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みんなで作るバルサ名鑑 19-20シーズン MF編&FW編

こんにちは。今回は名鑑企画後編!MF&FW編です。監督&GK&DF編はこちらからどうぞ。

それでは早速いきましょう!

※FCバルセロナ公式サイト、SofaScoreより引用。2月末現在のもの

※紹介文最後のカッコ内は執筆者のTwitterアカウント名。敬称略。記事最後にTwitterアカウントを張り付けてあるので、そちらから是非! 

※選手名下のイラストはkazuさん、りきお、Mr. QULEさんに描いていただきました。写真を使っていいものなのかよく分からなかったので3人にお願いしました。本当に感謝です。

■MF

#4 イヴァン・ラキティッチ

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1988年3月10日/クロアチア/184cm78kg/中盤中央全般

ラキティッチ砲と呼ばれるミドルシュートが代名詞のラキティッチ。空いたスペースに正確にボールを届けるロングパスも魅力的です。クロアチア代表では攻撃を牽引しW杯準優勝。それでいてバルセロナに来てからはメッシの影となり走り回っています。本人は「レオ(メッシ)の分も走るのは当然だよ」と語りますが、こんなイケメンにさらりとそんなことを言われてしまってはお手上げですね。彼はバルサへの愛に溢れた選手でもあって、ネイマール騒動を含め幾度となく上がる移籍の噂を一蹴してチームに留まり続けています。当然、奥さんへの愛情も大爆発。代表のW杯準優勝パレードの際、50万人が見守る中キスを見せつけるほどの熱愛ぶりです。恋の始まりはラキティッチからだそうで、セビージャとの契約でスペインに降り立った際ホテルのバーのウェイトレスだった彼女に一目惚れし、それから毎日のように通うように。仕事中だと言ってかわす彼女でしたが、オフの日に彼女がバーにいることを友人から聞いたラキティッチは車で直行。ディナーの約束を取り付け、そのまま交際に発展したといいます。本人は「ハリウッドぐらいのラブストーリーだよ」と語っていたとかなんとか。(はらを)

#5 セルヒオ・ブスケツ

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1988年7月16日/スペイン/189cm76kg/アンカー、CB

バルサの心臓。世界一のアンカー。縁の下の力持ち。そう呼ばれている彼の名前は、セルヒオ・ブスケツ。上背がありながら足元の技術にたけ、超一流の選手である。その中でも首振り、認知の技術において、彼以上の選手はいない。試合において、いるべき場所に常にいて、ゲームをコントロールする。そこから繰り出されるターンやパスに何度も衝撃を受けた。また、危険察知能力も高く、センターバックのカバーができるアンカーである。これをできる選手はそういないと思う。僕が初めてブスケツのプレーを見たときは、おそらく7,8年前くらいで、シャビ・イニエスタとともに中盤を支配し、ペップバルサにとって欠かせない存在だった。僕は、ブスケツと同じアンカー(ボランチ)でプレーすることが多く、好きな選手であり、僕の理想であった。何回も動画・試合を見た。何回も見れば見るほど、プレーに釘付けになった。相手の足が届かないギリギリでボールを引いて展開したり、体の向きとは逆なパスだったり、真似しようと思ってもブスケツのようにそう上手くはできず、そこでも彼の凄さを改めて感じた。今シーズンはフレンキーの加入により、アンタチャブルな存在ではないと言われているが、静岡おでんにおける黒はんぺん、乃木坂46にとっての白石麻衣と同じようにバルセロナに必要不可欠であり、いつまでもプレーしている姿を見ていたい。(大髙浩樹/Hiroki Ohtaka)

#8 アルトゥール・メロ

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1996年8月12日/ブラジル/171cm73kg/インテリオール 

2018年にグレミオFBPAからバルサに加入した若きブラジル人。日本ではヴィッセル神戸でお馴染みのレジェンド、アンドレス・イニエスタがかつてバルサで着用した背番号「8」を受け継いだ。アルトゥールはイニエスタの大ファンらしく、加入後のインタビューにて「家の庭でイニエスタのプレーをいつも真似していた。ファーストタッチでボールを回転させたり、あらゆる動きをコピーしたよ。」と、かねてよりイニエスタに憧れていたことを明かしている。プレースタイルとしては、ブラジル出身の選手としては少々異色な、中盤でテンポを作るパサータイプであり、局面を変えるパスやボールキープ、ドリブルでの持ち運びが彼の武器である。独特の低重心な姿勢でのボールタッチから正確なパスを繰り出す姿はイニエスタ…よりも、同じくバルサのレジェンドであるシャビの方に似ているともっぱらの評判(シャビ本人、及びメッシからもそのことを言及されるほど)。ブラジル代表では早くも中盤の一角として定着し始めており、コパ・アメリカ2019では主力選手としてブラジルの優勝に貢献した。バルサにはポジションを争うライバルも多いが、その"バルサらしい"プレースタイルから、先代の8番のように永くレギュラーとして活躍することが期待されている。(chanpon) 

