見出し画像

ささるアイディア。

松永光弘さん編集の「ささるアイディア。」

偶然本屋さんで見つけてしまったのですが、めちゃくちゃ勉強になって刺激になりました。眞木準さんの「ひとつ上のアイディア」が原点になっているそうです。その当時は業界のバイブルでした。

広告だけではなく、シェフや編集者や街づくりなど色んな業界のクリエイター15名のアイディアへのアプローチがインタビュー形式で書かれています。

共通しているのは、「自分なりのアイディア観と自分なりの発想の作法をもつこと。」

■水野学さん
子どもで想像して、大人で創造する。

■川村真司さん
本質的で、シンプル。

■岩佐十良さん
いちばん大事なのは、真似をしないこと。

■鳥羽周作さん
美味しいよりも気持ちいい。

■龍崎翔子さん
4つの視点での問い、消費者の視点、経営者の視点、メディアの視点、神の視点
この四つの視点で課題を解決できるものこそが本当にいいアイディアや企画

■藤本壮介さん
矛盾を包括できるか、理想的なのは矛盾する事柄が同時に共存しながら調和している、楽しげに成り立っている状態なのではないか。
相反するものだから、一緒がいい。

■伊藤直樹さん
集団として組織としてのクリエイティビティ。

■齋藤精一さん
違和感を手がかりにズレを指摘していく。

■三浦崇宏さん
基本的な問いは10個。
①toBならtoCで儲けるやりかたはなにか。
②toCならtoBで儲けるやりかたはなにか。
③いちばん成長できるパートナーはどこか。
④単価を2倍から5倍10倍に上げるにはどうしたらいいか。
⑤顧客をリピートさせるしくみはつくれないか。
⑥現状の顧客に対して、本当の顧客は誰か。
⑦現状の市場に対して、本当の市場はどこか。
⑧現状の競合に対して、本当の競合はなにか。
⑨ぜんぜん別の業界からもって来れるケースはないか。
⑩100倍成長したら、社会はどう変わるか。

■篠原誠さん
5つのジャンプ
「こうなったらいいな」
「何をいうか」
「どういうか」
「どういうやりかたをするか」
「ディテール」先っちょジャンプ

■川田十夢さん
算数とか道徳とかいう以前に、ぼくらは人間だよね。
愛されてばかりいると牛になる。

■明石ガクトさん
動画コンテンツに必要な3つのC
キャプチャー、コネクト、コンストラクト

■佐藤尚之さん
伝えてもらいたがっている相手、買いたいと思っている相手にしっかり情報が届くこと。
広告とコミュニケーションを分けて考える。

■佐渡島庸平さん
目的って、未来のために「今を我慢すること」を強いる。目的を忘れて、その時々を変に我慢せずに生きるようにした方が幸せになれるんじゃないか。
本当の欲の解放を目指す。

■柳澤大輔さん
アイデアを生かしたいなら、街づくりにも明確な指標があったほうがいい。

まとめとして書かれているのは、
「心で考えること。アイディアを考えるとは、人の幸せを願うこと。」

#松永光弘
#ささるアイディア

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?