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みんなで作るバルサ名鑑 19-20シーズン 監督&GK&DF編

こんにちは!Hikotaです。今回は、新しい企画を持ってきました。題して「みんなで作るバルサ名鑑」です。簡単に説明すると、僕がTwitterで#みんなで作るバルサ名鑑のハッシュタグで、選手紹介文を書いてくれる方を募集して、その方々に1人1選手、選んだ選手への熱い思いを書いてもらいました。

「何でお前が書かないの?」って感じかもしれませんが、理由は2つあります。1つはめんどくさいからです笑。これまで何度もトライしようとしましたが、ダメでした。2つ目は色んな人が書いた方がバラエティ豊かな名鑑になって読んでて面白いと思ったから。僕が全選手書いたら、僕も読んでくださる方も飽きてしまいますから笑。

今回は書き手の方々の色が存分に出た構成になっております。500文字という厳しい制約の中で、しっかりと選手の魅力を語ってもらいました。特にこれからバルサに詳しくなりたい方には是非読んで欲しい記事となっております。それでは早速いってみましょう。

※データはFCバルセロナ公式サイト、SofaScoreより引用。2月末現在のもの

※紹介文最後のカッコ内は執筆者のTwitterアカウント名。敬称略。記事最後にTwitterアカウントを張り付けてあるので、そちらから是非!

※選手名下のイラストはkazuさん、りきお、Mr. QULEさんに描いていただきました。写真を使っていいものなのかよく分からなかったので3人にお願いしました。本当に感謝です。


キケ・セティエン

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1958年9月27日生まれ

バルベルデの後任として任命されたキケ・セティエン。キケというのは愛称で、本名はとっても長いです笑。今年で62歳となるベテランですが、実はバルセロナのようなビッククラブを率いた経験はありません。そんな少し謎の多いセティエン。彼を一言で表すならば、「知将」でしょうか。綿密に練られたポゼッションサッカーが彼の絶対的なスタイル!インタビュー中ですら熱中してしまうほどのチェス好きというところにもその知将ぶりがうかがえますね。笑 私はチェスのルールすら知りませんが、セティエン曰くチェスとサッカーはとても似ているんだとか笑。そして!なによりも印象に強く残るのは18-19シーズン第12節、カンプ・ノウで行われたバルセロナvsベティスの一戦。そのシーズンの王者となるバルサを相手になんと4得点を奪い勝利!本当にしびれました笑。セティエンって何者⁉︎⁉︎って感じでしたね。今後セティエンに求められるのはなんといってもアウェイでの勝利でしょう。少し長い目で見なければならないかもしれませんが、必ず結果は出てくると思います。だって昨シーズン、カンプ・ノウでベティスを勝利に導いたんですから!!スアレス、デンベレという強力なアタッカーが不在の中でどんなチームを作り上げてくれるのか。新監督キケセティエンに期待してみましょう!!(K օ ᔕ մ K ҽ)

■GK

#1 マルク・アンドレ・テア・シュテーゲン

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1992年4月30日/ドイツ/187cm85kg

「グローブをつけたメッシ」とすら称される、カンプノウの絶対的守護神。その俊敏かつダイナミズムに富んだセービングもさることながら、足技も超一流で、まさにバルセロナが出会うべくして出会ったと言っても過言ではない、異彩を放つゴールキーパー。彼が供給する高精度なパスがダイレクトにチームの得点に結びつくこともあり、今季はすでに2アシストを記録している。これはリーガ初の快挙らしいが、少年時代はFWの経験もあるという彼のこと、そのうちゴールまで決めてくれるかもしれないとひそかに期待している。改めて、テア・シュテーゲンのどこが好きなのかと問われれば、上述したGKとしてのスキルの高さはもちろんのこと、苛烈な闘争本能が結晶化したかのようなアイスブルーの瞳がまず挙げられる。加えて、プロフェッショナリズムも超一流だ。ビッグセーブを連発して勝利のヒーローとなっても、「GKとして当然のことをしただけ」とばかり淡々とした様子を崩さず、また、試合に勝利しても内容がお粗末であれば、ストレートに言葉に乗せて、チームに警鐘を鳴らす。天与のサッカースキル×強靱なメンタリティとインテリジェンス=カンプノウでの成功。テア・シュテーゲンを表現するにこれ以上の方程式はない。プライベートにおいては、昨年末、ダニエラ夫人との間に第一子を授かっている。愛息の誕生は彼にとって何よりの追い風となるだろう。公私両面においての頼もしい守護神の活躍を、これからも見守り、精一杯応援していきたいと思う。(Rin Força Barça)

