2022年の年末5日間がとっても暖かかったこと。

2022年12月27日。
Sexy Zoneのマリウス葉くんが、2022年12月31日をもってグループを卒業することを発表しました。

事実だけを言葉にすれば
「2020年12月より2年活動休止していたメンバーの1人が卒業。芸能界からも引退。大晦日のジャニーズカウントダウンライブが最後のステージとなる。グループは4人で活動を続ける」なんだけど、
この行間には目には見えないあったかさがたくさん詰まってた。

このことについてnoteを書くかどうかも悩んだし、どの立場で何のために書くんだろうとも考えたけど、12月27日以降自分が感じたあったかさをやっぱり書き残しておきたいと思ったので、書いてみます。

あったかさの背景

発表からの5日間、本当にずっとあったかい気持ちだった。
なんでこんなにあったかいんだろうって考えてみた。

自分の言葉でこれまでの経緯や今の思いを伝えてくれたこと。

メンバー全員が納得している、前向きな決断だと伝えてくれたこと。

寂しいって気持ちをメンバーも伝えてくれたこと
ファンのみんなも寂しく感じてて当然だよって伝えてくれたこと。

Sexy Zoneはこれからも5人だよっていろんな形で示してくれたこと。

最後に5人でパフォーマンスする姿を見せてくれたこと。
それも、ファンに向けた配信ライブと全国ネットで中継されるカウントダウンライブ。

発表と同時に、念願だったグループでのインスタアカウントを開設して、そこで最後の5日間を楽しく過ごしていることを伝えてくれたこと。
リアルタイムで元気な姿を見せてくれたこと。

5人の思い出をインスタに残してくれたこと。
これから寂しくなっても、いつでも見返せる。

簡単にはまとめられないけど、メンバーの幸せを考えた前向きな決断なんだって信じられたこと、ファンのことを考えてくれたんだろうという誠意、5人の姿をもう少しだけ見られるという喜びが、あったかさの背景だったのかな。

公式発表より

ファンクラブ会員に対しては動画で、オフィシャルホームページでは文面で、丁寧な報告がありました。

仕事と学業の両立により心身のバランスを崩したことによる休業。
そのバランスを少しずつ取り戻していく中で、芸能界に戻る未来を想像できなくなった、という正直な言葉。

「みんなを幸せにしたい」という思いで11歳の時にはるばるドイツから日本にやってきた。
「世界中の困った人の役に立ちたい」という今の夢も、幸せにする方法がエンタメから別のものに変わっただけで、根っこは何にも変わってない。

アイドルになったことを後悔したことは一度もないという言葉。
その言葉にどれだけ救われたか。
グループとの強いつながりが心の支えとなってくれた、とも。
インスタで見える姿からも、5人で過ごせる時間を本当に楽しんでいるんだろうって感じられる。その言葉が真実なんだなって思わせてくれる。

ジャニーズの人がグループを去る時の過去のいろいろを思い出すと、こんな風に暖かく送り出されることがあるのかと正直びっくりした。
グループを離れるだけでなくて芸能界を引退するってことも大きな要素かもしれないけど。

これまでを思い出してみる

わたしがファンになった時にはもうマリウスくんは活動休止をしていたけど、「Sexy Zoneは5人」って意識は常にあって。
それはきっと、メンバーの「5人」「マリウス」を意識させる言動の数々があったから。
特に、この夏のアリーナライブでMCで名前を出したり、映像や演出で明示的にオレンジを使ったりしてて、マリウスくんが復帰するタイミングが近いから、ファンが受け入れやすいようにその布石を打ってるのかなって勝手に想像してた。
でも、今あらためて考えると、ステージに立つメンバーの数が5人じゃなくなっても、Sexy Zoneは永遠に5人ってことを示していくための布石だったのかもと気付いて、鳥肌がたった。

アリーナライブの本編最後の曲で、「ここで僕と待つのはどうかい」と歌いながらステージを指していた勝利くん。
それも、わたしは活動再開を待っていてね、って意味だと勝手に受け取っていたんだけど、ちゃんとみんなの前に顔を出してお別れを言う一番いいタイミングまでもう少し待っててね、ということだったのかもしれない。
真相はわからないけれど。

