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父親の人生から学んだこと

父は毒親ではありません。

真面目で、温厚。
地味な性格ですがコツコツと物事に取り組む人でした。

欠点は、ちょっと神経質なところ。

私は、顔から性格まで、良くも悪くも父親にそっくりでした。

毒母からはいつも
「ホントにお父さんに似てる。だから嫌い」
といつも言われていました。

父親の生い立ち

父は、瀬戸内海沿岸の静かな町で生まれました。

実家は、小さな商店を営んでいました。
3人兄弟の次男です。

子供の頃から成績は良く、全く挫折を知らずに成長しました。

良く言えば、順調に成長。
悪く言えば、井の中の蛙。

就職試験の失敗

それまで順調に成長してきた父が味わった最初の大きな挫折が、就職試験の失敗。

父は、この時味わった“劣等感”を終生引きずり、晩年は精神を病んで亡くなりました。

父の人生を通して、
苦労を知らずに大人になると、こんなに脆い(もろい)ものなんだと、学びました。

劣等感が強いと、
被害者意識から、人生をどんどんこじらせてしまい、最後には病気になってしまいます。

自分の人生は自分で決める

父の第一志望は、日○銀行でした。

それまで井の中の蛙だった父にとって、この失敗は人生の敗北者を意味するものでした。

父の失敗なんて、他者から見れば全然大したものではありません。

やむなく、第二志望のメガバンクに就職。  

この選択が父の人生を大きく狂わせてしまいます。

父は、日○銀行の採用試験に落ちた時、
公務員になりたいと言って親から反対されました。

この時代、銀行員は今より人気のある職業だったので、親としては、どうしても銀行員になって欲しかったのかもしれません。

父は、親との関係が良好だったので素直に親の言うことを聞いてしまいました。

毒親でなくても、人生拗らせる場合があるのですね。

自分の人生は自分で決めるべきだということを、父の選択を通して学びました。

父の性格は、お役所的というか、人にペコペコするタイプの人ではなかったです。

そんな父の性格を考えたら、公務員的な職場の方が向いていたのは私でもわかります。

人気がある職業だとか、親がすすめるからとかで決めてはいけない。

自分の人生は、自分で決める

これは、父の人生から学んだ教訓です。






















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