#13  ネト

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1989年7月19日/ブラジル/190cm84kg

17/18リーガ第13節バレンシアvsバルサの前半29分、正面に飛んできたメッシのシュートをファンブルしトンネル、ゴールラインを超えたボールをかき出して、得点を認めさせなかった。バルサ加入から半年以上経ったが、クレにとってネトと言えばこのシーンの印象の方が強いのではないだろうか?そんな彼のキャリア前半を紹介する。2003年から所属していたアトレチコ・パラナエンセで、09年8月16日(20歳)にトップデビュー。翌年には正GKとなり、7月にセレソン初招集。代表歴は長いが、初にして唯一の出場はそれから8年後のこととなる。10/11冬にフィオレンティーナへ加入。12年にはロンドン五輪の代表に選ばれたが、グループステージ初戦vsエジプトで2失点(2点目を決めたのはサラーで、14/15にチームメイトとして再会)、2戦目vsベラルーシで1失点。3戦目以降はベンチに座らされ、準優勝したものの悔しい大会になった。五輪開幕前にインスタを始めていて、これはバルサの現トップ所属選手の中で2番目に早い(1番は同年1月からのロベルト)。その1年後、13/14からフィオレンティーナの正GKに。15/16にユーヴェへ加入してからは、ご存知の方も多いだろう。バルサでは第2GKとして、出場した試合では長身を活かし印象的なシュートストップを見せる一方、足元の技術にはまだ向上の余地がある。キャリア12年のうち7シーズンも務めてきた「控えGKのプロフェッショナル」として、これから真価を発揮してくれることに期待だ。(イリアス推しクレ) 

■DF

#2 ネルソン・セメド

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1993年11月16日/ポルトガル/177cm67kg/右SB、左SB

ベンフィカから加入したこのリスボン出身のポルトガル人は、15歳までストリートサッカーで育ちクラブチームに所属したことはなかった。そこからの9年間目覚ましいスピードで成長しバルサまで辿り着く。彼の特徴は何と言っても1対1の守備の強さ。背が高いわけでも筋肉隆々なわけでもなくその圧倒的な瞬発力とスピードでドリブラーを封殺する。故に、巷では「対人」というニックネームで呼ばれているとかいないとか…。一方で、優しい性格が相まって攻撃面では積極性が物足りないこともあり、特に彼は基本的にドリブルをしようとはしない。しかし、相手に囲まれ切羽詰まった場面でドリブルせざるを得ない状況になると、物凄いスピードの切り返しでほとんどの敵は置き去りにされる。「なぜそれを積極的にやらないんだセメド!」と言いたくなるがそこが彼の面白いところ笑。ただ、このところその攻撃面での貢献度の少なさも少しづつ解消されており、特にセティエン体制になってからは自身がバルサに来て以来1番充実していると語るほど生き生きとしている。ドラゴンボール好きでFIFAではロナウジーニョに憧れいつもバルサを使っていた少年が、今では素敵な家族を持つ実際のバルサの選手に。今後も成長は止まりそうにない。(més que un club) 

#3 ジェラール・ピケ

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1987年/スペイン/194cm85kg/CB

バルサの最後の砦がテアなら、その前に立ち塞がる大いなる壁を覚えておかなくてはならない。その名はピケ。彼は実はバルサでトップデビューを飾った訳では無い。彼は2004年ユナイテッドに引き抜かれ英国の地でプロとしての1歩を踏み始める。ただ、出場機会に恵まれず、2008年彼はユースを過ごしたバルサへと移籍を果たす。バルサへの帰還。それが彼を世界的なCBへと成長させた。1年目から主力に定着すると類まれなる統率力とクレバーなボール奪取でバルサに一時代をもたらした。プジョル引退後は不動のDFリーダーとして数多くのアタッカー陣の前に立ち塞がっただけでなく、新戦力とのポジション争いをも勝ち抜いてきた。スペイン代表では2010年ワールドカップ、2012年EUROとメジャー大会の連覇に貢献。2018年のワールドカップを最後に代表から退く決意をしたものの、そのプレーは衰えを知らない。ピッチを離れれば、度々レアルを口撃したりすることからレアルのファンからは一部好まれていないものの、日本の楽天とバルセロナとのスポンサー契約をアシストしたことなどピッチ外でも果たしている影響は大きい。知性を持った獰猛な獣と言う言葉が、彼には一番似合うと私は思う。時にクレバー、時に激しくチームを支えるこの男にこれからも目が離せない。(たけうま@親方)

