7つの会議を見て

久しぶりに邦画でレベルの高い映画を見れました。

最後の野村萬斎扮する八角の「どうしたらデータの隠蔽が無くなるのか」という質問に対して、最初に「隠蔽が無くなることはありません。」と答える。

その後に、本来命あっての人間や社会の常識が、会社の上司の命令やメンツを優先させてしまうと続く。

それが古代から続く、(良く言えば)サムライの生き様が引き継がれていると。

だからこそ、高度経済成長のような実績を日本人は作り上げる良いところもある、しかし隠蔽のような間違ったことすら従ってしまう部分もあると。

じゃあ、どうするか。
子供臭くていいから、ずっと不正は不正だと言い続ければいつかは世の中が変わっていくのではないか。という締めだった。
(実際に映画を見て頂きこの言葉を聞いてもらいたくて、あえてすごく簡略してますが、だいたいこんな感じです。)

自分もそうだったが、日本人の考える力の無さには危機を感じる。

考える力の無さの怖さは、例えば、言ってる言葉は単語として理解していても、言ってることの真意が理解出来ない部分にある。

真意が理解できないと、行動に移せない、行動に移せないからこそ気づくことが出来ない。

それがこの空想の会社では社会問題になってしまったわけだが・・・。
ただし、日本人の良さは愚直に相手の良さを受け入れ学ぶことにあるし、もう一度謙虚に学びなおしつつ、思考力を身につけることで、もう一度良き国にしたいものだ。


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