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すべて世の中のことは、もうこれで満足だという時は、すなわち衰える時である


     渋沢栄一

  「近代日本経済の父」と呼ばれている渋沢栄一は、今年の7月3日から1万円札の顔になります。

日本の近代化期において、産業界や経済界で大きな影響力を持った実業家であり、彼が起こした事業は、銀行、ガスなどの公共設備、製糸業から株式取引所まで約500社を数えます。


欧米の先進国の経済や文化を学び取りながら、日本の近代化と産業発展に尽力しました。この言葉が生まれた時期は、日本が急速な経済成長を遂げていた時期であり、多くの人々が成功や安定を手に入れていました。

しかし、渋沢栄一はそこで満足せず、常に更なる発展を追求する姿勢を持っていました。

目標を達成したり一定の成功を収めた際に、その状態に甘んじてしまうことを警告しています。満足や安定が続くことで、成長や向上の機会を見逃してしまうと恐れていたのです。




渋沢栄一は、常に変化する環境に対応し、自己を磨き続けることが重要であると考えていました。この言葉は、個人だけでなく組織や社会全体にも通じる普遍的なメッセージを持っています。

成功や安定に満足せず、常に成長し続ける姿勢を持つことが、持続可能な発展や進化につながるという教訓が込められているからです。

#渋沢栄一 #近代日本経済の父  

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