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現時点での「彼らなりの答え」をしかと受け取った/Sexy Zone「ザ・ハイライト」全曲感想

相変わらず聴いてます、Sexy Zoneのアルバム「ザ・ハイライト」。

前回のnoteにも書いたんだけど、本当にどの曲もそれぞれ違った魅力的があって、それをメンバーたちが本当に素敵に表現していて。
それぞれの楽曲についての個人的な感想をまとめてみようかと思います。超絶長いですが、よければお付き合いください。
聴き込んでいると「たまらん!」ポイントが出てきたので、各曲ごとに記しました。あまりにマニアックだと思うのだけど、誰かに共感してもらえたら嬉しい。

感想

① Forever Gold

イントロからシンセと打ち込みのドラムが令和レトロ感をかましてくる幕開けの一曲。
Glee育ちのわたしとしては、Journeyの「Don’t stop believin'」とかVan Halenの「Jump」っぽさを感じる雰囲気。

過去の自分を振り返って愛おしみながら歌っているような歌詞。「振り返るハイライト」…振り返りたくなるCrazyだったりLovelyだったりする瞬間がいっぱいあって、何か特別な出来事じゃなくても、日常の何気ない瞬間が後から振り返ると実はそれが愛しく思えたりする。
自分にとって大切な瞬間って、いつまでも輝き続けるんだよね。昔を美化するんじゃなくって、大事にしまった宝箱の箱を開けたらいつでもそのままの輝きに出会える感じ。

この曲自体も大事な思い出を歌ってるんだけど、ここから始まる13個のストーリーそれぞれが全部大事なmomentsなんだよ、っていう、アルバムの序章にも聞こえる。

【ここがたまらん!ポイント】
・Aメロ・サビ・アウトロでほのかに聴こえるピアノ(っぽいシンセ)の音。基本的に全部電子音で構成されているトラックの中で、生音っぽい響きでキラキラした思い出の輝きを表してる感じがすき。

② Desideria

アジアの夜の、ネオンがギラギラしていてちょっと蒸し暑さと熱気が篭ったような雰囲気。「KarakaraのDesideria」って、飢え渇いてるってことを言ってるのかなぁ。
イントロのシンセのリズムが90年代小室サウンドを思わせる(安室ちゃんの「Chase the Chance」っぽい)。Aメロからのベースの入り方とかが凝っていて現代っぽさもあって、古臭くならないバランス。サビでメロディーがちょっと上がったり下がったりするのもオシャレ。

Sexy Zoneの曲はメロディーにオクターブのハーモニーを重ねて進んでいくことがよくあるんだけど(例:Let's Music)、この曲は一曲まるまるその構成。なかなか珍しい、っていうかよくできるなぁ! という感じ。音域の広いメンバーたちの良さを生かしただからこの歌い方ができるんだよなぁ。
多分下の音がメロディーなのかな? 歌割が細かく変わっているので、歌い継がれていく声の変化を楽しめるのもまたよい。勝利くんの低音の響きって脳に響いて癖になる。
メンバーのリズム感の良さも際立ちます。サビの歌詞に合わせて手を叩いてみるとわかる複雑なリズム。ライブでは踊るのかな? どんな振りになるのか楽しみ。

【ここがたまらん!ポイント】
・熱帯の夜感を醸し出す、フレーズ終わりで入ってくるティンバレス。一箇所だけ入らなくて空白ができるのが超絶かっこいい。
・4つ打ちの強めのビートからサビ前でリズムが消えるところがお洒落。

③ THE FINEST

ただひたすらオシャレな曲。楽器や音数を絞ったオシャレさ。これがNulbarich節なのか。
Pharrell Williamsの「Happy」を思わせるベースラインの洗練された動き。てかベースが本当にかっこいい。誰が演奏してるんだろう…
シンセの音が入るリズムもつかめない。コードもオシャレ。楽譜を見たい…!
サビのハモリは自分たちでコーラス入れてるのかな。きっとすっごく音が取りにくいだろう複雑な音の動きと幅。
daaaaamnのところのハモリが5度下+4度上(多分)なのも、不思議な浮遊感を醸し出していてオシャレ。
もはやオシャレしか言ってない。

