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テンバガー候補:シャオペン(XPEV)を解説。中国のEV有望株

今回は僕も保有している中国の新興電気自動車(EV)メーカーのシャオペン(XPEV)に関して、解説します。

1. そもそもシャオペンとは?

・中国の電気自動車(EV)メーカー
・'15年に設立、'20年8月にニューヨーク証券取引所に新規上場
「車両価格は255万~510万円で中流階級がターゲット」、競合の米国のテスラ(TSLA)、中国の高級車EVのニオ(NIO)に比べても価格帯は安い
・現在の車種は2種類
 ①SUVの「G3」

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 ②セダンの「P7」

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・'20年1月の車両納入台数1055台から、’20年12月は5700台と急成長中

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2. なぜいまシャオペンが熱い?⇒「中国市場でのEV急拡大」 「競合との棲み分けで更なる急成長に期待」

①まず、自動車販売台数(2019)は「中国が圧倒的に世界No.1」

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②中国政府が新エネルギー車「EV、プラグインHV、燃料電池車」の合計割合を「'25年に20%、'35年に50%にすると発表」

最大でEV販売台数が、現在の90万台から1300万台となり、「EV市場が14倍に急拡大の可能性あり」。

③市場が急拡大していく中、既存メーカーに対しては自動運転技術で対抗

世界No.1のEVメーカーである米国のテスラ(TSLA)、中国の高級車EVのニオ(NIO)とともに、販売台数を大きく伸ばす可能性が高い。

「中流階級抜けに価格を抑えたシャオペンは有望なテンバガー(株価が10倍になること)候補として期待」


3. シャオペンの強みは?
⇒「高い技術力による自動運転システム」 「
自動化工場による低コスト化」 「中国超大手IT企業からの強力なバックアップ」

・セダンの「P7」には、超音波センサー、高精細ミリ波レーダー、自動運転カメラなど、自動運転機能用の31個のセンサーが搭載。車の前方監視レーダーの検出距離は 200メートル、雨、霧、煙霧などでも良好な視界を確保できる。

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・高性能な自動運転システムで「自動で車線変更、自動駐車」を実現
・'21年はじめには開発中の最高レベルの自動運転システム「Xパイロット3.0」で、「高速道路の自動運転、駐車場を記憶し、自動駐車」が可能となる予定
・航続距離が最大706km。競合の米国のテスラ(TSLA)、中国の高級車EVのニオ(NIO)に比べても「中国EVで最長」を実現
・急速充電10分で120km走行可能

最新鋭の自動化工場(趙慶工場)

・工場は2拠点。最新鋭の趙慶工場ではセダンの「P7」を生産、契約工場のハイマ工場ではSUVの「G3」を生産。
・ハイマ工場では30年以上の豊富な自動車製造の経験あり

・中国の超大手IT企業のアリババ、バイドゥ、テンセントの内、アリババが主要株主として全面バックアップ
CEOのシャオペン氏(42歳)はUCweb社を起業後、アリババに買収され、アリババの子会社で社長を歴任。'17年よりCEO。

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・車体の基本となるプラットフォームは2つあり、様々なサイズの車両に対応。'21年にも新型車が発売予定

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4. 今後の展望

高性能な自動運転と低コストな車づくりが武器
・テスラ(TSLA)、ニオ(NIO)などの競合と棲み分け、急拡大を続ければ、現在の株価が誤差だったと言えるほど株価は高まり、テンバガーが楽しみな銘柄です。

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