THE SECOND 中田敦彦 上岡龍太郎

うだうだ書くシリーズ。
今更THE SECONDの話をしちゃう訳なんだけど、番組としては面白かったんですよ。えぇ。そりゃ中堅以上が集まってるんだから面白いに決まってる。マシンガンズも歳とって柔らかみが出てきたんでしょうな。昔からやってることは変わらないのにスゲェ見れる不思議。いうても食えてる人らだから平場も安心して見れるし、和やかだしね。ネタ尺6分というのも絶妙で、寄席で見る漫才は、前の人らを弄ったり世間話したりアイドリング挟むもんだから本来漫才ってのはこっち寄り。トーナメント式も熱いしね、審査方法も個人的には好きでした。
ただ、うーん。番組の趣旨としては、セカンドチャンスをあげようって事なんでしょ?食えてるなら出んでええやんって気持ちになっちゃう。で、ここから人気上がっていって、M-1と肩並べるようになるなら、M-1で優勝せんでもええやんみたいになるからM-1の価値が下がっちゃうようで、だけど、もちろん大会としてはTHE SECONDはM-1と張れるよう努力するべきだろうし、、、ってジレンマ。じゃあコレは何なんだって話なんですよね。必要ないってこと。キングオブコントに結成の制限は無いんだからM-1も制限取っ払えば良いんじゃないかと考える訳です。ただ、M-1がダントツで権威あるのは、縛りがあることで甲子園的な青春的なニュアンス感じられる点ってのは結構あると思うんですよ。そんで、僕はM-1原理主義者なんで、紳助師匠のおっしゃる通り、結成して15年して全く売れないとか賞レースで全く結果出さないなら辞めちまえばいいと思うんです。40過ぎて一度も定職就かないで夢を追いかける人。もちろんそれから成功する人もいるけど、本人がそれで良いならそれでも良いけど、本当にそういう人生でええんかってのはあるでしょ?才能を審査して分からせるのが当時のM-1の目的だったはず。なのに、どんどん芸人が諦めきれない土壌を築いてますよね。僕はあえて寧ろキングオブコントにも制限を設けるべきだと主張してやります。
で、殆ど誰も言ってないご指摘をするんだけど、THE SECONDから遡ることたった一年。G-1グランプリとかいう殆ど同じコンセプトの大会があって、それのテーマソングがASKAさんの「太陽と埃の中で」なんですよね。で、THE SECONDがイエモンの「バラ色の日々」。お分かりだろうか?どちらもサビ頭が「追いかけて」なのだ!!これは偶然で済まされるのか!?パクったか?連想くらいしたんだろ!?で、ちなみにASKAフリークの私だから分かるマニアック情報なんだが、G-1グランプリテーマソングとして最初に依頼がきたのはチャゲアスの「PRIDE」なのである。それを既に亀田興毅にあげちゃってたからという理由でASKAさんが「太陽と埃の中で」をチョイスしたという経緯。「バラ色の日々」は確かに似合っていたが、俺としてはASKAさんのおかげだと思っている。。。

中田敦彦さんが炎上なのか何なのかってとこだけど、中田さんがリベラル側からあんまり援軍が来ないのは、自身も権威主義に凝り固まっちゃってるからなんでしょうね。同族嫌悪みたいな感覚に見えちゃう。僕は松本さんも中田さんも好きですからね。応援してます。じゃあ、早速参りましょう!エクストリーム現代社会!
中田敦彦氏への提言。
確かに松本さんもぶっちゃけやすきよ辺りにはめちゃくちゃ嫌ってたと思うんだけど、ごっつのコントで「やすしくん」とか言って徹底的に馬鹿にして芸に落とし込んでたんだから、中田さんも「遺書」とか授業にして馬鹿にする分には良いんじゃないかと思いますよ。
「まっちゃん、いつものやったげて」
「おう、聞きたいか俺の武勇伝」
「その凄い武勇伝を言ったげて」
「俺の伝説ベスト10」「レツゴー」
「マフラー付けて舞台出る」
「凄い!ツッコミで外れてお客の前に」
「武勇伝武勇伝武勇デンデンデデンデン」
、、、

上岡龍太郎さんが亡くなられたとのこと。僕が物心ついた頃にはもう引退されてたんで、直接は知らないんだけど、(今の中学生は紳助さんもそういう感覚なんだろうなぁ)大いなる違法視聴でその天才ぶりはハマって見てました。まぁあれは厳選した言わば切り取りなんだろうからリアルタイムで上岡さんを知ってる人はまた違う感覚なんだろうけど、僕にとっちゃ史上最強の芸人と感じてしまう。澱みなく小気味よく喋り、知識と知性で持って世相を斬り、毒を吐くが笑顔は素敵で、、、僕は究極をいえば上岡さんに憧れて上岡さんになりたがってるんだと思います。当然ナイトスクープは彼の最高傑作で、あれは大阪を濃縮させた無形文化遺産みたいなもんだと思ってるし、個人的にはEXテレビは仮に僕がリアルタイムで生きてたら毎週ビデオ録っただろうなってくらい企画が僕にとってドンピシャなんですよね。確か紳助さんが引退する前の「深イイ話」で、雨上がり決死隊に「先輩の言う事を鵜呑みにするなよ。そういう僕も先輩やけどな。」って話したエピソードが何年も心に響いています。リアルタイムで知り得なかった神秘性があるからこそ、上岡さんのことって考えちゃうし調べちゃうんですよね。僕の一生の憧れです。本当にありがとうございました。

さぁ、テレビを観て、ネットに書いたって何も満たされませんよね。そんな事するよりか、本を読むなり人と話した方が人生豊かになるような気がするんですけどねぇ。僕が言うのはおかしいんですけども。

以上、分かる人だけ伝われば良い今更ながらの講釈たれでした!

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