(05)タイ王国の運転免許証を取得する

5月某日、タイ王国の運転免許証を取得するために、Nong Chokにあるバンコク第4陸運局事務所を訪れる。

バンコク第4陸運局事務所

到着したのは9時半ほど。建物の入り口を入ると若い男性が立っており、要件を告げると4階にある受付1に並ぶように指示される。2つあるブースのうちの右側のブースが空いたのでパスポートと国際免許証、領事館から発行してもらった在留届出済証明を提出すると、申請書とともに、コピーが必要な書類にゼムクリップを挟んで、近くのコピーショップへ行くように告げられる。
普通乗用車に加えて、自動二輪の免許も取得するので、コピーは2部必要となる。但し、在留届出済証明は、原本を1通提出する必要がある。
必要な書類は以下の通り。健康診断書は予め、最寄りのクリニックで身長、体重、血圧、心拍数を計測して発行してもらう。手数料は150THB。

1. パスポート
2. パスポートのコピー(顔写真のページ、VISAのページ各2枚(VISAは30日以上滞在可能なものを取得済みであること)
3. 在留届出済証(1通は原本+コピー1枚)
4. 健康診断書(1か月以内の原本+コピー1枚)
5. 申請書(その場で必要事項を記入。1通)

書類がそろったら、再び受付1の右側のブースのお姉さんに提出すると、しっかり確認した後に番号札をクリップで挟んで、すぐ右手にある受付2へ行くように告げられる。

受付2に書類を提出すると、しばらく待つように言われ、椅子に座って待つ。PCで申請書の記入事項などを入力しているようで、呼ばれて窓口へ行くと、申請書に記入した氏名、住所、パスポート番号などが記載されたプリントアウトされた書類とパスポート、国際免許証がクリップで挟まれて返却され、記載事項に間違いがないか確認するよう言われ、間違いがなければ5階へ行くように告げられる。
が、ここで住所に間違いがあったので、修正してもらうために5分ほど待ち、修正後の書類をもらい、5階へ進む。

申請書の内容をPCで清書された書類。
住所と電話番号に誤りがあった。しっかり確認しましょう

上記4つのフィジカルテストは合格するごとに書類の裏に担当官のチェックとサインが記載される。すべてに合格すると4階へ行くように言われ、免許証交付のブースのあるエリアで受付番号が呼ばれるのを待つ。

免許証発行までの最終段階


最後の窓口は5つほどのブースがあり、そのそれぞれに免許証を発行する大きなプリンターのような機械と、写真撮影をするCanonの一眼レフが据え付けてあり、対応の柔軟性というか、フレキシビリティの高そうな体制がとられていた。
書類審査を経て、眼鏡とマスクを外すように言われて写真撮影、自動車が205THB、自動二輪105THBの発行手数料を支払うと、しばらく待つように言われる。5分ほどで合図されてブースへ行くと、自動車と自動二輪の2枚の免許証を手渡される。

祝日明けだったので混むかと思ったが、それほど人は多くなく、12時前には免許証が交付されたので、かかった時間は2時間半程度だった。付き添ってくれた友人によると、受付1のお姉さんが日本人ということもあってか、便宜を図ってくれたらしい。感謝。
今回取得した免許証は "Temporary"で2年間有効なもの。外国人は最初はこれしか取得できないようだが、これを更新するとタイ人と同じく5年間有効な運転免許証を入手できる。

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