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初単独ライブは綺麗なピンク色の海
2023年11月29日、アライヒカリ初単独ライブ「きらめきドレスコード」が開催された。
日付も変わって7時35分、ようやく家に帰ってきて布団の中でぬくぬく単独のことをnoteに書いている。
ライブが終わってから、そのまま打ち上げへ行ってオールをした。我ながら元気だ。
さすがにこのまま寝ようとも思ったが、ライブの感想アンケートがあたたかすぎていてもたってもいられなくなった。
まずこの場を借りて、ご来場の皆さん、関係者の皆さんに感謝を伝えたい。
初めての単独ライブということで不慣れな点も多くあったが、私からのハッピーな気持ちは届いただろうか。
何か気持ちが動いたなら幸いだ。
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当日15時過ぎ。
自宅で練って煮込んだ作品たちを鞄に詰め込み、大量の荷物を抱えてタクシーに乗ることにした。
運転手さんがトランクを開けてくれて、荷物を仕舞う。
車中で何度もネタの反芻をして、忘れ物がないか頭で必要なものを唱えた。
急いでいる時は焦り散らかしているので長く感じる距離も、もう少しドライブに付き合ってほしいと思うくらいあっという間に感じる。
事務所の下まで車をつけてくれて、また大量の荷物の持ち方を模索していると「あ!よかったらうちの会社、最近カレンダー出したんでいりませんか?でも荷物になるし、いらないか・・・」と追加荷物の提案をしてきた。
小さめの卓上カレンダーか何かだろうと思い受け取ることにしたが、差し出されたのは、実家のトイレに貼ってあるタイプのガチカレンダーだった。
ちゃんとでかい。あれ、この大荷物を見てから言ってるもんな。確信犯だよな。
想像と違ってうろたえたが「こんなことで怯んでたまるか!こっちはこれから単独ライブじゃい!」とそのまま受け取り、丸められているカレンダーを強引に鞄に差し込んだ。
せっかくなのでトイレに貼って、用を足す度に単独のことを思い出してみようと思う。
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いざ会場に入ってからはとにかくあっという間だった。
正直まだ単独ライブが終わったことに実感がなく、このnoteを書いている今でも「本当に終わったのか?」とふわふわした感覚だ。
けれど、一貫して感じていたのは「ありがてぇ」の気持ち。
応援してくれる皆さんや、実際に時間を作って見に来てくれた皆さん、関係者の方々や、出演してくれたメンバー、裏方スタッフ、作家さん。
本当にありがとうございます。
沢山の方にご来場いただいたが、高校の頃の担任の先生も見にきてくれて本当に嬉しかった。
会場に入ってすぐお花畑かと思うくらいお花が飾ってあって、胸がいっぱいになった。
私が亡くなる時は、これらのお花を全て棺桶に詰め込んでほしいと思った。
差し入れも沢山頂き本当にありがとうございました。
美味しくいただいて、大切に使わせていただきます。
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もう少し早い段階から「単独ライブをやってみないか」と社員さんから打診を受けていたのだが諸々の折り合いが付かず、ずれ込んで11月に開催する運びとなった。「全然11月なんて先じゃん」と調子に乗っていたらあっという間に開催月になってしまって、時の流れって本当に怖いなと思う。
札幌よしもとにおいて、ピン芸人の単独ライブはとても珍しいと聞く。
社員さんとしても「2組でのライブでもいい」と言ってくれていたが、今の自分がどこまでできるのか試してみたくなった。
ネタはもちろんのこと、幸いイラスト制作やグッズデザイン、映像制作が好きなので、自分の好きなことをぶつけてみようと思ったのだ。
終えた今、結果的には「あそこはもっとこうしたい」が頭を駆け巡ったが、そう思える自分にまだ伸びしろを感じた。自分で言って恥ずかしいが。
今回の単独ではネタはもちろんのこと、映像でもやりたいことを沢山やったのはいいが、一回だけしか見てもらえないのも可哀想なのでこだわりポイントを紹介させてほしい。
こういうのは自分で気付いて一人でほくそ笑むのが良い派の人もいるが、私はみんなと共有したい派なので、こればっかりは申し訳ない。
OP映像。
最初から可愛いくてハッピーで、たまに変な映像にしたかった。
フライヤー撮影でお世話になったstudio juicyさんにて、合わせて動画も撮っていたのでとても良い感じに。貸スタジオを使わせていただいたのは初めてだったが、また作品撮りしたいと思った。
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エモい曲MV。
動画撮影はねこ超人・たくと、写真撮影と出演は暮花火・サカヅメ。
絶妙にちゃんとエモく仕上げられたので満足。20歳の頃に「緋香利」名義でリリースした出したファーストミニアルバム「hiiro no enban」でもしみったれたエモい曲ばかり詰め込んでいたので、懐かしさすら覚えた。ただ、ギターが音楽活動していた頃よりも弾けなくなっていて自分にちょっと引いた。
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グッズ紹介と提供読み。
架空の業者ロゴを作ってみた。可愛い。何社分か作ってみたが、院の左側が上唇になっているこのロゴがお気に入り。
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ランク⚫︎国。深夜にやっている謎キャラクターとグラドルの番組にずっと出てみたかったが、難しそうなので自分でやってみることにした。
studio juicyさんの映像と合わせて、先輩・後輩にも協力いただいた。
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サイリウムチャレンジもした。
お笑い芸人のライブでなかなか聞きなれない言葉「サイリウムチャレンジ」。客席からではなく、ステージからサイリウムの海を見てみたかった。
元々アイドルが好きだし、なれるもんならなってみたいと思っていたが、私恒例の「なり方がわからなくて断念」をしていた。
ちょうど人前で久しぶりに歌いたいとも思っていたので、自分の単独ライブで歌って、サイリウムを振って貰えば全部満たされる感情なのでは?と思い、100本のサイリウムを発注した。
私の周りでピンクのサイリウムを使いたい人がいたら連絡してほしい。沢山余っている。
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色々なことを思い返して、書いては消してを繰り返していたら単独終了から投稿まで時間が空いてしまった。
本当に楽しかった。
芸人始めたての頃は、自分なんて誰も応援してくれないとか、自分を見る為に時間とお金を割いてきてくれる人なんていないとか本気で思っていた。
でも少しずつ応援の声が届いたり、メディアのお仕事をいただいたり、先輩のお店でバイトをしていると「T Vで見た!」とたまーに言ってもらえたりして、感謝でしかないのだ。
私は本当に幸せものだ。この幸せが当たり前じゃないことを知っているから、一つ一つエネルギーに変えて前に進んで行こうと思う。
これからも私の活動は続いていく。
主戦場であるお笑いライブに遊びに来てもらうのが一番だが、色々な活動をしていくアライヒカリをこれからも見失うことなく応援してほしい。
自分からくさいことを言えるタイプの人間だ。
これからもあなたに見守られるため、ヒカリ続けて行こうと思う。
流石にこれは臭すぎたかもしれない。ごめんなさい。
本当の本当にありがとうございました。
人の数だけ幸せがあると良いよね。
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