パチンコ始めて3カ月で〇万溶けた

 この記事の価値は15万円です。なぜなら原価が15万円だからです。

 さて、出オチで申し訳ないがラノベのタイトルがごとく、それがすべてである。

 なのでここからはパチンコに対する言い訳と楽しさとクソさを吐き出していこうと思う。あなたの人生には一ミリも関係がなく、無益な怪文書なのでぜひともブラウザバックしてほしい。

 まず、自分はギャンブルをやる人間をバカにしています。頭の悪いことだと思っています。どうやったって長期的に勝てるはずがないものにお金を払っては無くし。取り返そうとしてはさらにお金を失う。人間というのは何と愚か。確率を勉強しましょう。義務教育ですよ。と、思っていました。だけど…!!の流れだけどそれは今も思っています。ギャンブルはバカのやることです。
 ではなぜそんな僕がパチンコにハマってしまったかと言えば、それはアニメが好きだから…となるでしょう。は?と思った方、そのままでいましょう。う~んなるほどって方、気を付けましょう。「とある」「シンフォギア」「エヴァ」「まどマギ」などなど。初めて入ったパチ屋には好きな作品の台がたくさんあった。友達についていって入ったそこは天国かと思った。いや実際は楽園だった。小学生からそれなりの数のアニメを見てきたのが災いした。内心パチンコをバカにしつつも心が躍っていた。最初は確かレールガンだったと思う。「佐天さんがかわいい!」「今日は青のストライプか~!そうかそうか!」「私の頭にも水を掛けてはもらえないだろうか!」初めてのパチンコは当たらなかったがとても楽しかった。つぎはシンフォギア打ってみようかな~とか思っていた。

 着々とハマっていった。(同時期に2人の友達も一緒にハマってたのも良くなかった)次に問題になってくるのはお金である。どうしてか未だ大学生をやっている私は常に金欠なのである。実家暮らしで彼女も居なくなった自分には日々の出費はそんなにないが、そもそも収入が少ない。これは困った。「パチンコは楽しいけどこのままだとお金が無くなるぞ。」と、そこで私は思い出した。「なんとパチンコというのは演出が見られるだけでなく、お金が返ってくる機能があるのだ!なんと素晴らしい!これは頑張るしかない!」ギャンブラーの誕生である。
 あれだけギャンブルをやる奴はバカだと思っていた私だが、お金が返ってくることを祈りだしてしまった。

 突然ですが、あなたは恋をしたことがあるだろうか。もしもあるならばその時の気持ちをいったん思い出してほしい。きっとあなたは期待に胸を膨らませ、あることないこと妄想して、不安と寂寥にあふれていることだろう。恋をする、ということは期待することなのだ。それは時にお互いを傷つける。だがもしもその期待を肯定してもらえたなら、その幸福感は何物にも代えがたく素晴らしいものであるように私は思う。だから人は祈るのだ。あなたは祈るのだ。どうか神様、と。

 つまり、パチンコとは、恋なのである。期待し、傷つき、肯定される。これを短時間にぶん回す行為なのである。そりゃ感情が動く。依存症になる。金は無ければ無いほど当たりを期待し、祈れば祈るほど先バレの音は気持ち良く、その幸福感は何物にも代えがたく素晴らしいものであり、神への感謝は絶えないのである。その幻想はぶち壊されてしかるべきなのに上条さんは今日も眼前で前方のヴェントをぶん殴っている。RUSHは駆け抜け。強制詠唱TTTL(左打ちに戻してね)。
 
 人間の三大欲求は酒、女、ギャンブルと言いますが、どれも経験したのでやっと人間になれたのではないかと思います。ダメ人間に。こんなのはロックでもなんでもなく自身の信条に対する裏切りであり、現実逃避の成れの果てである。

 はい。noteに書くことでこの笑えない独白を笑えない笑い話くらいにはできたのではないでしょうか。どうかこのnoteが家族に見つからないことを祈りつつ、またもし見つけてもスルーしてくれることを願いつつ終わらせていただきます。ここまで読んだ暇人の皆様は時間を無駄にする才能が有ります。ぜひともパチンコを始めるポテンシャルがあるので一度沼を覗いてみてはいかがでしょうか?

 ではではまたどこかで。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?