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大人、18歳、17歳、


周りを見渡すと
かっこよくて優しくて愛を持った大人たちと
目をきらきら輝かせた18歳たちがいる不思議な場所で、

私は、
この先ずっと大切にしたいこと、
いつかできるようになると決意したこと、
人って、言葉って素敵だということ、
書き切りたくないくらいたくさんのことを受け取りました。

同い年のみんなより、ほんのちょっとだけひと足先に、この空間で最高な瞬間を受け取った。

いいのかな、私が受け取っちゃっていいのかなって、
きっと私じゃない、届くべき人はきっと他の誰かだって、
そうそう、ここにいる18歳とキャストとスタッフのみんななはずだって、
嬉しさとか感動とか感じるたびに思う自分がいました。

でも、正直そんなしょうもなくて小さな謎のプライドは一瞬でぶっ飛んで行きました。笑
ぶっ飛ばされました。
考えている暇もないくらい1秒1秒最高に素敵な瞬間で時間は進んでいて、きっとこれが幸せってことなんだと思いました。


私の目の前で1人が手を挙げました。
この何百人の前に立とうと、話そうと、
手を挙げるということがどれだけすごいことか一瞬忘れてしまうくらい真っ直ぐな眼差しで前を向いて、
でもたまに不安そうな目をして、
前に歩いていきました。
なんてかっこいいんだろうか、と、
私は会場の端っこで、
誰かと誰かの隣で、
あなたと出会えてよかったよ、大好きだよ、
って、魂、壇上まで飛ばしてました。
届いたかな。笑
伝わっていたら嬉しいな。


どうしてそんなにかっこいいんだろうかと
どうしてそんなに優しさをくれるのだろうかと
思わせてくれる人がいます。
私が写真を撮っているその近くで、
その人は1人で不安そうな18歳に声をかけていました。
もし私が1人で参加をしていたら、
きっとその人の存在に救われるんだろうなと心底思ったんです。
私はそこで一つ、「対話する、そして撮る」という今までできなかった私にとっては高い壁に挑戦できました。話すこと、眼を見て声を出し合うことがどれだけ大切なことなのか、実感しました。
私にとって写真を撮るという行為は、
話す、ということから逃げるために始めたものでもあって、でも写真を撮る人ほど言葉は大切にしなきゃいけないとやっと理解することができた気がします。



めっちゃ悔しかった。
ファインダーを覗き続けることができなくなった。
その場にいることができなかった。
ライブを楽しむ18歳のみんなを撮り続けることができなかった。
ホールの外に逃げた。
たった一言、誰も悪くない、きっとどちらのせいでもない、いや私のせいかもしれない。
でも、もしここにいたのが私ではなく、私より上のカメラマンだったら、きっとああにはならなかった。
あんな言い方きっとされなかった。
ああ、悔しい。
まだ泣きそう。
誰も悪くない、のに、
言葉に屈して逃げた自分に腹が立った。
よわっちいな、自分。

これはね、私に向けた言葉です。
私だけに向けた言葉です。
私が弱いっていう話だけのこと。
絶対にね、それだけは。

逃げた場所から見えた景色笑



憧れの人たちと同じ空間で、
「自分と目の前のあなたたちと向き合いたい」
「17歳からみた18歳」
というテーマを掲げて挑んだ2日間。
正直、わからなかった。
答えは全然見つからなかった。
でも、得たものはきっとあって、
しっかり身につけて進みたいなって思います。


大好きな人を抱きしめることができました。
この空間があってよかった。


大切にしたいこと、たくさん受け取りました。
特に写真を撮る立場として、
自分もそうでありたいと思ったこと。

・撮られる覚悟で撮ること。
・盛り上がる人々がいれば、それを遠くから見ている人々もいる。視点を変えることはできる。自分の視点って絶対ある。
・写真を撮る時の空気は自分が作る責任。


かっこよくて優しい大人と18歳たちに囲まれて、
もっと自分がかっこよくなって優しさを放てる人間になりたいと強く思ったり、本気でもっと本気になれるように進みたいと思ったり、一言で救いあげたりどん底まで突き落とす言葉をもっと大切にしたいと思えたり、本当に自分は人に恵まれているということを実感したり、書いても書いてもどんどん出てくるこの感覚に出会えて感謝です。たくさんもらいすぎて、もうどうしたらいいかまだわからない、ので、なんとしてでも努力で返します。


全然まだまだあるんです。
書きたいことあるんですけど、

最後に、
私が大切にしたいと思う人からもらった
死ぬまで大切にすると決めた言葉を
載せたいと思います。

「誰かにならなくていい、
誰かを目指さなくていい、」

この言葉をもらった時に涙が出てきた私はきっとまだ全然優しい人間ではなくて、大切な人に優しくありたいと思う以前に自分を大切にすることがまず一番最初にやらなきゃいけないことなのではないかと、強く強く思えました。

絶対負けない。
自分にだけは絶対負けない。


私がここで出会えた
かっこよくて、優しい人たちみたいに
私は私の優しさで生きていきたいな。



こんな笑って写真に写る自分と出会えて幸せです

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