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青春ブタ野郎に男心をくすぐられた話

タイトル:【青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない】

「青ブタ」(公式略称)は、鴨志田一さんによる小説「青春ブタ野郎シリーズ」が、アニメ化、映画化、漫画化と幅広く展開されています。今回はアニメ「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」(全13話)のお話。
「さくら壮のペットな彼女」の鴨志田一さん(原作)×溝口ケージさん(イラスト)アゲインの本作。アニメーション制作は「あの花」を制作した「A1-Pictures」の新ブランド「Clover Works」が担当。監督には「クレヨンしんちゃんで」有名な増井壮一さん。構成/脚本は「はたらく魔王さま!」や「Re:ゼロから始める異世界生活」を手掛けた横谷昌宏さんととても豪華です。

不安定な精神状態で引き起こされるネットで噂の不思議現象、思春期症候群。江ノ島からほど近い高校に通う梓川咲太、彼はこの年様々な"思春期症候群"を引き起こした少女たちと出会う。例えばそれは図書館で出会った野生のバニーガール。彼女の正体は、高校の上級生にして活動休止中の女優、桜島麻衣先輩。魅惑的な彼女の姿はなぜか周囲の人間の目には映っていなかった。彼女はなぜ見えなくなってしまうのか。謎の解決に乗り出した咲太は、麻衣と過ごす時間の中で、彼女の秘める想いを知り、、。空と海が輝く街で、心揺れる少女たちとの不思議な物語が始める。

タイトルにあるバニーガールって言葉、パワーワードすぎませんか?本作は思春期男子の憧れを詰め込んだバラエティパックとなっております。

物語は、主人公咲太が目覚めた時、過去の自分が未来の自分宛に書いた手紙を発見するところから始まります。第1話では、学校の女優の先輩、麻衣がバニーガール姿で図書館を徘徊しているところで咲太との出会いがあります。それから2人の物語が始まっていくわけですが、バニーガール姿の先輩との出会いってのは、規格外だったので逆にそのままするりと1話から引き込まれてしまいました。思春期症候群という不思議な症状が発祥していくわけなんですが、そこに青春ドラマ以外にスリルな要素が含まれていて大人でも楽しめる内容になっています。大人の青春ドラマでもいけそうです。

咲太は妄想爆裂な思春期男子を地でいくようなキャラです。ちょっとひねくれた感が、下ネタにユーモアを生んでいます。麻衣とのやりとりは、全思春期男子諸君が一度は妄想したものの、頭の中に結界を貼り封印したものだと思います。それをスマートにやってのけるのが咲太です。

観ていてどこか気持ちが良い!

あぁ、咲太よ!青春の淡い想い出を思い出させてくれてありがとうな、爽やかさが立ち込めます。

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