アフターデジタルの続編と思ったらとんでもない。これは「日本の協調が本物か」という問いだ。
『ジャーニーシフト』beBit藤井保文
アフターデジタルで描いたプラットフォーマーの覇権構造から約4年、自立分散型にシフトするタイミングで、藤井さんがどうしても書かなければならなかったその理由がよく分かり、それがギッシリ詰まっていて、まさに今読むべき本。1文字も無駄がない。
社会ペインに対して、自分たちの覇権争いから昇華して協調解決できるのか、本来なら日本が1番得意とするはずの「協調は本物か」が問われています。左脳から右脳、理性から感性、父性から母性、正しさから美しさ、の経営がますます必要に。
✔︎利便性の進化と意味性の進化
✔︎顧客提供価値が、「モノや情報の提供」「瞬間的な道具としての価値」から、ありたい成功状態を実現させ、行動を可能にさせる「行動支援」に変わっている。
✔︎社会課題を横串で解決する方向
✔︎社会ペインがあるところが協調領域
社会ペインのための協調は、企業が勝ち抜くための必須の姿勢
✔︎1つの会社が自らのエゴを掲げて社会の景色を変える時代ではなくなっている。
✔︎この社会の多様な人々が共通して「実現したい」と思えるゴールのことを「ジョイントビジョン」という。
✔︎社会を中心に据えた協調領域における共助は「利益を生めるか」というビジネス観点から見てもインパクトをもたらす重要な視点
✔︎新興国は10億人から100円ずつ集めるビジネスモデル、先進国は10万人から100万円ずつ集めるビジネスモデル
✔︎利便性は共有され、意味性は所有される。
✔︎価値をつくるひと、価値を育むひと、それを使うひと
✔︎Web3が示している意味性によるクローズドな体験価値の進化
✔︎顧客提供価値が「モノや情報の提供」「瞬間的な道具としての価値」から、ありたい成功状態を実現させ、行動を可能にさせる「行動支援」に変わっている。
✔︎顧客提供価値=行動支援=ジャーニーづくり
✔︎製品販売型のバリューチェーンから、体験提供型のバリュージャーニーへ。
✔︎顧客提供価値の進化
「自分に何をさせてくれるのか」「どのような成功を実現させてくれるのか」「どのようなアクションを自分に取らせてくれるのか」
✔︎顧客から見た、つながり続けたい理由
つながっている価値
自分が求める成功に対して、どのようなアクションを可能にしてくれているか。
✔︎Holistic experience
総体としての体験づくり
✔︎心理探究型のユーザー理解から離れ、属性ターゲティングから状況ターゲティングへ
✔︎善意と推しと貢献の経済が実経済を呑み込んでいく。
#ジャーニーシフト
#藤井保文
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