#15  クレマン・ラングレ

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1995年6月17日/フランス/186㎝81㎏/CB

クレマン・ラングレはフランス出身、24歳、95年世代のCBだ。2018年7月にバルサに加入したレフティーは予想を超えるスピードでチームにフィットした。彼の武器は現代型CBとしての要素を十分に満たしている。パスは縦に速く、正確で、ロングフィードもお手のものだ。見ていただければ分かる通り「ダイナミズム」を感じることが出来る。思わず「そこを通すかぁ!」と心の中で叫んでしまう程だ。バルサでのプレーに求められるのはパスだけではなく、ファーストタッチの繊細さも必要だ。彼が何気なく行うターンはそれほど易しいモノではない。プレスがかかる中でも意図する方向へ淡々とくるくる出来る。これに関しては当たり前のようにプレーし過ぎて試合中には中々気付けないかもしれないが、注意して見てみるとそこには円滑なパスワークを実行するための官能的な技術や魅力がぎっしりと詰まっている。このタッチとパスが混ざり合うと何が起こるか、そう脳内昇天だ。バルセロニスタは脳内昇天を起こすのだ。繊細なタッチで心を優しくエロティックに撫でられたかと思えば、ダイナミズム溢れる柔らかく鋭いパスに今度は心の奥を激しく揺さぶられる。「昇天したばっかだからぁ…」いや、そんなのは彼には関係ない。淡々と無慈悲に我らのツボを揺さぶり続けるのだ。そして気付いた頃には既にラングレの虜になっている。そんな彼の性格は温厚、冷静といったところか。ゴールセレブレーションをどうしたらいいか分からないところは少しシャイなのかもしれない。是非とも個人的にも推しである、「ラングレ」に注目して頂いて欲しい。(慎:FCB)

#18  ジョルディ・アルバ

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1989年3月21日/スペイン/170cm68kg/左SB、左WB

バルセロナの下部組織出身選手。トップチームデビューはバレンシアからですが、2012年夏に帰還。以降は不動の左SBとして君臨。特にMSN解散後の17-18シーズンではネイマールのいなくなった左大外のアタッカーとしてメッシとホットラインを築きました。裏を取るタイミング、走り込むコースは絶妙で、メッシと2人で攻撃をやり切ってしまうことも多々。この2人の関係性は本当に脱帽します。ここまでメッシと分かり合えてる選手は今のバルセロナを探しても早々いないですし、かなり貴重です。左サイドの崩しの最終局面では必要不可欠な存在だと思います。アルバ無しの試合でアルバがいれば…と何度思ったことか笑。しかしビルドアップは得意ではなく、むしろ不得意なようで、特にポジショナルプレーを至高とするセティエンに監督交代してからはそれが明るみに出ている印象を受けますね。ただ、そこまで悲観的に観ることでもないかなと思います。システムやタスクは違えど、セティエン初陣の3-5-2のWBとしては存分に力を発揮していました。更に、上にも書きましたが、メッシとの関係性はピカイチ。もうこの武器があるだけで今スタメンにいる理由になると思います。スペースへ走る動きは他の選手には無く、SBとしては破格のスピードと攻撃性能があります。近年はクロスのうまいSBやビルドアップに貢献できるSBは増えている印象ですが、アルバのように積極的に相手の裏を取るランニングをするSBは珍しいと思いますし貴重です。是非このセティエンの指導下でもう一皮剥けて欲しいところです。(たかぴー™)