そして、このオシャレさに負けない、メンバーたちのいい感じに力の抜けた歌い方。そのうえ「ねぇこのままずっとそばにいて」のちょっとややこしいリズムを無理なくバチっとはめてくる感じ。さすがっす

【ここがたまらん!ポイント】(ありすぎる)
・Cメロでコードが変わるタイミングが1/4拍分食ってる(早い)ところ。超絶オシャレ。
・Dメロのベースライン。センスしか感じない。ラストのベースが下がって終わるのもすき。

④ 夏のハイドレンジア

「彼女はキレイだった」のテーマソングだったCDシングル曲。初夏の爽やかさと、少し湿った空気のどちらもを感じられる、今の季節にぴったりの曲。
シングルで聴いたときはそんな特別好きな曲ではなかったんだけど(Sexy Zoneの歌い手としての良さがあまり生かされてないなぁ、他の人が歌っても同じようにいい曲になるんだろうなぁ、という印象だった)、アルバムの流れで聴くとこの曲の透明感の美しさが際立って感じます。

音楽の美しさは言うまでもないのですが(さすが秦基博氏!)、歌詞が素敵だなぁと思います。一語も英語が出てこない(ハイドレンジアはカタカナ)。日本語の美しさにこだわって作詞されたのかなぁ。
「まるで 時計の針 すれ違ってばかり」すれ違う2人を時計に例える感性も韻の踏み方もオシャレすぎる。
涙を浮かべる「君」の美しさを、雨粒が輝くハイドレンジアに例えるのも超絶オシャレ。
雨のなか佇む「君」と「僕」の姿が鮮やかに目に浮かぶようなストーリー。

【ここがたまらん!ポイント】
・大サビに向かう間奏のコード進行がすき。大サビの途中でそれまでのサビとコードが変わるのも、ポップス曲では鉄板の手法だけどすき!!

⑤ iris

幸せソング。結婚式で使いたい曲ランキングに入る!
楽曲の雰囲気はKICK THE CAN CREWっぽさを感じるし、どことなく湘南乃風の「純恋歌」とか三木道三の「Lifetime Respect」に近いものも感じる。2000年代の雰囲気だなぁ。
「夏のハイドレンジア」もそうだけど、こういう真っ直ぐで爽やかな王道ラブソングが似合うのはさすがジャニーズだなぁ。
「ハイドレンジア」→「アイリス」と花繋がりなのは、あえてなのかなぁ。ハイドレンジアの「君」と「僕」の1年後とかだったら素敵だなぁと想像してしまう。
歌割りが細かくて次々変わっていくのが聴いていて楽しい。ラップの感じに個性が出ていてすきです。勝利くんのラップはザ・生真面目!って感じだし、聡ちゃんは抜群のリズム感だし、風磨くんは安定のオシャレだし、ケンティーは「flower」の発音で「ケンティーだ!」ってわかる。笑

【ここがたまらん!ポイント】
・ラスト「You are my love」の前の咳払いと後の笑い声。プロポーズの前の緊張感と、伝えた後の照れ笑いなのかなぁ。可愛い。
・サビの「なかった」「だったんだ」でオクターブ下ハモリ(多分勝利くん?)が入るところ。

⑥ Summer Fever

4つ打ちのダンスナンバー。サビに向かってだんだん盛り上がっていく感じがゾクゾクする。
「溶け合ってMidnight(みない)」「熱くったって In the night(いいんじゃない)」あたり、V6のDarlingを思わせる日本語/英語の空耳歌詞。
夏特有の高揚感に背中を押されて、意中のあの子をいよいよ連れ出して、今宵こそ…! っていう、一夜のチャンスに賭ける高校生っぽさを感じる。歌ってるのは成人男性4人のはずなのに、不思議… 歌詞の世界観のせいなのかなぁ。

【ここがたまらん!ポイント】
・Cメロのリズムの打ち込みがサビに向かって細かさがどんどん倍になっていくのがテンション上がる。
・1番の終わり「OK, rewind, press play」に合わせて、巻き戻しと再生ボタンをカチっとする音が入っているところ。

