2020年6月30日にまたここで会おう 「瀧本哲史」
この本を知ったきっかけはTwitterであった。
「なんか話題があがっているな、また東大の本か」
現代には「東大~、早慶~」など有名大学の教授や学生が著した本が溢れており、そういう類いの本は「目からうろこの、この本を読むだけで変わる」などとうたったものが多い。
たしかにこのような本から学べるものは多い、ただ言葉に重みがない。
しかし、瀧本哲史さんは別であった。
彼は47歳という若さで亡くなられ、生前の数々の功績から注目を浴びていた。
そして、なぜ2020年に再度注目を集めたかは、2020年3月に発売されたこの本のタイトルにある
2020年6月30日にまたここで会おう
2012年6月30日に東京大学伊藤謝恩ホールにて瀧本さんはこのように述べた。
8年前の講演で瀧本さんは今の日本の現状を語り、「もう日本は終わりだ」というのではなく。
10代、20代の若者に向かって
君と君たちがパラダイズムを変える。
若者にこそ日本、社会を変える力がある。
世の中を動かしたいと思ったなら行動しよう。
そして、8年後の2020年6月30日にもう一度ここに集まって
「宿題の答え合わせをしましょう」
DO YOUR HOMEWORK
そう言って8年の月日がたった今瀧本さんが伊藤謝恩ホールに訪れることは叶わなかった。
直接答え合わせをすることはできなかったが、これから日本の若者達が瀧本さんの言葉を胸に刻み、考え行動し続けることによって空から私たちを見守る瀧本さんに答えを示すことができるのではないだろうか。
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