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わたしのオシ農家さん

2020年 7月15日。
「今夜 23:59、コンテスト応募 締め切り!」の文字。
お題は #これからの仕事術

何気なくパソコンをひらき noteを眺めていたわたしは、ちょうどこれからの生き方に思いを馳せ、わくわくとそわそわでブルブル、そしてもぞもぞな長い夜を過ごしていたので、もう一人では抱えきれないくらいに大音量のうるさい思考の渦を、公の場でまとめてみることにした。

締め切りタイムまであと2時間かー。
ちょっと間に合わないかもしれないけど、書いちゃうか!

そうしてひさびさに綴った文章が、なんと。
8518件の応募の中から、審査員特別賞に選ばれました!
おめでとう〜。パチパチパチ!

▼ その、うるさい記事はこちら。
ライブで生計を立てていたシンガーソングライターの変身術

以下は noteのコンテスト担当スタッフさんのコメント引用です。

シンガーソングライターの引田香織さんが起こした行動は、現代の経済社会のスキームをくつがえすような、斬新で素晴らしいものでした。生きることの意味を根本から考えながら、ひととのつながりも大切にするその姿勢に、職業が違っても多くのことを考えさせられる投稿です。

え!すごい!めっちゃ褒められてるうう!

かおりちゃんオメデトー!とお祝いしてくださる方は
イイネとかスキとかわたし特に必要ないのでコレ買ってください!

▼わたしのstores はこちらよ
暮らしを彩る今日のうた〜まいにちの採れたて音楽をあなたへ〜

月2回、わたしの日記のような音楽(歌)がデータ便で届きます。
これを買っていただけて、わたしは今やっと生かされております。
さあ、勇気を出して、購入画面へ!その一歩を踏み出して!
その一歩が道となる!とにかく買えよ、買えばわかるさ〜!

なんだなんだ、もう。無礼きわまりないやつだな。
ということで、このようにわたしには明らかに文才がありませんので、この栄えある受賞は 記事内で熱弁しました、わたしの「採れたて音楽プロジェクト」に賛同して応援してくださった「農家さん、作る人と食べる人を繋ぐ仲間たち」に贈られたギフトだな!
と、秒で悟りました。

審査員特別賞ありがとう記念!!!!
わたしの活動、ということは生存事実そのもの、いわゆる人生、をサポートしてくださっている、本当に素晴らしい、優しい、カッコイイしおもしろい、愛と情熱にあふれた生産者さんたちのご紹介です!

みんな。HPを貼りつけておくので、絶対に注文してみて。
なぜなら!お祝いは!楽しいから!です!!!!!!!!!

ふくおか食べる通信

採れたて音楽プロジェクトで、はじめてイメージソングを書き下ろさせていただいた「ふくおか食べる通信」さん。オンラインマルシェを初体験して、編集長のかじさんはもちろん、参加されている方一人一人にも大切な想いがあるのが伝わってきて、空気感がとっても良くて。ほんとは1曲でよかったんですけど、止まらなくなって 3曲もできちゃいました 笑笑

「ふくおか食べる通信」は、福岡県内の食べものをつくる人を特集した情報誌と、彼らがつくった食べものがセットで定期的に届く、食べもの付き情報誌です。
このサービスの主役は「つくる人の物語」。食べものはあくまでも付録です。誌面には特集された生産者の想いや人生、こだわりなどが詰まっています。食べもののの「育ての親」である生産者の想いに触れ、その栽培方法や生育のプロセスを知ることは理解と感謝の気持ちにつながります。舌だけでなく頭と心で味わう経験は「ふくおか食べる通信」の醍醐味のひとつです。

かじさん(イケメン)とは、いつもわたしを「お前ほんとバカだなー!」と爆笑しながら、相談にのってくれたりつまらない愚痴をきいてくれたり、全力で応援してくれている、戦略プランナーで人妻研究家(笑)の中村修治さん(福岡の誇る変態なおじさん)のご紹介で 出会うことができました。

コロナ自粛期間中だったので、まだリアルではお会いできていないのですが(そんな気は全然しないけど!笑)
現在は、プロモーションビデオ制作の打ち合わせが進んでいます。
みなさんにも楽しい続報がお知らせできそうですよ◎

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知っている人が作ったものを、知っているどうしで食べる「知産知消」
「ごひいきの農家さん・漁師さん」があるという贅沢。

ぜひ、HPから「ふくおか食べる通信」をチェック!してみてください!

