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伸展制限へのアプローチ!6つの筋肉を評価しよう

火曜日ライターの松井です!

変形性膝関節症(以下、膝OA)やその他の膝関節疾患は保存・手術ともに臨床では多く見られる疾患の1つだと思います。
そんな膝関節疾患において、こんな悩みありませんか?

・伸展制限があり、ROMexするが中々可動域が改善しない
・パテラセッティングや端座位で重錘使って膝伸展させるが、可動域も筋力も思うように改善しない
・痛みが強く、ROMexや筋力運動もままならない

このように、膝関節疾患のほとんどの症例で膝関節伸展制限を認め、制限があると起立や歩行などの各種動作は安定しないし、大腿四頭筋が常に遠心性に活動するので、筋緊張が高まり疼痛も出現しやすいです。

中々改善しない制限は問題点を適切に評価できていないことが考えられます。

例えば、伸展制限に対してハムストリングスに対するストレッチをするとします。
ハムストリングスの柔軟性低下が問題であれば、伸展制限は改善するでしょう。

ですが、ハムストリングスと腓腹筋間の滑走性低下や腓腹筋の柔軟性低下、あるいは鵞足を構成する筋群の柔軟性低下が問題だったとしたら、ハムストリングスへのストレッチをしてもあまり効果は期待できないですよね。

本記事は伸展制限に対して、ストレッチやROMexしか選択肢がなく、制限を改善できずに悩んでいる方に向けて書きました。
本記事を読んで、伸展制限に対する視野を広げ、複数の選択肢から考え、介入できるようになればと思います!

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