ジャニーズカウントダウン2022-2023

5人でステージに立つ、最初で最後のカウントダウンコンサート。
もう出演が11回目になるということにも、デビュー時の若さやメンバーの活動休止などでこれまで5人揃って出演したことがないことにも、改めて驚かされる。

当初は「出演しない」と発表されていたカウコン。
体調と相談して、ギリギリまで判断を待って、Goサインが出せたのかな。
もしかしたら、もっと他の形を模索していたのかもしれない。やりたかったけどできなかったこともあるのかもしれない。
でも、今こうやって5人で見せてくれた形が、今の彼らが自信を持って出した最適解なんだと思う。

デビュー12年目のSexy Zoneが歌う「Sexy Zone」と「RUN」。
Sexy Zoneが5人揃った時のパワーはすごい。
見ている誰もがきっとそう思うような圧巻のパフォーマンスでした。
マリウスくん、お休みしていたときにどれだけ練習していたんだろう。復帰を決めてから練習したのかな。
長い間休んでいた人にありがちな、体型が変わってたり、パフォーマンスが残念になってたり、そんなの全くなかった。本当にカッコよかった。
他の4人のメンバーも、いい形でマリウスを送り出すぞ! という気迫のこもった熱さを感じました。

MCの2人をはじめ、マリウスに花を持たせよう、という配慮もたくさん感じました。
他のグループの方々も、そのファンの方々も、みんな暖かくて。
きっと心配してくれてたんだな、元気でいることを喜んでくれてるんだなって、画面越しでも伝わってきた。

グループとしても、個人としても、歴代最年少でのデビュー。
それに加えて、5人で活動できた時間の少なさ。
「不憫」であることを彼ら自身が売りにしたことは無いと思うんだけど、長くジャニーズを見てきた人たちにしたら、応援してあげたいと思う気持ちを掻き立てる要素だったと思う。

ジャニーズグループがジャニーズグループが一堂に会する機会。
リハや本番の裏でも、他のグループの人たちに感謝とお別れを伝えることができたんだろうな、とか、先輩方に可愛がってもらってたかな、と想像して、ほっこりする。
1月1日以降、新たに本人の言葉を聞くことは叶わないけど、わたしがあったかい気持ちにさせてもらったのと同じくらい、あったかくて幸せな1日を過ごせてたらいいな、と願っています。

「卒業」と「これから」

いってらっしゃい、これからもお互い高みを目指していこう、って背中を押すメンバーたち。
最高のお兄ちゃんたちをこれからもよろしくと伝えてステージを降りる末っ子。

こんなに愛にあふれた卒業を一ファンとして見られて、なんて幸せなんだろう。

ほんのちょっとだけ、期待してしまう。
これから先も、彼らの話の中に彼の名前が出てくることを。
折々に舞台を見に来てくれることを。もしかしたら、特別出演することも、なんて思ったり。
でも、そうやってファンの目に触れるようにわざわざしてくれなくても、彼らのつながりはずっと続いていくんだろうなって思える。

かつて、こんなことをTwitterで書いた。
Sexy Zoneはメンバー1人ずつでもそれぞれ輝くけど、5人で重なって完全体になった時の輝きは唯一無二のすごいパワーを発揮する。

これから、舞台の上では4人。
正直、もう5人でのパフォーマンスが見られないのか、と思うとどうしても寂しい思いが出てきてしまう。
無論、メンバーだってそれは同じだろうし、なんなら誰よりもその寂しさを感じてるだろう。
いつか5人で、と思ってするパフォーマンスと、これからは4人でやっていくんだ、と思ってするパフォーマンスは、気持ちの持っていき方が全然違うだろうと推察できる。

きっと、1人分の欠けを4人で埋めるのではなく、それぞれがもっともっと強くなって大きくなって、5人から始まった4人だからこそ作れる、まだ誰も見たことのない新たな「完全体」を作っていく、そういう覚悟をしたんだな、腹を括ったんだな、と感じています。

この5日間に立ち会えたことの奇跡に感謝を。
これからの5人の歩みに祝福があらんことを。
それぞれに飛躍の1年になることを心から祈ってます。

Sexy Zoneの歌う、わたしのだいすきな曲「それでいいよ」の一節より。
「まだ君の知らない 君に続いてく旅へ」

5人のその道のりをこれからも応援できることに感謝して。


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