うきはの宝

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6月にスタートした「採れたて音楽プロジェクト」も、わたしが宣伝へたっぴなせいでまだまだ軌道に乗っているとは言えない状況の中、福岡県のうきはという街で、平均年齢75歳以上のばあちゃんたちの働く会社「を立ち上げた大熊充さんは、オンラインでわたしの活動を知り。なんと、段ボールいっっっぱいの新鮮なお野菜と、美しいお米を送ってくださったのです。泣

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(ちょっとコレ本当に、愛がすごすぎる 笑笑)

ばあちゃんたちと地域の若者が協力して働くことで、地方の田舎を元気にするモデルケースとなり、少子高齢化に苦しむ日本までを救う。

そんな目標を胸に、みっちゃんは活動されています。

「いつかかおりさんに、歌を作ってもらう。その時のために、とにかく野菜やお米を送りよく!」
いやいや、惚れてまうやろ。。
落ち込んでたこともあって、おっきい箱がどーんと届いた時に思わず泣いちゃったら、佐川急便のおじさんに「たっくさん、愛されてますねぇ!」とニコニコされて、涙どばどば止まらなくなってしまった。

そんな彼との出会いのきっかけとなったのは、100歳株式会社 さんの「100ッピー体操」のための楽曲制作
こちらも現在、うきはの農園を舞台にした、笑顔いっぱいのプロモーションビデオを絶賛制作中だそう!また記事にして、みなさんにもヒャッピー!(訳:100歳までハッピー!)なパワーをお届けしていきますのでお楽しみに◎

わたしが今月を生きのびることができたのは、彼の心意気のおかげです。ぜひ「うきはのお野菜セット」こちらから注文してみてください!!!

チーズ工房【千】sen

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千葉県の大多喜町。山林に囲まれた静かな集落にある古民家でチーズ工房を営む柴田千代さんは、2017年11月1日に、国内のチーズ生産者にとって最高賞にあたる農林水産大臣賞を受賞。
史上最速・女性初・関東初の受賞を果たし、昨年は、チーズの世界大会である World Cheese Awards 2019 にてBRONZE賞を受賞しました。

最近では、テレビ 情熱大陸やBSエクスプリジャポンで特集される(わたしの家にはテレビないけど、絶対にすごいこと!笑)など、日本だけでなく世界から注目が集まる、貴重なチーズ職人さん。

公私ともにいつも音楽活動を支えてくれています。
そもそも、公私の境い目自体がほぼ存在しない人生を歩んでいるわたしから今このような言葉が出たっていうことは、彼女の贈ってくれる愛情のパワーが、日常をまるごと包みこむくらいに巨大である、ということ。

「きゃおりーん!応援だよっ!ていうかファンなんで!」とかってワハハと笑いながら言って、半年分の採れたて音楽セットを買ってくれたり、丹精こめて作った絶品チーズを贈ってくれたり、自分のお誕生会にわたしを招いてくれて「歌いにきてください!」とライブを企画してくれたり(そこでのお気持ちの投げ銭は過去最高記録の金額に到達し、なんとか生きのびることができた…)ドライブで素敵な場所へ連れてってくれたり。
なんていうかもう、彼女は、粋な太陽。

なんでこんな崇高な人物が友達でいてくれて、わたしの未来を信じて応援してくれるんだ、とたまに身震いするほどですが、これからもよろしく、おちよちゃん!

ちなみに、そんな彼女とのご縁を作ってくれたのは、もはや親友というか家族同然(笑)のシンガーソングライター松本佳奈さん。つい先日、自宅出産をした彼女。わたしは産後2日から、新入りの子守と家事代行で彼女の家に泊まりこみでした。笑
こっちも日本の未来に本気で必要不可欠なアーティストなんで、みなさんHPからぜひ新作アルバム「私の日常」をご購入ください。
贔屓目なしに、誰が聞いてもすんなりと心に入ってくる、そして平穏な日々を過ごせる奇跡を、優しいまなざしで見つめ直せる上質な作品ですよ。
出産祝いでどうぞよろしく!

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(写真はチーズ工房の古民家でのライブのときのもの)

チーズ工房【千】sen  
「発酵で世界平和」を目指す、柴田千代さんのチーズ。
提携レストランでのお食事やご注文にて、応援をよろしくお願いします!

はる農園

ご紹介の生産者さんラストは、千葉県印西市のお百姓「はる」さんの手がける農園。実は「採れたて音楽プロジェクト」のアイディアは、この場所で生まれました。農作業するはるさんの姿が、あまりにも神々しくて。目を合わせるのも緊張して大変で。インスピレーションが降ってきた。
はいそうです、ただの、はるさんのファンです。笑

彼女は「ちきゅうの学校」プロジェクトで「地球をあそんで生きるを学ぶ」をコンセプトとした素晴らしい活動にも取り組まれていたり、ご紹介したいポイントは山盛り状態なのですが。
この胸の高鳴るときめき、を言葉で伝えられる自信がみじんもありませんので、わたしが号泣しながら読んだはるさんの文章を掲載させていただいて、終わりとします。みんな「Fu-do便り」を買うがよい。ほんとに。後悔しない。届くのは、野菜だけではありません。ヤヴァイわよ。

