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休休休休

えらいこっちゃえらいこっちゃ。4連休。
もはや夏休みとしか言いようがないほど連続した休みだし、実際私の勤務先ではれっきとした夏季休暇としてカウントすることが可能な連続性を持った休みだ。
でも五輪に合わせてキメラ的に作り出されたこの休みのせいで10月の祝日が消えると聞き、「純増せえよ!」と怒ってしまった。してよ、純増をーー。

1日目:夫婦で銀座

連休で唯一夫と予定が合う日だったので遊ぶ日にした。
まずは朝ごはん作りで、羊腸やら肉絞りやらを用意してソーセージを手作りした🌭
皮を扇風機やドライヤーなどでしっかり乾燥させるという工程をやや蔑ろにしたせいで、味は美味しいんだけど皮のパリッ!が得られず、なんだか覇気のないソセになってしまった。次はそこが反省だな。

遊ぶ日といってもやはり生活の予定も多い…中でも大変だったのが結婚式の打ち合わせ。
一度も人の結婚式に出たことがないので、すべてがフィクションおよび人のインスタのストーリーズの知識のみで語るほかなく、さらにさして強い願望や憧れもないので、プランナーさんもやりづらそう…。
自分の中でももっと小っ恥ずかしさを取り払って上手く気持ち作りをしたいなーという思いはありつつ、大金が動くし表舞台に立たなくちゃいけないし、なんだかまだ課せられている義務みたいな気持ちが強くていかんなあ。

そのあと百貨店で夫が欲しかったトムフォードのサングラスを吟味して、良い買い物ができたね〜という良い帰路。
夜ご飯は鳥ぎんで釜飯!

味が滲みてておいしいんだよな〜大好きだぜ🥰

2日目:シン・池袋!

クラシカル建築を中心に都内あちこち遊びに行くメンツがあり、気になっていた池袋の自由学園明日館へ。
旧帝国ホテルのフランクロイド氏と遠藤さんのコラボで夢のような学園が出来上がっており、ひたすらうっとり…。建築はやはり創造性と実現力の双頭具合が群を抜くよなあ。

自分の子供を入れたい学校がないという理由から創設をした羽仁もと子女史、そもそも日本初の女性ジャーナリストで家計簿の発明者というだけでもすごいのに、作り上げた学園の小宇宙・小経済感がすごすぎてただ感心。
勉強や創作はもちろん、全校生徒分の給食の調理や学校の掃除戸締り、ひいては月謝管理や生徒会自治まで自治する女学生、ふつうに強い。
年に一度は当番が回ってくる「時のリーダー」(鐘を鳴らしながら校内を歩き回り時限を知らせる役目)がめちゃ気になった。いい名前だなあ。

あまりにもお腹が痛すぎて途中帰ろうかと思ったけど薬のおかげでギリギリ耐えた。次の日の昼までほんと辛かった。

3日目:おねえさま方との夜

楽しみにしていた予定を長引く腹痛のせいでキャンセルした。気を紛らわせるために出支度までは済ませたけどやっぱりそこから家を出る余裕は生み出せなかった。健康な時はその感覚忘れてしまうくらいなんだけど、不思議だものだなあ。世界に置いて行かれたようで寂しかった。

ただ夕方からはわりと休めない上司の家でのホムパがあったので祈っていたら、昼寝を経てだいぶ痛みが和らいだ。
早く着いてお手伝いをしてから残りの方を迎えて、私以外全員ほぼ母親の歳である意味背伸びだったけど、貴重なお話が聞けて刺激的だった。

ホムパのテーブルセッティングが異常に上手い方で、河童橋で良い取り合わせを見つけては買い込んでいるのだそう。ほぼお店以上だったよ…。
私が誕生日にプレゼントしたマリメッコのテーブルランナーも使ってくださっていて嬉しかった!
収納とお金があれば私も凝ってみたいなあ。

自分を試すような場は疲れるけど達成感もある。ナマケモノなので、たまにでいいけどね。
丸の内で見つけたumami nutsを手土産にした。丸の内にしかないし、お洒落で洗練されて美味なので、これはリピしたいな。丸の内の中通りだけでサダハルアオキ、ピエールエルメ、メゾンドショコラ、ナンバーシュガー、ウマミナッツ、エシレ、ジョエルロブション、一保堂、和久傳とすべて路面店で揃うのでほんと最強!

4日目:FAM TIME

年に一度はニューヨークの親戚一家が一時帰国し、唯一の従姉妹と束の間の邂逅を果たすことができる。
日米いずれもに根ざした方々と気兼ねなく時勢のあれこれについて語らえる機会としても楽しめ、近況報告であっという間に数時間過ぎてしまう行事だ。
やはり思想や趣味が異なったとしても、ちゃんと相手の話を聞いて自分の意見が言える人との時間は絆を生むと思うし、私はこうしてちゃんと他人と話すという行為に癒されるなと改めて感じた。

祖母が元気になっていた。いつもそうだ、独りで暮らしていると今にも消え入りそうなのに、家に人がいるとみるみる元気になっていく。バンパネラだ。周りからエナジーを吸っているのだ。
耳は遠くなってしまったけれど、祖母もまた好きや嫌いについてしっかり議論ができる人だ。小綺麗にしていて茶目っ気を忘れないのが可愛らしい。まさかハンマースホイが好きだったとは知らなかったなあ。
3世代で五輪の話題。当たり前のように祖父母と住んでいた時代、やっぱりそれはそれで良いこともあっただろうなと感じた各家族世代であった。

内祝いと従姉妹へのプレゼント、喜んでもらえてたいそうな達成感があった。親への贈り物や祖母への手土産も。選ぶ時はプレッシャーだけれども、やっぱり自分の観劇以外は贈り物にお金を使うのが楽しいなあと感じてしまう。罪悪感ないから危ないんだけどね!

ほんとうはもっと仕事の引き継ぎのことを考えたり、溜まっているレビューを書いたり、積ん読を消化したかったけど、掃除したり寝たり約束を果たしたりしているうちにもう連休は終わりそうだ。
明日から5日も連続で働くなんて信じられない!

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