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Sexy Zoneの楽曲でセットリストを組んでみた【構想編】/20230909 FMおとくに Live Music

京都の乙訓地域のコミュニティFMである「FMおとくに」。
その中で、日替わりで特定のアーティストの楽曲をノンストップで流し続ける、というLive Musicという番組があります。
きっと、ジャニーズがすきな人やったらご存じの方も多いのでは。

ListenRadio(リスラジ)というサービスを使えば、日本全国どこでも聴くことができます。

今回ご縁をいただいて、2023年9月9日のSexy Zone特集のセットリストを組ませていただきました。
せっかくなので、セトリを組むにあたって考えたことやTwitterに載せた楽曲紹介をnoteにまとめてみようかと。
長くなりそうなので、【構想編】と【楽曲紹介編】に分けて書くことにします。今回は構想編!


昼下がりの衝撃

そもそもリスナーとして楽しく聴いていたFMおとくにのSexyZone特集。
Twitterでタグをつけて、いろんな人の感想を見ながら聴けたり、知らない曲でも曲名やエピソードを知れたり、新規ファンに優しい番組だなぁと思っていたある日の昼下がり、「セトリ組んでみませんか?」とお誘いが。
「まさかわたしにお声がかかるなんて!」とびっくりしたし、わたしに務まるのか悩んだけれど、「いろんなセクラバさんに作って欲しい」という言葉に背中を押されて、せっかくの機会なので挑戦させていただくことにしました。

SZ10THアルバムとポプステ円盤から入ったファン歴の浅いわたし。
知らない曲もまだまだいっぱいある。
でも、歴が浅くても感じることとか、歴が浅いからこそ見えるものもあるのでは。わたしより後からファンになった人たちにとって、わたしの「定番曲」が「初めて聴く曲」かも知れない。
なので、背伸びをせずに、「自分だから組めるセトリ」を組もう! と思い、構想を始めました。

「わたしらしさ」って何だろう

進路を考える高校生みたいな見出しですが。笑
自分のすきな曲を30曲並べるのは簡単だけど、どうせなら「自分ならでは」のこだわりを持ったセットリストにしたいなぁと思い。
これまで音楽を趣味でかじってきた(ピアノ、吹奏楽、バンド etc.)中で身につけた知識や技術、感覚を生かせないかな? ということを始点に考え始めました。
まずは自分のすきな曲の調とテンポを全部調べて一覧に(この真面目さと凝り性っぷり、今振り返ると自分でも笑える)。

自作のExcelシートのスクショ。この確定版に至るまでの下書きがあと5シートくらいある。笑

まずは調ごとに曲をまとめてブロックを作って、マイナーコード→メジャーコードの流れになるようにブロックを並べ替えて、調がフラット系→シャープ系→フラット系になるように順番を整えて、その大枠をベースに調整していきました。

すきな曲がありすぎて全然絞れなかったので、まずは軸になる「絶対入れたい曲」を数曲決めて。
彼らの音楽の幅広さと魅力がなるべく伝わるように、曲の色彩が豊かになるラインナップを考えて。
特定の時期の曲やアルバムに偏りすぎないように意識して。
曲の入りと終わりをつなげて聴いた時に自然につながるか、もしくはガラッと切り替えられるかを確認して。

あーだこーだ悩んだ結果が、今回のセットリストです。
今思うと、この悩んでる時間もとっても幸せやったなぁ。全部いい曲すぎて、どの曲を選んでも正解ってわかってるから。笑
きっと、セットリストの作り方って人それぞれなんだと思うけど、わたしらしい作り方ができたかな、と思ってます。

個人的に気に入ってるポイント

セトリを考える中で、曲間がスムーズにつながることを意識しました。
(実際には想定していたより曲間の空白が長かったので、そこまで意識しなくてもよかったかなぁという気もします)
いろいろ構想する中で、「これはうまくいったぞ!」というつながりがあるので、いくつか紹介します。

① 桃色の絶対領域 → NOT FOUND

どちらも絶対に入れたいと思っていた曲。同じ調っていうだけで奇跡的なのに、なんと桃色のアウトロの最後のベース音とNOT FOUNDのイントロ頭のミュートトランペットの音が同じ!
曲調もバンドテイストで近いし、これはもうこの順でつなげるしかないだろう!! ということでこうなりました。めっちゃ気に入ってる。笑

② Love Confusion → タイムトラベル

ドラム終わりのドラム入りというつながり。実際のバンドのセトリで組んだらドラマーに絶対嫌がられるやつ(休憩ができないので)やけど、ラジオのセトリだからこそ可能な流れ。
(同じく、Naturally → Slow Jamも、菊池ソロのラストからのイントロ菊池フェイクなので、ライブのセトリやと多分ありえない順番やろなぁと思ってます)
ちょっと重めのドラムのタムの音が共通してるので、いい感じに繋がったのがお気に入りです。 