農家の日々というと人は何を思い浮かべるだろう?農業業界に携わり、農家になり、狭いながらそれを見てきた私にとって野菜を作る職業としての農家の日々は、孤独と報われぬ対価との生々しい葛藤の日々でもあると感じてきた。それなのに私は今も、畑にたっている。理由はありふれた農園での風景の中にふてぶてしくも愛らしく横たわっている。
農家は、大地【土】と人の文化【風】が生み出す風土 Fu-do を家族や仲間と汗水たらして全身で味わい、消化し、自分を養う糧にして生きている。雑草をいくら抜いても1円もふところには入ってこないのに、なぜか一生懸命になって。地を這って抜いた草のあとを見て鼻を高くし、食べるごはんのおいしさにごちそうさまと大地を拝む。こんな生き方を、私は到底辞められない。
そして、こんな日々の中にこそ血の通った食があるように思う。本来癒着してきた食、自然、文化はそれぞれ切り離され。物理的存在である農産物だけ食味、機能性、安全性といったどこか無機質で少し他人行儀なラベルをまとってスーパーに並んでいる。
自然と人に愛され、文化に育まれた食事は、美味しさやカラダにいいということ以上に、一口で人を一日中幸せにできる。私たち農家はそれを体感している。
だから、それとは相容れないこんな質問に悩む。この農園の野菜が新鮮で安心か?他よりおいしいか?
そうありたいと思うだけで、正直わからないというのが本音。私の野菜はきっと私に似て少しくせがあるだろうから、全員は無理でもあなたに好きになってもらったらうれしいという気持ちでつくっている。そして一つ確かなのは、新鮮で、安全で、おいしい野菜以上に、あなたも含めた人と自然がつくる新しい風土Fu-do(文化、自然とともにある食)こそ私が本当につくっていきたいものだということ。
そんな思いから
・畑と森にある食材とその食文化をお届けする旬菜ボックス:Fu-do便り
・農園での新しい食体験:Noraチケット
を1セットにしました。
新しいFu-doをあなたに届けます。そして、たまに居心地のよい消費者という場所から少し足を踏み出して、農園の空気を吸いに来てください。
目の前の食べ物は消えても、心になにかが生まれる食事を体験して頂けるはずです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

ね! ね!!!!!!
はい、素敵〜。生まれ変わったらはるさんの首に巻くタオルになりたいです。いやそんな贅沢は言わない長靴でもいい。ぬか床の中のきゅうりだってかまわないです。とりあえず、これ読んでる人はみんな注文。即注文。

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▼こちらから!!!!!!!!
はる農園のFu-do便り

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ということで、受賞したもとの記事より断然長くなっちゃった気がしますが、本日は、わたしの採れたて音楽プロジェクトを現在進行形で支えてくださっている「オシ生産者さん」たちのご紹介でした。

いろんな農家さんがいてどこから応援したらいいかわかんない。
でもちょこっと、たまにでもいいから、スーパーでの買い物だけじゃなくて作った人を感じられる食べものを暮らしに取り入れてみたいな。とか、遠くに住んでる両親や、いつもは会えない友達に、突然サプライズで「食べてみて!」って贈ってみたいな。とか。

意外とその一歩って、簡単に出せるもんじゃないと思うんですよ。
ふと頭をよぎってもね、「ちょっと高いし」「まあ今はいっか」って、購入(現実)までは動かない。動けない。それって誰にもある感覚だと思う。

もちろん今日紹介したもの、全部いっきに買う必要はないですよ!笑
だけど、ふと「あ、ひとつだけ取り入れてみようかな?」って、そよ風のアイディアがふわあーと吹いてきたみたいな瞬間が、もし訪れたなら。
それって、ものっすごい事件なのです。
これからの人生をおおきく変えるかもしれない、ちいさくて確かなチャンス。これは、おおげさじゃなくて、宣伝のために力説してるのでもなくて、ほんとうだよ。

食べるものは、にんげんの体だけじゃなくて、思考や感性、すべてを作って司っている。思考が変われば、世界の見え方が変わるのは、あたりまえのことですよね。そうすると、食べるものは、現実を生み出しているのです。

つまり、食べるものはそのひとの人生を創っているんです。
もちろん100%じゃないけど、控えめに言っても70%は作っているな、という感覚がわたしにはあります。
愛情のこもった良いものを食べると、きもちが変わるから。
きもちが変わると、身に起きる出来事自体、が変わってきます。

だから今日!とりあえず注文してみたらいいです。
届いてみて必要なかったら、それは必要なかったんだ、次からは注文をやめたらいい。

この記事が、わたしと同じように少し変わった生きづらい人たちに吹き抜ける、なんてことないふつうのそよ風となりますように。

最後まで読んでくださりありがとうございました。
じゃ、またねー!


かおり

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