映画感想 5 『グリーンマイル』

・主演

トムハンクス ポール・エッジコム

・あらすじ

ポールが60年前に刑務所の看守主任であった60年前を回想するシーンから始まる。

1932年看守主任であったポールのE棟に大きな黒人の死刑囚ジョン・コーフィーがやってきた。ジョン・コーフィーは少女2人を殺人した容疑で刑務所に入れられることになった。

当時ポールは尿道の病気で苦しんでいたが、ジョン・コーフィーの不思議な力でその病気を治してもらえた。また同じく死刑囚のデンが飼育していたネズミのミスタージングルズが看守のパーシーに踏み殺されてしまったが、それもまた不思議な力で命を吹き返すことになった。

その不思議な力に気づき始めたポールは所長の妻のメリンダを助けるためにジョン・コーフィーの力を使えないか看守の仲間に提案し、それを実行する。

メリンダの病気を治したジョンはそれをすぐに吐き出さず、パーシーに吐き出し、それを吸ったパーシーは問題児の死刑囚ウィリアム・ウォートンを射殺する。ジョンは悪い2人に罰を与えたという。

そしてジョンは自分の死刑執行が迫っていることもあり、ポールに自分の一部を与える。そのときに少女2人を殺害したのはウォートンであることをポールは知る。

死刑執行のタイミングでポールは神に与えられた命、悪いことをしていないジョンの命を執行によって奪ってしまうことを躊躇ってしまうが、死刑を執行する。

それから現在にシーンが戻り、108歳になっても元気に生きていて、同じく力を与えられたミスタージングルズも60年以上生き続けていた。それはジョンの力の副作用によるものだった。

長生きすることによって愛する妻や息子や友人がなくなっているのを見届けなければならないことを苦しんでいたが、ポールはこれをジョンを殺してしまったことによる神からの罰だと捉えている。

・感想

悪いことをしていない、さらには特別な力を持つジョンを刑を執行するするタイミングがとても切ないし悲しかった。

ジョンが善意で力を与えたにも関わらず、それによって今も長生きしているしていることによって知人が亡くしていることを見届けることを罰だと捉えているのも悲しかった。

ジョンが死ぬ前に映像を見たいと言って、見ていた映像が回想前に最初に出てきた映像と同じで鳥肌が立った。


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