8/3〜8/7 ドル円 トレード戦略

ドル円 month

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8月になったので月足から見ていきましょう。

ドル円はここ数ヶ月は月足のローソク足を見ても実体が小さく上下にヒゲをたくさん付けた方向感のない相場を形成していましたが、今月ついに大きな陰線を確定させてきましたね(白矢印)。

しかも想定以上の強い下落圧力で大きく下落。
その後は抵抗の強いイエローゾーンも一瞬抜けてきましたが、その反動も大きく、強い反発する値動きを形成。

この水準はやはり抵抗が強い印象で、過去の反発を観察(緑矢印)しても明らかです。
そして過去の反発ではその後にまた上昇する動きを見せていますが今回はどうなるでしょうか。

週足を見ていきましょう。


ドル円 week

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さて、先ほど話した過去に反発した水準をもう少し観察して見ます(緑矢印)。
①と②と③がありますが、②はちょっと例外的な相場なので①と③を見ていきます。

①と③ではイエローゾーンで反発してからまた上昇相場を形成していますが、上昇するまでにある一定期間レンジとなっています。
それが大体4〜6週間くらいの期間です。

相場というのは、ある一定の圧力を持ってトレンドを形成してきた場合、そのトレンド終了後にまたすぐに新たなトレンドを作ってくることはそう滅多にありません。

今回の下落相場は、過去に比べるとそこまで強いトレンドではなかったものの、イエローゾーンからの反発規模を見る限り一旦トレンドは終了したように見えます。
つまりトレンドが終了した直後であるため、過去相場のようにしばらく高値安値が限定的なレンジ相場を形成する可能性があるということをふまえてトレードしていきたいところです。

では、過去の反発した相場を今度は日足でより詳しく見てきましょう。


ドル円 day

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ではまず①の拡大図から見ていきます。
イエローゾーンのより反発してから安値を切り上げていき逆三尊を形成しています。
そして節目らしきところを規定させていき(黄色ライン)、その節目を上抜いてから上昇相場へ転換です。

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次は③の過去相場を見てみましょう。
こちらもイエローゾーンから反発後に安値を切り上げていき逆三尊のようなパターンを形成しています。
そしてこちらでも節目を規定させていき(黄色ライン)、その節目を上抜いてから上昇相場へ転換です。

②に関してはクラッシュ相場なので例外となりますが、基本的にはイエローゾーンから反発された①と③は似たような相場を形成していることが分かりました。

もちろん、今回は相場状況がかなり違うので同じような相場にはならない可能性の方が高いかもしれませんが、過去と今の相場を比べれば、上昇と下落どちらに優位性が高まっているのかある程度は判断しやすくなるはずです。

その中で節目を規定させてくることが多いので、その辺りを見極めながらトレードしていくのが良いでしょう。


ドル円 4h

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4時間足を見てみましょう。
仮の緑ゾーンは以前より引いていたものですが、そこまで上昇してきましたね。

まず、今回の下落相場の途中で最も強く反発したところは白矢印の陽線だと確認できます。
必ず覚えておいた方がいいのは、トレンド中に4時間足レベルの反発規模が形成された場合、その近辺は強い抵抗帯となりえます。
今回のような白矢印の陽線がまさにそうですね。

逆にここを上抜いてくるようなら、その上にあるブルーゾーンまでは上昇してくる可能性が高いと思いますが、ここを一発で抜いてくる可能性は低いと思われるので、もし月曜日に窓開いて上に抜けていなければ、基本的にはショートを仕掛ける方がリスクリワード的にも優位性が高いのではないでしょうか。
ただしロンドンタイム以降は注意ですね。

基本的にはしばらくは仮の緑ゾーンからイエローゾーンの間を推移するとみてトレードしようと思います。

ただ少し警戒しておきたいのは、下落後にイエローゾーン上限でレンジ形成して上昇してきた場合は、上に抜けていく可能性もなくはなさそうです(仮で引いた水色ライン)。


まとめ

ドル円 day

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一応ここからはレンジ形成してくると予測はしていますが、ただ警戒しておきたいのが、今回なかなかの強い反発規模です。
これがただの一過性なのかまだ判断はできませんが、これだけの反発規模だとまた上昇相場を形成してくる可能性もあるので注意しておいても良いと思います。

個人的にはイエローゾーンまで落ちたらロング目線、仮の緑ゾーンでややショート目線という感じでいこうかなと思っています。
この反発規模だと仮の緑ゾーンはいずれ抜けてくる気もするので。

あとは最初でも話したように、これからどのような値動きを推移していくのか注目していきたいところですね。


主な抵抗ゾーン

・イエローゾーン(110.758 - 111.326)
・ブルーゾーン(109.327 - 109.569)
・レッドゾーン(107.577 - 108.216)
・ブルーゾーン(106.480 - 106.746)
・イエローゾーン(104.579 - 105.266)
・ブルーゾーン(102.468 - 103.014)
・レッドゾーン(100.085 - 101.296)

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