デス・ストランディングが人生だった

めったにゲームの感想を熱く書かないけど書く。デス・ストランディングは人生。ちなみにまだクリアしてない。国道直すのに忙しくてな。

ひたすらよろめいて転ぶ

最初の「荷物」が特別そうなんだけど、まあひたすら左右によろよろするのをギリギリでふんじばって前に進んでいく。そして転ぶ。でも、もうだめだ、やめたいってサムは言わない。代わりにしっかりしろ、とかやれるぞ、とか言う。人生の重心がガッタガタでフラフラな人間としてはこう、胸が詰まる。人生は孤独なんだけど、自分を励ましながら転びながら荷物を目的地に届けていく。

ブーツの底を減らして稜線の向こうを望む

序盤、長い配達を甘く見ていてブーツの予備なしで旅立ってしまった。ブーツの底が擦り切れかけたころにはほとんど山を登りきりかけていた。引き返すことを諦めてただでさえでこぼこな上り坂をすり減ったブーツでえっちらおっちら頑張った。人の手の入ってないものに囲まれているのがこんなに不安で怖いと思わなかった。でもどうにか稜線を超えたら目の前がパーッと開けて、建物も見えて、音楽も流れて、とてつもない開放感だ。人生はこんなにドラマチックじゃないけど。でも、この達成感と仕事の一区切りの達成感を重ね合わせる妄想くらいはしてもいいんじゃないかなと思った。

音楽がひたすらエモい

ここは小島秀夫監督のお部屋ですか?!ってくらい音楽がエモい。Low Roarは最高。もくもくと歩いてるときに流れてくるとうん、やってるなって気持ちになる。ゲーム内で使われているLow Roarの曲聴きながら仕事してると頭の中のサムがもくもくと荷物を運んでいて元気づけられる。

サムは寡黙なのに饒舌

ノーマン・リーダスは最高。ジェスチャーの表現力が圧倒的で、人間の伝えるエネルギーの極致を見た。

涙がめっちゃきれい

サムが泣く。フラジャイルが泣く。こんなにきれいな涙出るのか。カイラルアレルギーなんだけど。

語彙がなくなってきたので切り上げるけど、BTのエンカウント周りはマジでクソ。本当にクソ。

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