#21  フレンキー・デ・ヨング

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1997年5月12日/オランダ/180cm74kg/中盤全般、CB

2019年1月24日に夏での獲得が決まった彼。皆さんの大半がデ・ヨングの存在を知ったのはアヤックス所属時だと思われます。CLベスト4、リーグ優勝という輝かしい成績で一気にその名を轟かせました。あとくそイケメンwそれではフレンキー・デ・ヨングのプレー面について紹介していきます。実は、アヤックス所属していたときのプレーとバルサでのプレースタイルは大きく異なっています。アヤックス時代はゲームメイク、まさに潤滑油という言葉がぴったりでした。また推進力やキープ力を生かしてチャンスメイクする場面も見られました。バルサでは打って変わってダイナミックに動くインテリオールとして起用され、飛び出しも果敢に狙っています。アンカーも時々任されますが、クレの理想はやはりブスケツで、彼なりに必死にやっているのですが、空回りしてしまう時もあります。しかし最近はチームの中でも欠かせない存在となり、ほぼ毎試合スタメンを張っていて、少しコンディション面が心配になるくらいです。オランダ代表では、すっかり主力になりEUROでも活躍間違いなしでしょう。ちなみに東京への修学旅行では、デ・ヨングのユニフォームを買ってきましたw高いサッカーIQと高水準の身体能力を兼ね備えたデ・ヨング。メッシがいなくなった後のバルサでも中心選手となるでしょう。目が離せませんね。(Jun_cule)

#22  アルトゥーロ・ビダル

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1987年5月22日/チリ/180cm75kg/中盤全般、WG、セカンドストライカー

この男は一見してわかる通り、中盤に君臨する最強の男。地元チリのコロコロというクラブでプロサッカー選手としてのキャリアをスタートし、レヴァークーゼン、ユベントス、バイエルン・ミュンヘン、バルセロナ、と各リーグの強豪を渡り歩いています。その上、3つのリーグで優勝してるなんて凄くないですか?!そして彼の凄いところはその無尽蔵のスタミナと攻撃センスで攻守にわたってチームに貢献し、得点までも取っちゃうのです!
昨季、バルセロナに電撃移籍して、「バルサのスタイルには適応してないのでは?」 と言われたなかでも活躍を続けていますが、充分と言えるほどの出場時間は与えられておらず、今夏にインテルなどへの移籍が噂されています。ですが、今季も19試合に出場し、6ゴールを決めているビダルを放出するのは、いささか勿体ないきがします。アルトゥールや、デヨングや、ブスケツや、ラキティッチ、といった、まさに"バルサタイプ"のようなMFもとても優秀で素晴らしいのですが、ビダルのような強さや得点力はおそらくもちあわせていないと思います。どうしても勝たなければならないような時には、彼が必要不可欠だと思うのでクラブ側にも全力慰留に務めて欲しいものです。笑(ミツヤスリクト)

#28  リキ・プッチ

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1999年8月13日/スペイン/169cm57kg/インテリオール、WG

ゴルフボールでリフティングしろと言われて、一体何回続けられるだろうか。敵の近くでボールを受けて誘い出せと言われて、屈強なチェルシー守備陣内に体を放り出せるだろうか。「最適なタイミングで正確な場所に立ち、効果的なパスを迅速に供給して攻撃を加速する」小さな身体に託された至上命題を果たすべく、退かない、逃げない、臆さない。ボールを扱うときはゴルフボールでも確実に芯を捉える繊細さを以て、ファーストタッチ、キープ、パスを一級品に仕上げる。体格が違いすぎる一見無謀な状況でも、相手の状況を冷静に俯瞰して飛び込む。コウチーニョの推進力と、シャビの空間把握能力、イニエスタの打開力。全てを足して3で割り、想像力と若さを足せばリキプッチが出来上がる。下部組織の試合を見れば、群を抜いて能力が高いのは一目瞭然であり、アルトゥール台頭以前からシャビとイニエスタのハイブリッドとして、コアなクレほど認知していたはずだ。若さに隠れ、実年齢に見合わない冷静さと技術を併せ持つ。純正のバルセロナ産として、生粋のスペイン代表として、全世界のクレが覚醒の日を待つ。(©︎RioSam)

