見出し画像

頭痛のせいで昼間寝たせいで夜が眠れなくなったせいで明日の朝が起きれなくなる夜

世の中クソだなーっていうnote。

今週ずっと他人の都合に振り回されてる。
 来月の総会をオンラインで開催するのに、「会場からの配信ってどうすいれば良いんだっけ」、「通信環境の確認ってやった方が良いんだっけ」「会場の配置とかってどうすれば良いんだっけ」「オンライン参加者の誘導ってどうするんだっけ」とか、前から言ってたじゃーんってやつを結局俺が処理しなくちゃいけなくなった。会場の近くに職場がある人もいるのに、その人が動いてくれないから俺が水戸まで往復しなくちゃいけなくなった。クソ。
 子ども食堂の助成金で、「期日までに応募がなさそうなのでぜひそちらで活用してほしい」って旨の連絡が理事長を通して俺に来て、2日後までに申請書と事業計画書と予算書を作らなきゃいけなくなった。行政の予算執行の都合と、NPOの資金調達の都合と、色のついたお金の経理処理の都合と、段取りも計画性もない資金計画の都合に振り回されてる。クソ。
 上部組織の議案書のフォーマットを使うことになったから、今の議案から適用してって言われたのに、参考にできる資料もないし、書き方も教えてくれないくせに、次年度以降の担当者の参考になるようしたいからご理解くださいって無責任に言われた。こっちは一人で藪の中をかき分けるようにしてるのに、ただの踏み台かよ。クソ。
 8月に秋田である学会で同時に開催するなんとか全国大会の企画運営をお願いしたいっていう話が急にきた。開催まで2ヶ月ないのに、開催概要もできてないし、予算も取ってきてないしで、こんな仕事したくない。クソ。
小学校の創立150周年の記念式典の資料のデザインを今週中にお願いしたい、って言われた。クソ。
 金を寄越せ、金を。俺に生活をさせろ。
 使えねー上司の尻拭いが嫌で会社やめたのに、結局やってること変わんねーの、やっぱり世の中がクソ。

世の中のせいにして良いと思う。
 地域おこし協力隊できてくれたいた方が出ていってしまった。もろもろうまくいかず、診断書をもらって療養って形でご実家に戻るらしい。色々と苦戦している話は方々から聞いてたからこっちも意識的にいろんなことに絡んでもらっていたけど、色々と事情があってやりたいことができず、診断書をもらったという経緯を、わざわざ電話で挨拶してくれた。
 こんなクソなまちで、よそから来てくれた人が頑張ってくれていたと思う。保守的なまちで、親分子分な関係が溢れているまちで、お上のご機嫌を伺ってるまちで、裏で談合みたいな権力関係が透けて見えるまちで、若い人が新しいことしようとしても、そりゃ一人じゃ無理だと思う。まちづくりでは、一人で踊り始めた人に続く、二人目三人目に踊ってくれる人が不可欠って話があって、その通りだなーって思った。一人で踊ってたらただの変態だけど、みんなで踊るからまちづくりになる。
 そういう厳然とした外部要因がある中で、物事がうまくいかないことを殊更個人のせいにするのは、違うと思う。断じて。頑張っている人を責めないためにも、他人のせい、世の中のせいにして良いと思う。その方が精神衛生上良いと思うし、適度に愚痴にする方がちっちゃくても長続きすると思う。続けばいつかは形になるし、できるまでやればできるし、無理なら作れば良い。そのためにも、世の中のせいにして良いと思う。

市内の仙人みたいな人のお話を伺った。
 もともと都庁に勤めていた人で、東京都制ができるころに主計関係の仕事を担当していた人。趣味で望遠鏡作りをしていて、その望遠鏡が大きくなりすぎて、都内の自宅では置き場所がなくなったから、紆余曲折あって市内で自作の展望台を作った人。農家の次男で生まれて、10歳の時に終戦を迎えて、自分の仕事や人生を自分で作らなきゃいけなかった中で、都庁で属人的な予算執行の現場を目の当たりにして、民主主義とか国民主権とかってもっと必要なんじゃねって思ったらしく、1m超えのレンズの屈折式望遠鏡で星のまちづくりを進めたかったらしいんだけど、視座の低くて権力にしがみつく保守的な人たちから排除されてしまって、山奥で読書と執筆に更けている人のお話を伺った。写真も撮ったけど、とにかくまっすぐで純粋な人だった。
 80歳も超えているはずなのに、その純粋さがまだまだ健在で、社会のことを鋭く見抜く慧眼があるんだなと思った。泉房穂の近著が置いてあって、そういうことなんだなって思った。これだけ思慮深くて、技術があって、探究心があって、ものを作れる人がもっと活躍できれば、社会ってよくなるんじゃないかなって思った。
 少なくとも、こういう人たちがここでこういうふうに生きていたことを活字に残したいなって思った。

クソみたいな世の中でも、その中にある市井や下野や在野の「純粋さ」を記述して広めて残しておくことを、歴史を権力者だけのものにしないためにも実践していきたい。

クソがクソを呼ぶクソみたいなクソ社会でクソを叫ぶクソnote。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?