見出し画像

まずは絵筆を与え、その後にキャンバスを与える。

中国のモバイルインターネット技術とイノベーションを専門とする作家であるマシュー・ブレナンの「なぜTikTokは世界一になれたのか。」

先日TikTok for businessの説明会があったのですが、すでに若年層だけではなく全世代のプラットフォームになりつつありますよね。

TikTok売れのような言葉があるように、音楽でもTikTokでバズる→LINE MUSICで上位になる→TVに取り上げられる、などTikTokがセレンディピティの起点になることが増えている気がします。

この本は、TikTokの魅力を内部やTOPが語っているのではなく、世界一になるまでの歴史を物語として書かれた本。リクルートの起業の天才みたいな感じです。最近こういう企業歴史的なのが好きです。

■創業者ジャン・イーミン
根気や、ひとりでいられる能力、短期的な要因に惑わされず長期的考察をもとに判断すること、そして計画や努力が実を結ぶまで辛抱強くあること。これはすべてのスタートアップを立ち上げるうえでとても重要なこと。

■優秀さへの渇望と凡庸な引力から脱するための闘い。

■怒りは無駄な感情で、精神的怠惰な一種であり、怒るよりも軽い喜びと軽い落ち込みの間が理想的な状態。

■バイトダンスという社名は、ジョブズの言葉「技術は一般教養と結びついて心弾む結果をもたらす。」ことからbyte技術的な言葉、danceリベラルアーツ的を結びつけた。

■トウティアオ 今日のヘッドライン
Facebookが人と人を繋いだ。Uberが人と車を繋いだ。トウティアオは人と情報をつなぐ。

■シャオミのCEO レイジュン
適切なタイミングをとらえることは、それ以外のどんな戦術にもはるかに勝る。

■検索からレコメンドへ
人が情報を探すことから、情報が人を探すことへの転換。

■データフライホイール
滞在時間が増える→ユーザープロファイルの充実→マッチング向上→ユーザー体験の向上

■中央集権的計画経済から分権的市場経済へ。

■まずは絵筆を与え、その後にキャンバスを与える。

■なぜドウインがミュージカリーより成功したのか。インフラ、母船からのサポート、レコメンドの力、ポジショニング「美しい人生を記録しよう」

■プロダクトはグローバルに、コンテンツはローカルに。

#TikTokはなぜ世界一になれたのか
#マシューブレナン

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?