■FW

#9 ルイス・スアレス

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1987年1月24日/ウルグアイ/182cm86kg/CF

バルサの9番ことウルグアイ代表のストライカー、ルイス・スアレス。彼は14-15シーズンに加入してから、数多くのゴールを決めバルサの勝利に貢献してきた。今回はルイス・スアレスについての愛をこれからバルサを見る人へ向けて伝える。ワールドカップでのキエッリーニへの噛みつき行為で4ヶ月の出場停止処分中にリヴァプールから獲得したバルサ。私は最初、不安がありまたどーせ噛みつくだろうと思っていた。処分が明け、クラシコデビューで飾ったスアレスはうまくチームにフィットし、歴史に残るMSNのトリデンテを結成し、3冠に導いた。スアレスの凄いところを紹介するとまずはボレーシュート、最近だとCLのインテル戦。負けてる状態で、あんなゴラッソを叩き込む、いわゆる理不尽シュート、あんなにボレーシュートを決める選手は彼しかいない。そして、メッシとの好連携、味方もうまく使えるスアレスは最高の9番なのだ!そして、グリーズマンとメッシの仲を深めたのはスアレスのおかげ。彼は誰とでも仲良く接することができる人!更にチームのゴールに真っ先に喜びに行く姿、惚れてしまう!!早く怪我を治してまたピッチで躍動して欲しい!!(GRS@cule)

#10  リオネル・メッシ

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1987年6月24日/アルゼンチン/170cm72kg/メッシ

6度のバロンドールを受賞した空前絶後の天才。筋骨隆々とした選手が並ぶ04年、突如現れたレシャック最後の隠し球はドリブラーとして開花する。あらゆる試合で空間を切り裂き、ユベントスを相手に右サイドを蹂躙。その切れ味はカペッロをして「1年でいい。貸してくれ。」と試合中に言わしめる。ペップが戦術的革命をもたらした短くも濃い年月のうちに、偽9番の先駆者として覚醒。ロジカルな戦術に彩られたバルセロナ黄金期、高レベルの均質化に隠れた突然変異種と化す。敵の間に突然現れ、通った1本のパスが致命傷になる位置取りと殺傷力は、ポジション・メッシと言って相違ない。
今日まで、国王杯決勝に代表される単独突破の健在ぶりに加え、ゴール前の強振と繊細なタッチを使い分ける左足は無双と言うに相応しい。17年のカンプノウに訪れた際、16万の目はメッシをソリストとするオーケストラに注がれていた。「何が起ころうと、何を奏でようと、我々には彼がいる。」パリに4点ぶちこまれ、ミランに2点突き放され、ベルナベウで押し込まれて、それでも凡ゆる逆境を撥ね返してきた力の源流。この男が敵でないことに、クレは畏怖を以て敬服し、陶酔し、今日もまたリオネル・メッシに夢を見る。(©︎RioSam)

#11  ウスマン・デンベレ

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1997年5月15日/フランス/178cm67kg/WG、トップ下、CF

彼の特徴は「両利き」そして「スピード」である。スピードを生かしたプレーが得意であり、その中でも「切り返し」はデンベレの代名詞と言ってもいいだろう。入団当初は遅刻癖など問題を抱えていたが徐々に改善され、今では真剣に練習に取り組むようになり、遅刻も無くなった。しかし、怪我が非常に多く、思うように努力の結果を出せていない。遅刻や生活態度など一流選手とは決して言い難い選手だが、クレの殆どが「彼を心底嫌いになれない」理由は簡単で、彼には「才能の片鱗」があるからである。そして昨季は彼に救われた試合が沢山あった(※怪我をするまで)。そして沢山の記憶に残るゴールを決めてくれている。そう言った理由を踏まえて「彼を心底嫌いになれない」何処か彼に期待してしまう。そう言った可能性を秘めている選手である。デンベレは来季バルサを救ってくれるのだろうか?そして努力の成果は出るのだろうか?そしてクレの期待に応えれるのだろうか?来季、セティエン体制の下で、デンベレが活躍する姿を多くのクレが期待している。そして、彼が一日でも早くピッチに帰ってくることを。そしてもう一度あのパフォーマンスを。(吾輩はクレである)

#17  アントワーヌ・グリーズマン

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1991年3月21日/フランス/176cm73kg/前線全般