⑦ Story

前半の締めくくり。
夏の夜の海をイメージさせる曲。丸っこいシンセの音が可愛い。
永遠なんて無いって思ってるのに、夏が終わっても一緒にいられたらと願わずにはいられない感じ、SMAPの「STAY」にも通じる(サビのコード展開も似てる気がする)。
「奇跡を願うように」って歌詞にもあるけど、一緒にいること自体が奇跡だと思っているからこそ、一緒に重ねていく時を大切にしていこうと思うんだろうなぁ。
尊いなぁ。心が浄化される感じすらある。

ファンクラブ会報のコメントより、この曲には菊池氏がいろいろと要望を出したとのこと。
会報の内容にどこまで踏み込んで書いていいかわからないので詳細は伏せますが、え、そんなところまで要望できるの? って思うくらい、曲作りにがっつり意見を出していてびっくりしました。結果、とっても素敵な夏のバラードに仕上がってると思います。

【ここがたまらん!ポイント】
・B♭の調からサビでD♭に転調するエモさ。
・1番が終わった後の間奏に90'sっぽさを感じる。小林武史っぽい感じなのかな? どこか懐かしい感じで、安心するサウンド。B♭への戻り方も自然。

⑧ Eliminator

「Are you ready?」で始まる後半の幕開け。ガラッと雰囲気が変わります。
「Eliminator」(=駆逐する者)というタイトル。世の中への挑戦状みたいな曲。
「I’m an eliminator for domination」という歌詞。我が物顔で世の中を牛耳ってる人たちに静かに中指を立てる感じ。
ここまでガッツリ機械で加工されたセクシーたちの歌声を聞くのは初めてだけど、案外似合うんだなぁという発見。
早口のラップ。何気に音を取るのが難しいであろうBメロのメロディー。Bメロとサビで入るオクターブ下のハモリがいい仕事しています。

【ここがたまらん!ポイント】
・サビ前に入るベルの音。
・一番終わりの間奏で入る菊池氏の「haha..」って笑い声。いい感じの乾き方。多分これで菊池氏に落ちる人がいると思う。

⑨ Freak Your Body

えぇぇこんなダイレクトにいろいろ歌詞にしちゃうの!?という印象。
個人的には、間接的に想像を膨らませられるような歌詞の方がセクシーさを感じるので、こんなゴリゴリに押されるとどうやって受け止めていいのか困ってしまう…!
あえてセクシーさを全面に出さずに、淡々と歌ってるのかなと思うところも。
サウンド感、聴き覚えあると思ったら、あれだ、江南スタイル!
この曲でもラップになると現れる、隠しきれない勝利くんの真面目感。聴いていてちょっと背徳感すら覚えてしまいます。
作詞者が「バィバィDuバィ」と同じ方だと聞いて最初はびっくりしたんだけど、調べたら「BON BON TOHIGHT」も同じ方の作詞だとか。そう言われると、Duバィとこの曲を足して二で割ったらBON BON TONIGHTになるような気もして納得。

【ここがたまらん!ポイント】
・あまり見つからない… (小声) 音楽的にはひっかからなかったけど、ライブでパフォーマンスも含めて聴いたらブチ上がる曲なんだろうなぁと想像しています!

⑩ 休みの日くらい休ませて

最高。イントロからすでに自由すぎる。フリーダムに好き勝手させたときのセクシーは最強。ふざけた曲を「真面目にやってる感」でふざけられるのは、デビューから振り幅の広い曲をあれやらこれやらやってきているからこその、引き出しの多さがなせる技なんだろうなぁ。
「鳴り響くマリンバ」っていう歌詞の裏で流れるマリンバのフレーズ。iPhoneの着信音に似て非なるメロディ。これ作った人天才。
子犬連れてきてぇー!のケンティー。エコーも相まって振り切れてる感じが最高。
ラスサビの歌詞が最初と全くおんなじで、もうちょっと救いのある感じの内容に変えたらいいのになぁと最初は思ったけど、同じままの方が脱出しきれないループに生きている現代人の哀愁が出ている気もするな。
何も解決せず、進展もせず、ぐるぐるしたまま終わるからこそ、次の曲とのギャップが生きるっていう説もある。

【ここがたまらん!ポイント】
・サビでメロディの1オクターブ下に重ねて歌ってるんだけど、それが回数を重ねるごとにちょっと大きくなってる気がする。メロディそのものの重ね方も増えてるかな? 投げやり感が増してる感じ。芸が細かい。
・ところどころ入ってくるティンパニ。ラストに一発入ってほのかに残響するところとか、いい味出してます。

