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世田谷文学館・萩原朔太郎展

なぜ初詣に行くのは当たり前みたいな話をしてくるのか。まず前提条件が間違っている。
ひょっとしたら僕はキリスト教原理主義者かもしれないじゃないか。違うけど。

三が日は開いている飲食店が限られているからか、ご飯を食べに行ったら知っている人とばったり会ってしまった。想定外。
一人モードで味覚以外の全知覚をオフにして出掛けていて不意に人と会うと、話の波長が合わないというか、そういえばこの人も後で考えてみると占術系の人(よく知らないけど、たぶん)だったのだが、だから初詣マストの話になった訳か。
まず私め、初詣は神様も忙しいからタイミングをずらしてる。
実際、年明けに大國魂神社に行ってはみたものの、行列が凄すぎて屋台のたこ焼きを買うだけにして一旦撤収したので。

三が日の大國魂神社の様子

さて、そんな事はどうでもよかった。

ある日の私は京王線芦花公園駅を降りてすぐにある「サン・マロー」という洋食店に、世田谷文学館へと向かう道すがら立ち寄った。
名物のビーフシチューオムライスを注文する。2300円位だったかな。

ビーフシチューオムライス
レストラン サン・マロー 

レストラン サン・マロー
所在地:東京都世田谷区南烏山1-12-18
電話番号:03-3304-7949
営業時間:11:45~14:00、17:30~21:00
定休日:月曜日

大変美味しゅうございました。
芦花公園で30年続ける老舗。
ルドルフヴァレンティノの「熱砂の舞」やスティーブマックイーンの「パピヨン」のポスターなどが飾ってある素敵な空間です。

そして腹も満たし、私は世田谷文学館へと歩を進める。

世田谷文学館

年表を見ると結構ご近所さんだった?(時代は違いますけど)萩原朔太郎が晩年を過ごした世田谷の地での回顧展、没後80年という節目となり、同文学館では関連企画として「下北沢猫町散歩展」なるものも行われています。こちらは小説「猫町」の舞台でもある下北沢の、古今この地に縁がある人々についての展示。そうそう、付箋に思い出を書いて下北沢周辺の地図に自由に貼付できる企画がありましたので、僭越ながら爪痕を残しておきました。
朔太郎展の方は漫画家松本大洋(ピンポン)、清家雪子(秒速5センチメートル)、自動人形師ムットーニらによる朔太郎の世界の表現の展示、更に体験型インスタレーションなんかもあったのでちょっと遊んできた。

朔太郎の詩のフレーズを使って自由に作詩出来る体験型インスタレーション

あなたは幽霊を見たので
地面が光るとき
車に乗っていれば
あなたは善良なので
誰もあなたを見ない

僕も口語自由詩の地平を切り拓いてみた(切り拓いていない)。

ところでムットーニの完全自動制御の人形劇は凄かったなあ。あれはどうやって作るのか。語りも良い。

併設される喫茶どんぐりのコーヒーは280円でした。
それでは、また。

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