③ Make You Mine → make me bright

タイトルが似てるこの2曲。同じ調(C#m / E)やし続けて置けたら面白いけど、曲調は全然違うしなぁ……と思っていたら、なんとMake You Mineのアウトロの和音の流れがmake me brightのイントロと全く同じ!(A → G#m → C#m)
じっくり聴くまでMake You Mineにアウトロがあることすら気づいてなかったのでびっくりやったのですが、これはラッキーと思って並べました。

④ Dream → それでいいよ

これも同じ音でつながるタイプ。Dreamのラストとそれでいいよの冒頭がどちらもE♭です。
Dreamの最後がふわっと消え入るような音なのに対して、ケンティーがアカペラで優しく力強い声で入るのがいい具合に対照的。
セトリの最後の方がちょっと重たいかなぁ、Dreamは抜くべきか……と悩んでもいたのですが、この2曲の流れがすきすぎて結局そのままにすることにしました。結果、これはこれでありやったなぁ。

断念したこと

今回の反省は、いわゆる「トンチキソング」や「コミックソング」を入れられなかったこと。
彼らの楽曲の幅広さを考えると絶対必要やと思っていたのだけど、前後の曲との落差があまりにも大きくなりすぎて、今のわたしには無理だ……! と断念しました。いつかまた挑戦できる機会があればいいなぁ。
めっちゃすきで入れたかったけどうまく繋げられずに入れられなかった曲もいっぱいあります。そもそも、いい曲が多すぎるのよ。困るわ。

裏テーマ:関ジャム特集への布石

今回、自分の中で設定していた裏テーマが「関ジャム関係者がSexy Zoneを特集を企画するにあたっての企画書/プレゼンの素材になる」ということでした。
わたし、関ジャムめっちゃすきで。誤魔化したりおべっかを使ったりせず、音楽の良さを誠実かつわかりやすく大衆に伝えている素晴らしい番組やと思ってます。
こんなにいい曲いっぱい歌ってていろんな魅力があるSexy Zoneもいつか絶対特集組んでほしい!とずっとずっと思ってるので、ちょっとでもその実現につながる可能性が上がれば、ということもモチベーションにしてました。笑
いつどこで関係者の目に留まるかわからないのでね。もし関係者の方がこれをたまたまご覧になっていたら、ぜひ資料に使っていただければありがたいです。

プレゼンポイントを以下にまとめますと…

  1. マイナーコードのゴリゴリのバンド曲との相性の良さ(桃色の絶対領域, NOT FOUND)

  2. 治安悪めの曲でも醸し出される品の良さ(Freak Your Body, BON BON TONIGHT)

  3. 実は昔からオシャレ曲歌ってました(IF YOU WANNA DANCE, Pheromone)

  4. 裏声とコーラスワークの美しさ(Sleepless, タイムトラベル)

  5. 都会的なオシャレ曲が似合う(Wonder Love, Arms Around Me, EXTACY LUV, Slow Jam, make me bright)

  6. 愛の深い系ラブソングもお手のもの(Love Confusion)

  7. 自己プロデュース力の塊、ソロ・ユニットライブの経験値が生きるソロ曲(ROSSO)

  8. 実はがっつり踊れるんです(RIGHT NEXT TO YOU)

  9. シティポップと現代感の融合(THE FINEST)

  10. 作り込まれた世界観でのパフォーマンス力(極東, Make You Mine, 泡, カラテン)

  11. 泣かずに居られないストーリー(Sexy Zone, RUN, フィル青, トワサン, Dream)

  12. 世界平和を歌えるスケールの大きさ(星の雨)

  13. 圧倒的肯定力(Naturally, それでいいよ)

あと、番外編で
めっちゃ豪華な楽曲提供者&編曲者陣
(桃色の絶対領域(神サイ 柳田さん)、NOT FOUND(亀田誠治さん編曲)、ROSSO(Penthouse 浪岡さん)、THE FINEST(Nulbarich JQさん)、make me bright / Dream(iriさん)、泡(Chilldspot 比喩根さん))

そして今回組み込めなかった
トンチキソング/コミックソングも歌いこなす押し出しの強さ
(バィバィDuバィ, 休みの日くらい休ませて あたり?)
も押さえておきたいポイントです。

こういったキーワードを中心に、音源やライブ映像、歌番組の映像、ケンティーのインスタの映像などを組み合わせたら、いい感じの特集になるのでは……と勝手に想像してニヤニヤしています。

結びに

今回のセットリストを組むにあたって、改めて彼らの曲をじっくり聴いて味わって、やっぱり彼らの生み出す音楽とその世界観がすきだなぁと感じました。
いろんなことが耳に入ってくる昨今だからこそ、彼らの音楽に耳と心を傾けて、大事なものを大事にしていける自分でありたいし、彼らがのびのびと活動し続けられる世界であってほしいなぁと願っています。

【楽曲紹介編も書きました!】


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