しかいないため貴重な長所と言える。それでは早速、デンベレの特徴について話していこうと思う。まずは長所からだ。彼はスピードがある上に独特なリズムのドリブルを行うため、相手からしたらかなり厄介な相手になるだろう。また、シュート精度が非常に高くどこからでも得点を狙うことができる。さらに、チャンスメイクの能力にも長けていて丁寧なクロスや正確なスルーパスを出すこともできる。攻撃面ではかなりレベルの高い選手と言えるだろう。次に短所を紹介する。ひとつが守備意識の低さだ。ボールを奪われたあとは全力で取り返しに行くのが普通だと思うが、彼の場合はジョギング程度の追いかけでボールを取り返そうという意思が見えないことが多々ある。2つ目は怪我の多さだ。バルサに加入してから既に9回ほど怪我で離脱をしている。バルサのメディカルの問題もあるのだろうが、減らして欲しいところだ。続いてが、おそらくクレの最大の悩みの種になっていることだろう。素行面だ。ただでさえ怪我が多くて立場が危うくなっているにも関わらず何回も遅刻をしていたり、プレー中に気迫を感じられなかったり。なにより治そうとしていないように見えてしまうのがどうしても引っかかってしまうので、どうにかして治して欲しいところだ。まだ若いため、これからどうなっていくかは本人次第だが、筆者はデンベレ推しなので人一倍活躍してくれることを願っている。(うえもは)



#17  フランシスコ・トリンコン

トリンコン

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昨季冬に加入合意し、今夏から晴れてブラウグラナのユニフォームに袖を通すことになったポルトガル人ウインガーだ。彼は昨季までポルトガルリーグ1部ブラガに在籍し主力の一人としてチームを牽引していた。ブラガでの最終年となった19/20シーズンではポルト等強豪を破り見事カップ戦を制した。そんなトリンカオだがブラガではスアレスの後継者候補としてクレにもお馴染みのカンテラーノアベルルイスとチームメイトだった。加入決定後にはバルセロナという街やそのサッカーについて熱心にアベルに学んだ姿勢も応援したくなる。また彼は代表常連選手で2018年に行われたユーロU19大会では現在ミランに在籍するトナーリらを中心としたイタリア代表を破り見事ポルトガルを優勝に導いた。自身は5G3Aで大会得点王、アシスト王にも輝き今年晴れてA代表デビューも飾った。そんなトリンカオのプレースタイルだがシティのマフレズを想像するとわかりやすいだろう。ドリブルを活かした縦突破が持ち味でパス精度も高く非常にバルセロナのサッカーにマッチしていると言える。今季はメッシが中央に回ることが多く出場機会も多いと予想される。その中で自分をアピールしてほしい。またバルセロナではメッシ、代表ではロナウドこの二人の大黒柱とともにプレーできるのはトリンカオにとってとても大きな財産だろう。彼らのようにチーム、代表を牽引できる素晴らしい選手になって欲しいと心から願っている。(フレンカオしょー


#22  アンス・ファティ

アンス

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”最年少”記録を塗り替え続ける齢17歳(※)のラ・マシアの至宝であり、全世界のクレの新たなる希望。今シーズンで既にラ・リーガ月間MVPやクラシコ最年少スコアラーになった”持っている”カンテラーノは今やラ・リーガ再注目選手といっても過言ではない。昨シーズンに16歳でプリメーラデビューし、次節に同チーム最年少ゴールを記録。9月には最年少スタメンとなり12月にはバルサ史上最年少でCL初得点。ラ・リーガでシーズン7得点を記録した後、トップチーム昇格のタイミングで代理人を「スーパーエージェント」ジョルジュ・メンデスへ変更。違約金は4億ユーロに。今シーズンはスペイン代表最年少得点・CL最年少での2得点目達成・上記クラシコでの得点でリーガ最年少最多ゴールタイに到達、とその活躍が留まる気配はなく、”D10S”メッシを継ぐ者か!とクレの淡い淡い期待が高まっている。そんな彼の利き足は右で、LWを担うことが多い。サイド・中央への仕掛け→シンプルだが細かいステップからの加速→ゴール際を撃ち抜くグラウンダー気味のコントロールショットが印象的。中西哲生氏曰く『なぜ止められないのかわからない』ドリブルやベテランとのナチュラルな連動は、カンテラ回帰と世代交代を同時に望むクレのバルセロニスモを鼓舞している。今シーズンのクラシコでは偽9番としても存在感を発揮。すわ”D10S”メッシの(以下略)。強いて挙げるなら”ラフな”DFとの駆け引きに課題があるか。しかし、決定力の向上や守備への貢献など、日々進化が続く17歳の勇姿へ全世界のクレが今日も熱視線を注いでいる。※2002年10月31日生まれで、2020年10月31日で18歳となる。(Joan)


まとめ

はい、ということで前編と合わせてクーマン監督+選手24人の紹介文を掲載してきました。今季も執筆してくださった皆様の記事のクオリティが非常に高く、素晴らしい名鑑になったと思います。今回はnote企画初参加の方も多かったのですが、その分バラエティ豊かな名鑑になりました!是非拡散していただければ嬉しいです。

相変わらず僕はコピペしかしない楽な企画なので笑、書いてくださる人がいれば来季もやりたいなーと思っています。名鑑だけではなく、もう少し後に別のnote企画もまた始動する計画ではいるので、今後ともよろしくお願いします!

ありがとうございました!


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