Hikari Sohma

早稲田大学招聘研究員 / マーケティングストラテジスト 専門: 消費者行動・心理分析、…

Hikari Sohma

早稲田大学招聘研究員 / マーケティングストラテジスト 専門: 消費者行動・心理分析、マーケティング Gmail: hikari.souma@fuji.waseda.jp LinkedIn: www.linkedin.com/in/hikari-sohma-narrowgate

最近の記事

法人向け:Google Cloudが提供する生成AIの実務活用事例集~創造性とコンテンツ制作の強化編 (マーケティングと製品開発)~

今回は、シリーズ第三弾として生成AIがどのようにコンテンツの生成に貢献しているかを実務活用例を見ながらご紹介していきます。特に今回は、「生成AI×マーケティング」、そして「生成AI×製品開発」という分野で、日本を代表する企業の活用方法を学んでいきたいと思います。 なお、前回と前々回のnoteは、以下のリンクからご覧ください。 マーケティング株式会社NTTデータでは、従来の「検索型」による情報収集を変えるべく、SNSを活用した「探索型」の情報集を生成AIを活用することで実現

    • InstagramマーケティングはChatGPTで効率化しよう。

      今回のnoteでは、生成AIを活用した新たなマーケティングソリューションとして、SNSの「感情分析」とそれをもとにした「コンテンツ生成の自動化」についてお話します。 特にインスタグラムは国内アクティブユーザー数は、6,600万人以上と言われており、企業にとってもマーケティングツールとして欠かせないプラットフォームとなっています。 しかし、運用担当者の中には「効果的にインスタグラムの運用ができていない」という悩みを持っている方も少なくないでしょう。こうした悩みを解決するため

      • スポーツビジネス特化型のAI推進事業のお知らせ

        皆さん、いつも私の Note を読んでくださりありがとうございます。今回は、新たなサービスとしてスポーツビジネスに特化した生成AI導入事業を始めたいと思い、皆さんにお知らせしました。 もちろん、スポーツに限らず幅広い領域で、生成AIなどのAIを活用したマーケティング支援を行っておりますので、こちらをご参考ください。 事業内容私は現在、早稲田大学スポーツビジネス研究所の招聘研究員として、消費者行動・心理を専門として研究活動を続けています。消費者の行動や心理をデータによって分

        • Google Cloudが提供する生成AIの実務活用事例集~従業員の生産性向上編~

          今回は前回の「Google Cloudが提供する生成AIの実務活用事例集~顧客体験の改善偏~」の続きとして「従業員の生産性向上編」についてお話していきます。 前回の内容をまだ読んでいない方はぜひ、こちらもお読み頂ければと思います。世界を牽引する企業がどのように生成AIを活用していっているのか、活用事例を学びたい方に必須の内容となっています。 生成AIの活用事例 (従業員の生産性向上)私たちの日々の業務には、たくさんのルーティンタスクで溢れかえっています。生成AIを効果的に

        法人向け:Google Cloudが提供する生成AIの実務活用事例集~創造性とコンテンツ制作の強化編 (マーケティングと製品開発)~

          Google Cloudが提供する生成AIの実務活用事例集~顧客体験の改善偏~

          私たちのビジネスを驚くほど変革していってくれる生成AIですが、代表的なモデルとしては、Open AI社のChatGPT、AnthropicのClaude、そしてGoogleのGeminiなどが挙げられます。それぞれ、タスクに応じて得意分野があり、私も日々使い分けています。特にChatGPTはo1モデルを使った「Pythonコードの生成」、「ブログ記事の草案」はClaudeを使用しています。 しかし、実務の現場でよく聞かれる声として「実際にどのようにビジネスで活用するべきなの

