#B008／隠された瞳

「地の国」出身の幼い少女。内に大きな魔力を秘めていることが分かっている。特別な血筋の出身ではないが、時折こんな子が生まれることがある。多くの場合、親は子供を育てあぐねて、暗闇市場に送ったりする。喜ばしいか否かは別として、魔力を秘めた子はお金にはなるのだ……。

何故自分がここに送られたかは分かっている。仕方がない。親を責められない。ただ、この力はどう使えば良い―――？

No.008　The Hidden Eyes

A young girl from "Republic of Terra". She is known to have a great deal of magic power inside her. She doesn't come from any special lineage, but sometimes the town has children like this.

In many cases, parents fail to raise their children and send them to the black market. Whether you like it or not, a child with magical powers can be worth money.

I know why I was sent here. I have no choice.  I can't blame my parents. But how can I use this power...?

・黒竜憑き。実は生まれつき特殊な力を持っていた訳ではなく、ある時黒竜（黒い大蛇みたいな姿）に見初められて、取り憑かれた。

・黒龍：意思疎通の出来る妖魔よりも野性的。意思疎通の出来ない妖怪変化の類に近い。少女のことが気に入っているので取り憑いている。害を与えようとするものには牙を向くが、あくまで自分の所有物を守る行為に近く、少女のことを思い遣っているものではない。

・普段は普通の人と変わらない目をしているが、黒龍が起きており、「意識」が強く出ている時に、少女の目が蛇の目のような形になる。それを知っている為、前髪で瞳を隠すようになった。

・黒竜が起きているかどうか、意識が外に向いているかどうかは大体分かっている。

・おどおどとした性格。自分が理由で他者が傷付くのを嫌がる。優しいからというのではなく、家族が困った顔をするのとだぶって見える為。

・精神的成長と共に、黒竜の力を徐々にコントロール出来るようになって行く。

・何らかの方法で、黒竜と意志疎通出来るようにはなるのか？
・何らかの方法で、黒竜を体の外に出すことに成功する。
皆の協力で退治することになるのか、それとも共生の道を選ぶのか？