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スポーツ現場におけるコーチングの話 Part3〜褒めると承認の違いとは〜

みなさんこんばんは。

週末にまとめて書こうと思ったのですが、「いや、先延ばしにして良いことはないなあ」とふと思い、今アウトプットすることを今決めました。笑

さて、前回の告知通り
「褒めると承認の違いについて」
書いていきたいと思います。

①褒めると承認の定義とは

これ、難しいですよね。
そもそも混同して使っているなあと思いつつ、改めて言葉の意味を調べてみました。

【褒める】
物事を評価し、よしとしてその気持を表す。たたえる。賞讃する。
【承認】
正当または事実・真実と認めること。
(出典)広辞苑

なるほど。
調べてみると、全然違う意味なんですね。

褒める=評価する。
承認=事実を認める。

相手の受け取り方次第ですが、発信する側がどちらのスタンスで接しているかによって、その後の行動や意識が違ってきます。

②褒めたり、承認すると何が良いの?

ここからはコーチングの理論に基づいたお話になります。

・褒めるの効用
→テンションが上がる(外発的動機)
・メリット:瞬間風速的な成果や成長実感が得られる 
・デメリット:持続性が低い

・承認の効用
→モチベーションが上がる(内発的動機)
・メリット:持続性が高い
・デメリット:短期的な成果や成長実感が得られにくい

①で定義の違いについて説明しましたが、コーチングの理論においても、似て非なる概念だと理解できますね。

少し話が横道それます。

テンションとモチベーションの違いってなんでしょう?

これまた難しいですよね。僕も調べるまでなんとなく使ってました笑

ということで、また調べてみたところ...

【テンション】
精神的な緊張。気持が高揚して張りつめていること。

【モチベーション】
①動機を与えること。動機づけ。誘因。
②物事を行う意欲。やる気。
(出典)広辞苑


だそうです。

上記からも理解できるように、
・テンション:外発的動機
・モチベーション:内発的動機
になりますね。

③スポーツの現場で応用に適した場面について

褒めると承認の違いと併せて、テンションとモチベーションの違いを理解をした上で、ようやく実践に近いお話です。

どんな場面で褒めればよいの?

何を承認すれば良いの?

スポーツコーチングでは、以下のように整理できます。

褒めるに適した場面→試合とその前後
承認に適した場面→練習


理由としては、
【試合】
短期的でもベストパフォーマンスが求められる。ないしは本人もしくは組織も「今=試合」結果を求める状況であり、外発的動機をうまく活用することで、個別最適にもなり全体最適になる為。 
※代表的な話として、ペップトークがありますが、それはまた追って書きたいと思います。

【練習】
本人も組織も「今=練習中」成果を求めていない。成果を発揮する場面=試合に備えて、内発的動機を活用することで、中長期的に個人も組織も継続的にアクションし、成長することで成果に繋がってくる為。

まだまだ説明しきれてない部分もありますが、今日はここまで。

次回は、「タイプ別のアプローチの仕方」について書きたいと思います。

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おわり