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キャッシュが真実であって、利益は意見に過ぎない。

『ビジネススクールで身につけるファイナンス×事業数値化力』大津広一    

ファイナンスに苦手意識がある人は多いと思いますが、これは非常に入門書×実践的で非常に参考になりました。大津さんのシリーズはどれも実践的でかつ分かりやすいです。

投資における企業分析というよりも、経営に近いポジションを思考する人でファイナンス苦手なんよなぁ、という人は是非。

✔︎事業を構想し、数値化するためのフレームワークとしてのファイナンス

✔︎Amazonとオリエンタルランド事例
アカウンティングとファイナンス

✔︎ROICを導入する企業が増大する中で、IRRに関する意識が相変わらず低い企業には警鐘を鳴らしたい。

✔︎短期的な利回りを計算するROICは重視するが、長期的な利回りを測定するIRRを算出しないとあっては、ファイナンス理論が提示する長期的な視点に立った経営を無視して、アカウンティングの弱点とも言える短期志向の経営を助長しかねないからだ。

✔︎フィンランドの携帯メーカーNokia社の言葉
キャッシュが真実であって、利益は意見に過ぎない。

✔︎ピーターバーンスタイン
リスクという言葉の語源を辿ると「勇気を持って試みる」という意味。リスクは運命というよりは選択を意味している。

✔︎ジャックウェルチ
自分の人生は自分で支配せよ。さもなければ誰かに支配される。

✔︎製造業における事業数値化
総利益、販管費、設備投資、運転資金(売上債権、棚卸資産、仕入債務)

✔︎PBRによるコストアプローチ、PERによるマーケットアプローチ、将来FCF予測しNPVに割引くDCF法によるインカムアプローチ

✔︎CAPM、MM理論、APV法、EVA法

✔︎日本のファイナンス力を高めたい

#ビジネススクールで身につけるファイナンス
#大津広一

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