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【アクセス】人吉・球磨への行き方辞典~自家用車・レンタカーでのアクセス編

人吉・球磨に車でアクセスする方法と、運転の注意点をまとめました。


観光周遊にはレンタカーが便利かも

人吉・球磨エリアは路線バスが走っていますが、本数が多くはありません。遠方から観光で訪れるなら、空港や駅でレンタカーを借りて訪れるのがいいでしょう。人吉IC周辺にはレンタカー屋さんはありません。人吉・球磨地域の最寄りでは、新八代駅や鹿児島県周辺にレンタカー屋さんが複数あります。

高速道路でのアクセス

人吉・球磨には九州自動車道が通っており、人吉ICと人吉球磨スマートICの2つのインターチェンジが設置されています。スマートICはETC専用です。人吉ICと人吉球磨SICは人吉市街地のそれぞれ北と南に位置しています。どちらでおりても人吉市街地は5分~10分ほどです。球磨郡の町村のうち、錦町、あさぎり町、多良木町などは人吉スマートICを利用した方が若干早いと思われますが、どちらも所要時間に大差はありません。なお、九州道八代IC-人吉ICは山の中を走り、カーブやトンネルが続きます。雨の日などはご注意ください。

現在、八代IC-人吉ICは通行料無料措置実施中

水害で国道219号線で通行制限が行われているため、八代IC-人吉IC間の通行に限り、通行料が無料になる措置が取られています。対象は八代IC-人吉IC間の利用のみです。福岡・熊本方面から八代ICを通過して人吉ICへ行く場合は無料となりません。また、人吉球磨スマートICでの乗り降りも対象外となっています。

一般道でのアクセス

①八代・熊本方面から一般道でアクセスするには

八代から人吉へは球磨川沿いを走る国道219号線がありますが、大雨被害からの復旧工事が行われているため、一部区間(具体的には八代市から球磨村神瀬[こうのせ]間)で、通行規制が実施され、原則地域住民と工事車両のみが通行できることになっています。
そのため、現在八代・熊本方面から一般道で人吉へアクセスするには、芦北町佐敷を経由する方法を用います。

具体的なルート
八代市-国道3号線-芦北町佐敷-県道27号線-球磨村神瀬-国道219号線-人吉市

※日奈久-佐敷間は南九州道の無料区間があります。これを用いる場合は佐敷ICで南九州道を下り、交差点を右折すれば県道27号線となります。
上記を用いた八代~人吉間の所要時間はおよそ1時間です。

②えびの・小林・霧島・宮崎からアクセスするには

宮崎県や霧島エリアから人吉へアクセスするには、国道221号線を使います。国道221号線は、加久藤[かくとう]越えと呼ばれる峠を越えるため、人吉側、えびの側にそれぞれループ橋があります。冬季はしばしば積雪なども発生しますので、道路情報に注意してください。えびの~人吉間の所要時間は45分ほどです。

➂伊佐方面からアクセスするには

鹿児島県伊佐市や出水市方面から人吉へアクセスするには、国道267号線を使います。伊佐市から国道267号線を人吉方面に向かい、そのまま道なりに直進すると、国道219号線とクロスした後、人吉駅に突き当たります。途中には九七[きゅうしち(人吉では"くしち"と読む場合が多い)]トンネルという長いトンネルがあり、トンネルの人吉側でやや急カーブ、急勾配となる区間があります。伊佐市大口から人吉までの所要時間はおよそ40分です。

④水俣からアクセスするには

水俣市からアクセスする場合は、南九州道または国道3号線で芦北町佐敷へ向かい、そこから①で用いる県道27号線を使うルート、もしくは水俣から国道268号線で伊佐市大口へ向かったあと、➂のルートで人吉へ向かう方法があります。どちらも所要時間に大きな差はありません。所要時間はおよそ1時間15分です。

秋から春にかけては霧の発生に注意

人吉・球磨の道路は比較的運転しやすいですが、季節によっては注意が必要な場合があります。人吉・球磨では、8月下旬から3月頃までの晴れた日は必ずといっていいほど霧が発生します。冬の霧の深い日には、お昼前後まで霧に包まれたままとなります。この季節に朝から人吉・球磨へアクセスされる場合は、霧による視界不良にご注意ください(人吉市街地でも球磨川の対岸が全く見えなるくらい深いです)。なお、山の上へ登れば雲海を楽しめます。

・補足
なお、このほか人吉盆地へは、宮崎県の西都方面からの国道219号線、宮崎県椎葉村方面からの国道388号線、熊本県の山都町方面からの国道445号線などがありますが、山間部を走る区間が長く、隘路も多いため、運転にとても慣れている方以外は通らない方が無難です。

その他のアクセス情報などはこちら


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