          Google Cloudが提供する生成AIの実務活用事例集~顧客体験の改善偏~

          生成AIが変えていく消費者行動      ~最新論文をもとに専門家が解説~

          私は現在、早稲田大学の招聘研究員として消費者行動や心理について、日々研究活動を継続しています。生成AIに関して、皆さんもご存じの通り私たちの生活やビジネスに大きな影響を与えていくと考えられます。私も日々、ChatGPTやClaudeといった各種生成AIがアップデートされるたびに、「これは世界を変える!」と一人で興奮しているような日々です。 そういった中で、生成AIが今後、どのように消費者行動に変化や影響を与えていくのかと考えていたところ、気になる学術論文を見つけました。今回

          生成AIが変えていく消費者行動      ~最新論文をもとに専門家が解説~

          AI売り子が小売業に革命を起こす~Gatebox株式会社による新サービスとは?~

          Gatebox株式会社は9月26日、小売店向けのAI接客サービスとして「AI売り子」を開発したことを発表しました。米OpenAI社が提供する「GPT-4o」の対話機能が実装されており、「ずんだもん」という東北地方の応援キャラクターが接客を行います。これを利用することで、消費者に新たな消費体験を提供することで店舗の販売促進に結び付くとしています。 実際の動画も公開されているので、見てみましょう。 まるで、実際にキャラクターと話をしているかのようで、今までとは違った消費体験が

          AI売り子が小売業に革命を起こす~Gatebox株式会社による新サービスとは?~

          ChatGPTのボイスモードがアップグレード!海外事例も含めた活用事例を紹介

          24日、米Open AI社は新たな音声対話機能を導入したことを発表いたしました。以前の音声対話機能と比較して、応答速度が大幅に改善されたことに加えて、本当の人間と会話をしているかのように対話ができるところに私も使ってみて一番衝撃を受けました。 今回は新たな音声対話機能がどのように使われているのか、海外事例も含めて皆さんにお伝えしていきたいと思います。 ①翻訳業務一つ目に挙げられるのは、音声機能を活用した翻訳です。こちらのxで公開されている動画をご覧ください。 私も試した

          ChatGPTのボイスモードがアップグレード!海外事例も含めた活用事例を紹介

          生成AIを活用した自社専用のAIチャットボットを使おう

          はじめに先日、OpenAIから新たなモデルであるGPT4-o1が発表され、その高い推論能力に皆さんも驚かれているのではないでしょうか。私は消費者行動の専門家として、AIがどのようにマーケティングを変革していけるかを常に考察しています。今後、生成AIがマーケティングにもたらす影響はとても大きいと言えますが、中でも「自社専用のチャットボット」を企業が持つことで、更なる業務の効率化とビジネスの発展につながると確信しています。 今回は、生成AIを活用した自社専用のチャットボットを作

          生成AIを活用した自社専用のAIチャットボットを使おう

          マルイが日本IBMの需要予測システムの導入を決定!実務でも成果を発揮するAIの力とは!?

          スーパーマーケットを運営する株式会社マルイと日本アイ・ビー・エム株式会社は2024年9月から「AI需要予測システム」を全店舗で正式に導入することを決定いたしました。AIによる需要予測というと、以前に森岡毅氏が率いる株式会社刀の需要予測モデルに関するnoteを公開しました。実務の場面において、いよいよAIが真価を発揮するようになっていくことが想定されますので、ぜひ今回のnoteを参考にしてください。(以前の需要予測システムに関するnoteはこちら↓↓) 導入した背景今回の発表

          マルイが日本IBMの需要予測システムの導入を決定!実務でも成果を発揮するAIの力とは!?

          速報!ChatGPTが新モデルリリースGPT5の誕生か

          本日、ChatGPTを運営する Open AI から新たな新モデルの o1-preview と o1-mini がリリースされました。これがどのようなモデルなのか、ご紹介していきたいと思います。 o1モデルの概要OpenAIは、ChatGPTの新しいAIモデルファミリー「o1」を発表しました。このシリーズには「o1-preview」と「o1-mini」の2つのモデルが含まれています。これらのモデルは、特に科学、医療、技術などの分野での複雑な問題に取り組むために設計されていま

          速報!ChatGPTが新モデルリリースGPT5の誕生か

          森岡毅氏率いる「株式会社刀」が提供する需要予測システムとは!?