11 Let’s Music

ご機嫌なパーティーファンク。
イントロから「Hey」(左耳にケンティー)「Get ready」(右耳に菊池氏)なんて声かけられたら、今やってること全部放って着いていきます! って気持ちになる。ぜひヘッドホンで聞いていただきたい。
「休みの日くらい〜」からの流れで聴くと、仕事では休みの日まで働かされてヘロヘロになるけど、週末の夜になるとイケイケになってクラブに繰り出す多重人格感がある。
「この音に群がれ」ってすごいパワーフレーズ。2番の「鮮やかに広がれ」もいいよね。音が鳴り響いていくイメージ。
シングルとして単独で聴くより、このアルバムの中で聴く方が良さが際立つ。いい曲でだいすきなんだけど、シングルとしては「王道」の雰囲気じゃないのかもなぁ。

【ここがたまらんポイント】
・Tonight tonightのところがどんどんハモリが重なっていくところ。モーニング娘。「サマーナイトタウン」の「大嫌い 大嫌い」でハモリが重なっていく感じもちょっと思い出す。
・ホーンセクションとベースラインの動きがカッコ良すぎる。ライブで生バンドで聴きたい曲No.1。
・こちらの記事にも曲のレビューを書いてます↓

12 Summer ride

夏の夜のバラード。なんというか、とってもピュアな曲。自分の中の純粋な部分を刺激されてちょっとソワソワしてしまう。
「君は誰が好きだい」「君が好きさ」なんて、こっぱずかしくてなかなか言えない台詞を、ストレートに言ってくれる。
ずっと好きだった幼馴染の恋愛がうまくいかなくて、気晴らしに付き合ってドライブ。想いを伝えられずにもだもだしてる感じ。
「名脇役」の「僕」が、ずっと拗らせたまま青年になったのかな? っていう風にも想像できる。
STUTSさん、星野源バンドでMPCをニコニコ叩いてるイメージしかなかったので、こんな曲を作るのか! とちょっと驚き。
間奏で超高音を歌っているのは誰。菊池氏か中島氏か。音が高すぎて声で判別できない。美しいなぁ。

【ここがたまらん!ポイント】
・スーパーオシャレな動きのベースライン。
・最後のサビでそれまでの「君は誰が好きだい?」から「君は今も元気かい?」に変わるところ。実は「君」は今はもう隣にいないの…?と考えてしまう。

13 Dream

これも夏の夜に聴きたい曲。
イントロのギターのメロディーからもう雰囲気がいい。打ち込みじゃなくてリズムがちょっと揺らぐからこその空気の揺らぎがいい。
他の曲と比べて、楽器の音がぐっと少ない。その分、ひとつひとつの音がしっかり聞こえる。
中島Dメロのファルセットに泣かされる。懇願するような歌い方。Aメロもだけど、いつものケンティー節がちょっと抑え目になっていて(YouTubeでの発言から、楽曲提供のiriさんから細かくボーカルディレクションが入ったらしい)、それがこの曲のはかなさを増幅させている気がする。

「君と僕にしかない この野暮なやりとりも」ってフレーズだけで、二人が積み重ねてきた関係が伝わってくる。
終わることの悲しさ、はかなさ、諦めきれなさ、どうにもならなさ。胸がキューンとなる。ずっと続いてほしい、って願いながら、それは叶わないってわかってる、僕と君で見えている世界が違っている、でも諦められない、でもさよならしなきゃ、みたいな、心の揺らぎが伝わってくる。
二人のこれまでとこれから、「僕」の気持ち、「君」の気持ち、いっぱい想像してしまう。
聴き手の想像を膨らませる、名曲だよなぁ。

【ここがたまらん!ポイント】(ありすぎて…)
・サビのリズム。ギターとベースが1拍目の裏から、ドラムが2拍目から入るっていう、遅れ&ずらしが天才。落ちサビのあとは、全部の楽器が2拍目から入って空白が長くなるのも天才。
・ベースの音の響き方。ヘッドホンで聴いていると、ステレオで広がって聴こえるわーんって聴こえるの。

