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MOS Excel 365 一般レベルに10日で合格した

はじめに

MOS Excel 365 受かった~!!!!やった~!!!!
試験日も入れて10日という短期間だったが何とかなった。
何なら長時間勉強していたのは3日である。
MOSというのは資格試験の中では簡単な部類だと言われている。
検索サジェストに「MOS 意味ない」とか出てくるくらいだ。

MOSは本当に意味がないのか?MOSはどんな試験か?どうやって勉強したか?を記録に残しておこうと思う。

MOS Excel 365一般レベルとは

MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)とはマイクロソフト社が主催する資格試験だ。Word、Excel、PowerPointなどの操作方法について問われる。それぞれソフトごとに試験科目がある。

私が今回受けたのはMOS Excel 365。一般的な操作方法が出題される。ちなみに、試験科目の中にはもう一段階レベルが上がる上級レベル(エキスパート)というのが存在する。MOSはバージョンごとにも試験科目が異なってくるため、受ける時にめちゃくちゃ迷う。もはや、受験申込をするのが半分試験だと思う。

なぜ受けたか

受験理由は「エクセルできるようになりたいな~」だ。(みんなそう)
ちょっと面白い理由としては、本「外国語をつかって働きたい!」にMOSが出てきたというのがある。作者のキャリアの体験談の中で、MOSのWord・Excel・PowerPointを取っておいたのが役立ったシーンが出てくるのだ。
私は「外国語スキルよりもMOSスキルが役立つことがあるの面白いな…。でも働いてるとちょっと分かる。」と感心しながら読んでいた。

私のExcelスキルについて

私の受験前のExcelスキルはこんな感じだ。

  • 関数はSUMやMAXは分かる

  • 加減乗除はできる

  • 切り取り・貼り付け・印刷・検索ならショートカットキーを使える

基本的な操作はできるが、応用ができるわけでもないくらいだと思う。このくらいの人間だと、MOS Excel 365 一般レベルはだいたい知ってることを8割確認しながら、2割の知らない操作を知るくらいになる。

勉強方法・体験記

市販の参考書に書かれている作業を進めていくだけ。私はFOM出版のテキストを使った。模擬試験もできるのでおすすめだ。試験によってバージョンが変わるので、合うものを買いましょう。

MOSは、知識を入れていくというより、操作を覚えていくものだ。
パソコン教室をイメージしてほしい。「みなさ~ん、ここをクリックすると保存できますよ~。やってみましょう」みたいな。それをひたすら一人でやっていく。

そのため、MOSはスキマ時間が使いづらい。机に向かって参考書を読んでいてもほとんど意味がない。電車で読んでいると眠くなってくる。

机に向かい、パソコンをつけ、Excelを開く必要がある。これが難点。
パソコンにExcelが入ってない人がこの資格を取るのは結構難しいと思う。動いて覚えるものだからだ。そういう意味ではゲームや運動に似ている。
私はやる気がなさすぎて、鏡に向かいながら「MOS Excel はゲーム。とっても楽しい」と自分に言い聞かせた。効果はあまりなかった。

1日1出題範囲と見立て、5つある出題範囲を消化する計画を立てた。やれる日もあれば、やれない日もあった。出題範囲を全部終えたのが試験二日前である。ネットの体験記事には1週間は模擬試験を繰り返した人が出てくるので、この時点で少々焦っている。

試験二日前にしてやっと一回目の模擬試験にこぎつけることができる。結果は正答率54%。合格点が70%と言われているので、不合格である。

これは…落ちるのでは…?

1万円する受験料をドブに捨てるのでは…?

様々な不安がよぎっていく。50分の模擬試験時間まるまる使っても時間がなかったことも不安を増大させる。まだ伸びしろはある!と思ってせっせと復習にいそしんだ。復習に時間がかかるのがまた不安になる。

試験当日になって模擬試験プログラムを4回分やった。
すると、正答率84%、92%、96%…と合格点を叩き出せた。

1回目で試験の雰囲気や問われる内容が掴むことができれば、すぐコツが掴めるようだ。上がった点数を見るのはとても楽しい。時間も、30~40分くらいで解答できるようになったので、余裕を持てるようになった。

試験本番は、模擬試験プログラムよりも簡単に感じた。運転免許証のテストに感じたのと似ている。運転免許証の本番の試験よりも、自動車学校で解いた練習の方が難しかった。模擬試験プログラムは、試験で問われる操作をなるべく多く出題したいというのもあってか、やや複雑に作成しているように思う。

MOS Excel 365一般レベルを取る意味

私はMOSを取って良かったなと思っている。
実務で役立つようなショートカットキーをもっと身に着けたり、関数を操ることができたりすることを目的にしていたので、肩透かしではある。受験料も、約1万円は高い。

ただ、マイクロソフト公式に1万円払って操作方法を教えてもらえると考えたら、いい経験だと思う。普段ろくな説明書もないまま適当にぽちぽちしていたのが、公式が教えてくれた操作を身につけられたのだから!
履歴書にも書けるし。

「簡単な資格って取る意味ないのでは?」と思っていたので、敬遠していたところがあった。しかし、いざ資格を取るとなると労力がかかる。10日しかかけてない人間が言うことではないが、結構疲れた。馬鹿にできない試験だと思う。少なくともノー勉なら落ちる。

MOSは、こんなダサいグラフのスタイルなんて絶対使わないだろ!とかツッコミどころがあるのも面白い。使えるかは正直分からない知識もあるのだが、体系立てて学ぶことができたのは間違いない。

何より、勉強すれば点数が即座に上がるので、自分の努力が可視化できるのも良かった。ちょっと頑張れば取れる資格というのは自分の自信にも繋がる。

私のやる気のないMOS Excel 365 一般レベルの体験記は以上である。
個人的にはいい試験だと思うので、これを機会にWordやPowerPointにも手を広げていきたい。





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