          ユニバーサル・スタジオ・ジャパンを再建させてことでも有名な森岡毅氏が率いる株式会社刀は、マーケティング支援会社としてDX事業にも力を入れています。 今回の報道では、新たに次のことが発表されました。 刀が集客施設向け需要予測システムの外販を開始 かなり高い予測精度で、1%台の誤差に抑える場合もある 今後、小売りや外食分野での外販も進めていく構え 今回はこの需要予測システムとはどのようなものなか、消費者行動を専門とする私が簡単に解説をしていきたいと思います。 需要予測

          森岡毅氏率いる「株式会社刀」が提供する需要予測システムとは!?

          Googleが提供する「VertexAI」とは?多様なAI開発を可能にする画期的ツール!

          Vertex AIとは?Vertex AIという名前を皆さんは聞いたことがありますでしょうか。これは、Google Cloudが提供している、「フルマネージドの機械学習プラットフォーム」です。 機械学習モデルの構築というと、データの収集、処理、トレーニング、デプロイ、モニタリングといった様々な工程を踏まなくてはいけませんでした。大きな問題点として、それぞれの目的ごとに細分化されたツールを使うことによってデータの互換性の低下やモデル構築までの時間がかかるということがあります。

          Googleが提供する「VertexAI」とは?多様なAI開発を可能にする画期的ツール!

          トヨタ子会社が明かす、ビジネスにおける「生成AI活用事例」とは!?

          トヨタ自動車の子会社、トヨタコネクティッドは自社の生成AI活用例についてまとめたものを8月22日にNoteで公開しました。主に、生成AI研修の設計方法や、生成AIを事業に取り入れていくための重要なポイントを挙げています。 「生成AIを使いこなす」の定義とは?トヨタコネクティッドが定義する、生成AIを使いこなしている状態とは「生成AI活用を自走できる」ことです。具体的には次の項目を意識することが重要と述べています。 組織文化の変革:生成AIや社内データを活用していこうとする

          トヨタ子会社が明かす、ビジネスにおける「生成AI活用事例」とは!?

          Googleはもう使うな!情報検索に革命をもたらすGensparkのパワーとは!?

          皆さんは情報検索をする場合に、まだGoogleを使用しているでしょうか?情報社会の発展によって、ウェブ上では膨大な量の情報が溢れています。従来の検索エンジンのデメリットは、この膨大な量の情報から自分が欲しいものを見つけ出すのが困難であることです。時には煩わしい広告など、自分が必要としないものまで出てくることもあり、情報検索のスピードが遅くなってしまうこともあるでしょう。 このような問題を解決するAI検索エンジンのGensparkを活用することで、情報検索の無駄を一掃し、効率

          Googleはもう使うな!情報検索に革命をもたらすGensparkのパワーとは!?

          「モダナイゼーションを制する者がビジネスを制す」:生成AIなどの新技術を活用してビジネス価値を生み出せ!

          経営環境がAIによって変化が激しい昨今において、企業側がより良いビジネス価値を社会に生み出していくためには、組織やシステムを変化に柔軟に対応できるように「モダナイズ」していくことが大切です。 歴史を振り返れば、新たに戦場で鉄砲を導入した織田信長は長篠の戦いでその威力を見せつけ、太平洋戦争当時、航空戦力だけで戦艦を沈められたことがきっかけで最終決戦兵力が飛行機にシフトしたアメリカが大きな戦果を収めました。組織であれ、個人であれ、時代の変化に対応していくものが勝負の世界では生き

          「モダナイゼーションを制する者がビジネスを制す」:生成AIなどの新技術を活用してビジネス価値を生み出せ!