14 Ringa Ringa Ring

多幸感溢れる一曲。
女性ボーカルのコーラスが素敵。これも90sっぽい。絶対聞いたことある。米米CLUBとかかな? My Little Loverっぽい雰囲気もある。
歌詞も可愛いけど、リガリガリンって響きが可愛い。
電話かけようかな、どうしよっかな、もうちょっと話したいな、みたいな、恋の始まりの甘酸っぱい気持ちって、いくつになっても思い出せるんだよね。
アルバムの最後にこの曲が来るのが最高。

【ここがたまらん!ポイント】
・ところどころ不定期に入ってきてキラキラ感を演出するトライアングルとウィンドチャイム。
・サビ前のフルート。良い味出してます。

雑感

①パッケージとしての完成度の高さ

改めて、曲順も含めてパッケージとして完成しているなぁと感じました。
だからこそ、3形態とも収録曲が一緒なんだろうな。
売上だけ考えたら、収録曲を変えた方がいいに決まってるもん。
アルバムとしてのストーリーが完成されているからこそ、このままの曲順でコンサートで歌ってほしい、とさえ思ってしまう完成度の高さ。
(ヨレヨレサラリーマン姿もしくは佐藤勝利ミツバチコスプレで「休みの日くらい休ませて」→ギラギラ衣装に早替えで「Let’s Music」とか見たすぎる。)
きっと、演出家・菊池風磨氏を中心に予想を超えるものを作り上げてくれると期待しかないです。どんなライブになるのかなぁ。

②菊池風磨氏は声を楽器として使うのが上手

風磨くん、声の使い方というか魅せ方のテクニックがうまいなぁと常々思ってるんだけど、今回のアルバムでもシビれる箇所がいくつもありました。
・「Forever Gold」の「守るものはできたかい」のあとにちっちゃく「アッ」って入る吐息の音。マイケルジャクソンのオマージュなのかなぁ。狙ってるんだろうけど嫌味じゃない。
・「Desideria」の「とろけるMode 迷わず Hold on」の入り方に、わたしの耳がとろける。
・「SUMMER FEVER」の「You come alive」のYouであえて声をひっくり返らせるところ。
・「休みの日くらい休ませて」のCメロ、演技が上手い人があえて棒っぽく歌うという表現。直後のケンティーのオーバーなくらいの演技とのギャップがまたよい。
・「Dream」の落ちサビ。切ない歌い方をさせたら右に出るものはいない。Sexy Zoneのエモ担当の本領発揮。

③スタジオミュージシャンの皆様の顔ぶれが知りたい

アルバムのブックレットにクレジット載ってなくないですか…??
スタジオミュージシャンの方とかコーラスの人たちとか、楽曲制作に携わった方々のお名前も知りたいですー!
これだけ音楽性の高いアルバムなんだから「この人が演奏してたんだ!」ってところからさらに広がる可能性があると思うんだよね。
Top J Recordsの偉い方ー! 全曲ライナーノーツをwebに掲載してくれるあたり、音楽ファンの心理をわかってくれてると思っていますー! どうぞよろしくですー!

まとめ

デビュー曲の「Sexy Zone」で、彼らはこう歌っています。

大人の決めたやり方 それが正解なの
僕らは僕らなり 考えてる
Sexy Zone「Sexy Zone」

そんな彼らが、デビュー10周年手前で発表した「RUN」ではこう歌っています。

正解なんて意味ない
僕らだけの答えに辿り着けばいい
Sexy Zone「RUN」

この「ザ・ハイライト」というアルバムは、大人の決めた正解に縛られるのをやめた彼らが、自分たちなりに出した現時点での「答え」なのかな、と感じています。
自分達はこういうことをやりたい、こんなことができる、こういうことを面白いと思っている、ということを、わたしたちに伝わる形にして届けてくれた感じ。
きっと、これからもその「答え」の形は変わっていくんだろうけど、今のSexy Zoneが大切にしているものを共有させてもらえて、とっても嬉しいなぁという気持ち。

「ザ・ハイライト」。
宝箱の中でキラキラ輝く思い出たち。
ときどき箱から出して、懐かしく見つめて、そしてまた大事に箱にしまう。
そんな思い出があってもなくても、甘酸っぱい気持ちや幸せな気持ちになりながら楽しむことのできるアルバムだと思います。

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