ビジネスプロジェクトの解決策 二股の道を作る

コンサルをする傍ら、自身が感じた「優れたビジネスアイディアや考え方」を書き留めていきます。

今回のお題
「困難を乗り越えるための思考のクセ」


優れた経営者は、物事を多角的に見て、トライ&エラーを繰り返し、スピード感を持って、経験値を積んでいく。

たとえば、○○がしたい、実現したい と思ったとき、ひとつの方法を思いついたとする。
その方法を叶えるため、必要な人材をリストアップし、そこで、すこし躓く。
Aさんは、アイディアマンだけど予算管理が下手、とか、Bさんは技術が素晴らしけれど、営業力はない、などで、なかなかメンバーや進める方向性を決められない。
ここで、大概はとん挫する。放置して、物事がまた違う局面を見せるまで、塩漬けにしてしまう。すると、チャンスを逃しているのと同じだ。

こんなときは、実現のための方法を「二股の道」でゴールに向かうイメージをする。

思考が凝り固まっていると、なかなか出せないものだ。

人材のリストアップは、もちろん一人ではダメだ。
複数のメンバーをリストアップしてオファーして、80%の確率で引き受けてもらえるものとして考えればよい。
オファーは、何かあればこちらの都合で取り消せるものなら猶更、相手の予定を先に押さえてしまうのも、リスクヘッジとして考えるくらいの嫌われる度胸がいる。

また、その人材の中には、ランクと属性があって、実現により近いパワーを持った人、少しだけど役に立ってくれそうな人 と、属性が分かれる。
このパワフルな人材に歩かせる道(要はビジネスプラン)を1本、
さらに、少し役にたつと判断した人材にも、他の人にはない魅力や強みがあったりする。それらを上手く使える道を1本、それぞれ2本を用意し、歩いてもらう。
2本で足りなければ3本でも、4本でも。
一番能力が発揮できるルートを用意するべきだ。
決して1本ではない。

すると、どの人材の強みも活かすことができる。

自分の発想を縮こませているのは、問題を解決するとき、多角的な視点を持てないこと。

改革を進んで行う勇気と、それを実現する強い意志と行動力が必要なのだ。


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