バカを演じる
コンサルをする傍ら、自身が感じた「優れたビジネスアイディアや考え方」を書き留めていきます。
今回のお題
「"一般人"感覚を忘れたら終わり」
コンサルをしていると、度々出会うのが「顧客感覚を忘れた」ビジネスパーソン。
下手すると、目の前の相手に対して知識をひけらかし、尊敬しろと言わんばかりの態度で接するケースも多いようだ。
ここでもまた、「クソみたいなプライド」が顔を見せるのか、相手がどんなにしょーもないことを言ってきたとしても、相手の立場に立った共感する言葉が一つも出てこないようでは、終わっている。
ターゲットに近い感覚を忘れてしまったら、商売が上手くいかなくなると思っている。
一般人の興味の対象は、日々移り変わるが、絶対に法則がある。
それは、「楽しくて、気軽に始められて、簡単に捨てられる」こと。
「お金(コスト)」は、生活圏によって違うので、重視するポイントとしてはそこまで高くない。1000円でも高いものもあれば、10万円でも安いものがあるように。
一般人を相手にする商売をするなら、一般人の思考を忘れてはいけない。そして、一般人と会話がちゃんとできるくらい、同じものに興味を持っていなければいけない。
特に意識高い系の人間の中で「相手の上に立つ」マウンティング気質のヤツがいるが、何がしたいのか分からない。
目の前にいる「カモ様」に、マウント取って楽しいのか?収益化できるチャンスを捨てていると同じだ。
顧客の目線に立つこと。これが商売の基本であり、普遍的なものである以上、どんなに自分自身は興味がなかろうが、知ろうとすることも、浮かないこともとても大切だ。
Face to face の類の商売なら、おくびにも顔に出してはいけない。相手にも同じ感覚を持っている人間と思わせられなければ、その相手は顧客にはなってくれない。
「バカ」と思っていも、その「バカ」を演じることがとても大切なのだ。
楽して手に入って、時間と労力よりはお金で解決したくて、飽きたら乗り換えられるものが大好きな一般人。
だったら、全部フルコースで用意してやればいい。そして、自身も消費者の一人として接すれば良い。
心の中で舌をだし、口から御礼を伝えれば良い。誰かを騙している訳ではなく、欲したものを提供しただけなのだから、卑下する必要は全くない。
顧客感覚を忘れず、共感してあげられる人間は、商売人としてとても強い。
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