#20  セルジ・ロベルト

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1992年2月7日/スペイン/178cm68kg/CF・GK以外
現在28歳のカタルーニャ州出身のプレイヤー。バルサには、14歳の時に、タラゴナより移籍。トップチームデビューは、10/11シーズンのコパデルレイセウタ戦。妻のコーラルさんは、イスラエル出身のモデルで、2人の間には昨年お子様が誕生しました。本来のポジションは中盤で、バルセロナB時代も10番を背負っていた。しかし、バルサの中盤の層の厚さと自分の不調も重なり苦戦。その際に、当時(15-16)の監督であったルイス・エンリケにSBへのコンバートを提案され、これが彼の大きなターニングポイントとなる。SBでは、持ち前のスタミナ、ラマシア育ちの確かな足元の技術、前への推進力、そして、メッシとの関係の良さを遺憾なく発揮する。推進力に関しては、16-17シーズンのベルナベウクラシコの決勝点のシーンを回想する人も多いことだろう。メッシとの関係については、言わずもがな、バルサでプレーするためには必要不可欠な要素となる。ロベルトはオフェンス時、相手の最終ラインを開かせる絶妙なポジショニングを行い、メッシのためのスペースを空けることができる。また、メッシが中盤に落ちてきた際には、右のオープンスペースを活用する力にも長けている。そんな彼にも、見過ごすことができない短所がある。それは守備力に問題を抱えている点だ。彼の守備への不安については、重要な試合のTLを見れば理解できるだろう。中には、対人に定評があるセメドと融合させることで、最強の右ラテラルが誕生するという説を唱える人物までいるくらいだ。短所については詳しく書きたくないので、書きません。甘いマスクが見せる、目立たないプレーは、チームの強さを向上させる大きな武器となる。そんな彼も、28歳。選手としては最も脂の乗った時期だ。昨シーズンは厳しい評価を受けたものの、パパとなったセルジ・ロベルトのプレーに大きな期待をしてみましょう!
引用 barcacentreさんのブログ

#23  サムエル・ウムティティ

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1993年11月14日/フランス/182cm75kg/CB、左SB

ウムティティと聞いたら、度重なる膝の負傷であまり良いイメージが湧きづらいかもしれない。そこで、今回は彼の魅力をピッチ内外1つずつ紹介したい。ピッチ内では何と言っても、アグレッシブな迎撃守備である。彼は身長が低い反面、機動力があるため高い位置で相手のカウンターの芽を摘むことに長けている。実際、セティエン下では、敵陣深くまでポゼッションするためディフェンラインが高くなるが、ボールの出所を予測して、カウンターの起点となる相手FWを潰したり、インターセプトに成功している。このように、ディフェンスラインの高いバルサにとって、彼の守備能力は非常に相性が良い。次に、ピッチ外では、一見ユニークな印象の彼であるが、実は非常に勤勉な一面も持ち合わせている。ここ最近は、ロシアW杯のベルギー戦のゴールセレブレーションやデンベレに次ぐバルサのお笑い枠などコミカルな印象が先行している。だが、それだけでなく、バルサ加入前からバルサの試合を欠かさずチェックしビルドアップの勉強をしたり、将来の監督キャリアに向け、これまで行ったトレーニングメニュー全てをメモに書き留めているなど非常に勤勉家でもある。セティエン体制となった今、センターバックが定まらない中、持ち前のインテンシティの高さと勤勉さでスタメンを奪取できるか注目である。(ウンティティ愛好家@バルセロニスタ)

#24  ジュニオル・フィルポ

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1996年8月22日/スペイン/184cm78kg/左SB、左WB

今季の夏に新加入した選手の1人、アルバの後継者としてベティスからバルサに来た。ベティスでは多彩なドリブルとスピードをいかしてサイドを突破しチャンスメイクする選手であった。今のフィルポは期待に応えたプレーを出来ているとは言えないのでクレから若干叩かれ気味になってしまっている。フィルポがベティス時代のように活躍出来てないのはメンタル的に自信を持っていなかったりおどおどしたりしていることが関係しているのだと思う。インスタなどでもフィルポが他の選手と仲良くしてる写真をあまり見ないので、まずはマテ茶を飲んだりして、メッシ、スアレスなどの南米出身の選手と仲良くなってほしいなと思う。また、フィルポがベティスにいたときに監督をしていたセティエンが今バルサの監督をしている。セティテンはフィルポの特徴を知っているであろうし、セメド、フレンキーなどの選手の能力を就任から短期間でさらに引き出すことが出来た監督であるから、フィルポが活躍できる日が来るのもそう遠くはないのではないかと思っている。
なので、今はあまり良くないからもしれないが、フィルポをみんなで応援してあげたい。そして、いつかバルサの歴史に名を残すような左サイドバックになってほしい。(名もなきクレ)

はい、今回はここまで!残りのMFとFWは明日以降更新致します。どうでしたか?イラスト含めて結構色々なカラーが見られて面白いですよね笑。次もお楽しみに!

後編はこちらから!





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