見出し画像

わたしはわたしで

踊ることも、歌うことも、舞台に立っているだけのことも
嫌いだった苦手だった逃げ回っていた数年前のわたし。

でも、ある時、

見てしまった。
感じてしまった。
知ってしまった。

きっかけは4つくらいあって、
どれもわたしが大切にしたいと思う記憶です。
ずっと覚えていたい忘れたくないと感じることは、たくさんあるけれど、
その記憶が今の自分を動かし続けているっていう経験はたくさんあるわけではなくて。
特に私の中で大切にし続けたい記憶のお話をします。

私たちがステージに立ったことについても書き残していこうと思います。


始まりの日。


一人の踊る君が小さな身体の隅から隅までを使って、
心の中をそのまんま表現していたんだ。
それは、わたしが今まで生きてきた中で出会ったことがないもので、
時間で、感覚で、涙で、生き方で、
自分は単純で、こんな風に踊れるようになってみたかったと思ったんだ。
こんな風に力強く、弱さを表現できる人になりたいと思った。
でも、私にはできないと必死に思い込ませていた。
だって、自分にはできなそうだもん。
ちょっと難しそうじゃん。
でも、私も踊ってみたいなって思ったきっかけは、
確実にあの日で、
確実にあなたで、
確実に私の中に存在している踊りとか舞台とかに対する意識を描きなおしてくれた瞬間だったよ。
ここから、表現に憧れる生き方は始まったんだ。


少し経ったある日のこと


私はとある映像に出会った。
RADWIMPS『人間ごっこ』
知っていますか。
今日この日まで何百回みて聴いてきただろうか。
何度も何度もこの映像と音楽と踊りに救われてきました。
JAZZという分野に出会ったのは、この曲がきっかけです。
後に、私はこれがやりたい、どのクラスに入ればいいですか、
どうしたら踊れるようになりますか、
と目の前のダンススクールの人に質問していた。笑
私が一生好きであり続けたい作品とその周辺の記憶です。

ちょうど1年前くらいのこと

パフォーマンス集団に出会いました。
その人たちは、歌っていて、踊っていて、
自分と向き合うことに挑戦していた。
輝いて見えました。
何度も(というか全ての)オーディションを受けようか悩んでは、結局行動に移せなかった、ちょっとだけ悔しい思いと、憧れの気持ちが詰まったパフォーマンス集団です。
もし、舞台に立つなら、
もし、踊りに挑戦するなら、
この人たちとがいい。
この場所がいい。
と強く思ったのを覚えています。
今もなお、かっこいい姿を見せてもらっています。
きっと想像できないくらいたくさん葛藤して、
たくさん練習して努力しているんだろうなと考えると
とっても素敵だなって思います。

決意


踊るぞ、自分、やるぞ、
って決意したのは、
中学生の時、ステージに立つこと、歌うこと、踊ることが
怖くなった場で、そして同時に表現する楽しさを教えてもらった場に、
昨年、数年ぶりに参加したことがきっかけです。
(The Young AmericansとHeart Global!!)

ダンスって、
みんなで作り上げるステージって、
こんなに楽しかったんだなって、
なんで今まで知らなかったんだろうって、
想いが溢れてきました。

キャストのみんなみたいに、周りのTKのみんなみたいにかっこいい表現を生み出せる人になりたいって強く思った。舞台を作る人になりたいって思った。裏方で支える人にもなりたいって思った。

私の人生を変えてくれたのは、この先どんなに大きな出来事があったとしてもYAであることは絶対に変わらない。そろそろTK卒業なので、いつかnote一本書いちゃおお。

そう、それで、もうどうしたらいいかわからなくて、
挑戦せずに終わるのがとっても怖くて、
どうして今まで一歩踏み出してこなかったのかがもっとわからなくて、
じゃあ、今やろう、後悔しないまでやろうと思って、
なんかすっごい重い想い持って
怖くない、怖くないって呟きながらスタジオに入っていきました。



やっと始めた。

知らない世界のことたくさん知りました。
踊りの楽しさ
ジャズの楽しさ
表現力、スキル、経験の無さ
悔しいところまで頑張ると見えてくるダンスの楽しさ
まだまだいっぱいあるけれど、
ダンスを始めて半年が経ちました。

始めていいことばかりです。
まだ私、ダンスやってます、なんて言えないけれど、
いつか言える日が来ることを願って、
頑張っていきたいなって思います。


国創り踊った話。

挑戦して、やり切ってから、終わりたいと思ったんだよね。
だから、踊りたいって思った。

あなたとは初めましてしてから、まだ1ヶ月経っていないみたいです。
会った瞬間から、心を開いてくれて、
会った瞬間から、本気で話してくれて、話を聞いてくれて、
3週間で大切に作品を作り上げられたこと、奇跡だと思います。
悔しいことたくさんあって、
申し訳ない気持ちもたくさんあるけれど、
あなたと一緒に時間を過ごせて本当によかった。
テントで話してくれてありがとう。
正直、本番のこと、あんまり覚えてないです。
でもね、最後の日に目を見て伝えてくれたことははっきり覚えています。
ありがとうね。
ラブレター始まっちゃう、危ない、一旦終わりね。笑

私たちがこの曲を選んだ訳や込めた想いのお話。
なんとなく二人の中で似ている部分があるんじゃないかなって思った。
理想の自分と現実の自分のギャップ
自分の夢や目標に対して失っていく自信
逃げたらきっと楽だろうと妥協してしまいそうな瞬間

私たちの悩みや葛藤をもう一度見つめ直して、
伝わればいいなと思ったことは、
何があっても自分自身が自分のいちばんの味方でいることの大切さです。
(実はおもろい裏テーマもあった笑)

結局、まとまらずぐちゃぐちゃだけど、
これだけは振りぶっ飛んでも忘れないって決意していたことがあって、
それは、
自分と自分の大切な人だけに向けて届いてほしい。


良いのか悪いのか正直わからないけれど、
その対象は、私と繋がっている人だけでいい。
私が大切だと思う人だけに届いてほしいと思いながら踊りました。

伝わっていたらいいな。

私に踊りの、表現の、舞台に立つことの楽しさを教えてくれたあなたたちへ
本当にありがとう。

私たちに思いを伝えてくれたあなたたちへ
どう思われるかわからなくて、本番が終わってからの方が周りの目に怯えていた自分はあなたの言葉に救われました。


最後に

2年前、MVをみんなで作りましたね。
ベッドの上はすごく孤独で、
ベッドから降りても、誰かの隣にいても、
怖かった。
私は、闘っていましたね。
私じゃなきゃよかったと
ただ何度も謝っては泣いてを繰り返していましたね。
あの時の自信の無さも
あの時の満たされない正義感も
あの時の後悔も
あの3日間の全部を
この4日間で宝物に変えられた気がします。

ありがと。
私はここがずっと大好きです。

でも、
だから、
絶対に進みます。


前に進めそうですって言ったら、
もう進んでるよって言ってくれましたね。
私、その一言にすごく背中押されました。

心の底から私はここの人と空間が大好きです。


ああ、踊ってよかった。
あなたと踊れて本当によかった。

すごく長い道のりだったけれど、
全部正解だった気がします。

☺︎

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?