ジャスミン

実家には、母が植えたジャスミンのアーチがありました。

木蓮、月下美人、すずらん、テッポウユリ…そしてジャスミン。いま書きながら振り返ってみると、母は白い花が好きなようです。

ジャスミンはとても種類が多く、Wikipediaによると約300種が知られているとあります。精油に使われるのは一部。アロマテラピーでは、スペインジャスミン、オオバナソケイと呼ばれるJasminum grandiflorumが多く使われています。
(ジャスミンティーに使われる茉莉花は、ジャスミンサンバック)

クレオパトラがジャスミンの香りを好んだといわれ、また「精油の王」の名に相応しい華やな精油ですが、花は繊細です。夜中に香り、日が昇ると香りが失われてしまうので、日が昇る前に摘み取ります。
揮発性有機溶剤を使って抽出され、また1kgの精油を得るのに1tの花が必要なので、高価な精油です。

心身を活性化させる手助けをしてくれるので、落ち込んだときや不安なとき、前向きでリラックスした気分にしてくれます。

分娩促進作用があるので、妊娠中は禁忌です。

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