(02)銀行口座の開設に必要な書類
在留証明済証ほか
ソンクラーンの連休明けの4月18日、朝一番でルンピニー公園近くの在タイ日本領事館へ行く。どうやらオープン前に並んでいた人たちがいたようで、すでに5人待ちの状態。これは書類の受け取り窓口の番号だが、申請窓口はもっと混んでいた。連休明けなどは早めに来館する方がよさそうだ。書類を受け取って帰る頃には外に10人ほどの行列ができていた。
さて、依頼しておいた在留証明済証2通と戸籍記載事項証明書1通を受け取り内容を確認し、手数料を支払う。前者は1通550THB、後者は310THB。YouTubeなどでは前者は610THBという情報があったが、値下げされたのだろうか。
シーロムのX-Oneで両替
銀行へ行く前に、手持ちの日本円をタイバーツに両替する。前日に調べたところでは、Super RichよりもX-Oneの方がレートが良かった。領事館からタクシーでシーロム通りの両替所、X-Oneへ。レートは0.2572と思わしくないが、今日中にイミグレでビザ申請をしないと、さらに30日の滞在延長をしなければならない。というのは、リタイアメント O ビザを申請した時点で、21日の滞在日数が残っていなければならないという規則があるためだ。滞在延長するにはLak Si のイミグレへ行って1,900THBの手数料を払って申請書を提出しなければならない。日本円で7000円以上の出費は痛い。
リタイアメント O ビザの申請時に必要な預金残高80万THBに加えて、当面の生活費も含めて400万円の現金を両替し、1,028,800THBを入手する。タイの貨幣の最高額は1000バーツなので、1,028枚の紙幣、100枚の1000バーツ札の束が10束となる。結構な嵩と重さである。
銀行口座を開く
X-Oneから5分ほど歩いてバンコク銀行の本店へ。大金を持ち歩いてドキドキするが、ここは平静を装い、シーロムスクエアのマーケットの中を通っていく。人がそこそこいるのでまぎれることができるので好都合である。
警備の人に聞き、日本語デスクのある区画へ行き、番号札を取る。「銀行口座を作りたいのですが」と話すと「ノービザ、観光ビザでは作れません」の一言。リタイアメントビザ取得のために必要なこと、領事館はじめ必要と思われる書類は準備してあることを伝えてようやく相手にしてもらえることになった。
結局、YouTubeで紹介されていた非居住者用銀行口座を作ることなく、80万THBは1年間の定期預金の口座(金利1.1%)、その他は任意の金額で普通預金の口座を開設することができ、それぞれの預金通帳とキャッシュカードの発行を受けることができた。以下が用意した書類である。
・TM30の半券
・タイ入国時の税関の現金持ち込み証明書
・領事館発行の在留証明済証
・賃貸契約書(英文)
・運転免許証(日本のもの。国際免許がベター)
・キャッシュカード発行手数料400THB
これ以外に銀行が提示してきた条件に、傷害保険への加入があった。交通事故などで最大100,000THBが支給される保険で、保障期間は1年。保険料は5,900THBとのことであった。その理由ははっきりしないのだが、一種の本人確認のためと理解することにした。
とりあえず定期預金と普通預金の口座をまとめて開くことができたのは嬉しい誤算であった。次はいよいよ移民局でのビザ申請である。移民局へ行く前に、銀行にいるうちに定期預金の残高証明書を発行してもらう。手数料は100THBであった。(続く)
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