愛称はグリジ、ぐりたま(日本国内のみ)。彼の特徴を第1に挙げるとするならば、その万能性にある。シュート、パス、ドリブル、FKといったほとんどの要素を高いレベルでこなすことが出来る。また身長はあまり大柄ではないが、ヘディングの「上手さ」も彼の持ち味の一つである。アトレティコ・マドリード時代、シメオネ監督によって刷り込まれた守備意識は、バルサにおいても真髄を発揮しており、彼の懸命な守備はチームメイトからはもちろんのこと、サポーターからの熱い信頼を生み出している。バルサ移籍後は以前のトップ下から左ウイングへと主戦場を移し、適応に苦しみながらも1月時点で全コンペティション合わせて12ゴール4アシストを記録している。また彼のルックスは度々話題になり、先の2018年のワールドカップの際には、頭を丸めて大会に望んだことが多くのサッカーファンからの注目を浴びた。バルサ加入後は、後ろ髪が肩上まで伸びたロングヘアーを貫いている。このヘアスタイルに悲鳴をあげるファンも一部いるそうだか、本人にも意図があるようで…。(としクレ)

#19  マルティン・ブライスワイト

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1991年6月5日/デンマーク/177cm73kg/前線全般

恐らくクレでその名を知ったのは、加入報道があってからが殆どだろう。股関節の柔らかすぎる状態から疾患認定されたLegg-Calvé-Perthes病、俗に言う「ペルテス病」にかかり、他のエリートが下部組織やユースに入る僅か5歳で車椅子生活を強いられた。その後アビダルの如く不屈の精神で病を克服し、デンマーク代表としてロシアW杯に招集された。『トゥールズ奇跡の残留』の貢献者であり、当該クラブの英雄的イコンでもある。レガネス移籍後は数字上では、相対的に目立った成績を修めたとは言い難い。しかし、下位に甘んじるチームを引っ張れるだけのキャプテンシー、ゴール前の勝負強さ、「俺の背中を見ろ」と言わんばかりのパッション、それを裏付けるバックグラウンドはピッチにポジティブかつアグレッシブなトリガーを創り出す。「諦めることを諦める」という不屈の精神で5歳から逆境を乗り越えてきたブライスウェイトは、数奇な運命と言っていいクラブ史上「5」人目のデンマーク人選手としてクラシコでデビュー。圧倒的なスプリントとアジリティーで前線を翻弄しつつ、それすらもミスディレクションと見違うばかりの縦への中継役として機能する。今、MÉS QUE UN CLUBに足りないものを彼がピッチで魅せてくれるか。生き方とは、夢とは何かを「漢」として示すブライスウェイトを、クレは愛せると確信する。(©︎RioSam)

#31  アンス・ファティ

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2002年10月31日/スペイン/178cm65kg/WG、CF

19-20開幕から怪我人で人数不足問題をかかえていたバルセロナに一線の光が差し込むように突如現れた16歳ストライカー。彼こそがアンスファティだ。彼がトップチームデビューしたのは16歳と298日、これはクラブ2番目の若さでる。デビュー開始から2試合目のLaLigaでのオサスナ戦でデビューゴールを決めた。このゴールはそれまで2位につけていたメッシも抜いて、バルセロナ最年少得点を塗り替えることとなった。彼の良さは、なんといってもバルサ色を纏ったエストレーモであること。バルセロナの哲学を理解し、足元の技術はもちろん、ドリブルでの中への切り込みや、ペナルティエリアでの縦への突破は最近のバルセロナにかけていた攻撃の幅に付加価値をあたえてくれる存在になっている。また、メッシに気を使うことなく自分で仕掛けられるメンタルの強さも強みだ。これで相手の脅威を倍にすることができる。まさか17歳でここまでやれてるのには驚きを隠せない。プライベートで見かけるファッションセンスも若さ満載でカワかっこいい!!そんなバルサの至宝はクレからも監督からもそして我らがエースメッシからも絶大な期待を寄せられている。まだまだ吸収するべきことは多いが、この17歳がバルセロナの新しい風として、世界に名を馳せるサッカー選手になることを楽しみにして見ていきたい!(F.San@cule)


■あとがき

以上になります!いかがだったでしょうか。お楽しみ頂けましたか?今回は僕が一文字も書かない企画でしたが、協力してくださったライターさん、イラストレーターさんの腕が素晴らしく、2記事通して、良い名鑑になったなと思います。突然の企画にも関わらず、協力してくださった方々には感謝が絶えません。

コロナウイルスの影響で、サッカーの試合が一切なく、何だか物足りない日々が続いています。サッカーがない日々を埋めることはできませんが、少しでもこの時期にこの名鑑記事をお楽しみ頂けたら幸いです。今後もnoteの方では、このような参加型の記事を出したいと思いますので、書いてもいいよ!という方は是非ご協力よろしくお願い致します。










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