メトロノームのこと“ドンカマ”っていうの知ってます?
こんにちは。ドラマーパーカッショニストのHIKOです。
最近、“ドンカマ”っていう言葉の由来を知ったのですが、それにまつわることを調べていくと、とても感心したのです。
ドンカマとはなにか
まずは「どんかま??え?なにそれ・・」って方の方が多いと思うので、その説明をば・・
レコーディン等の現場ではメトロノームの音のことを、俗称で、“クリック”って言います。
これは現在ほんと当たり前に使ってて、「クリックもうちょっと上げてください。」とか、「クリックの音色をちょっと変えて欲しいんですけど。。」とか普通に言います。
あんまり当たり前なので、違和感を感じたことはないですが、業界用語の一種かもしれないです。
ただ、この“クリック”のことを、“ドンカマ”っていうこともあります。(おもに年配の方に多いイメージです。)
昭和からバリバリ活躍してたエンジニアさんとか、よく言います。
「ひこくん、ドンカマこれでええか!?」
みたいに。
初めの頃は「はい!だいじょうぶです!」ってとりあえず元気に返事しておいて、
「・・・ドンカマってなんだろう?」って思いながらレコーディングしたりしてました。
やっていくうちに、ドンカマ=クリック=メトロノーム音っていうのがわかってきましたね。
ドンカマの由来
さてドンカマについてわかったところで、次は、ドンカマの由来について。
ドンカマということばは、京王技術研究所(現コルグ)が作った、Donca Matic(ドンカマチック)という国産初のリズムマシンが由来になっているとのことです!
リズムマシンのことをドンカマって略すようになって、そのうちにリズムマシンから流れる、ガイドリズム自体のことを、ドンカマというようになったそう。
電子オルガンのことを、なにもかも“エレクトーン”って言いそうになるのと同じですね。
(正しくはエレクトーンは、ヤマハが作ってる電子オルガンのみを指す。ローランドが作った電子オルガンは、ミュージック・アトリエという。)
さてさてそのドンカマチックの写真がこれ!
いいですね!!とってもレトロ!
YouTubeにもいくつか動画がありました。
懐かしい音色・・・というよりかは、最近この手の音色、リバイバルされて、ヒットチャートに上がってきてる楽曲のほとんどに使われているイメージです。
なので、古い感じはしないかもしれないですね。
ちなみにこれは、僕が愛読しているローランドのメルマガ「ローランドの楽屋にて」で知りました。
最近いちばんおすすめのメルマガです。ゆるい感じかと思って何気なく読んでたら、毎回役に立つ情報ありすぎでびっくりします。なにより面白いです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?