デミアンと山羊座新月ー『卵は世界だ。生まれようと欲する者はひとつの世界を破壊しなければならない』

こんばんは。
今日は新月ですね。

寒くて空を見上げる余裕もなく、それ以上になんと日々は物悲しいものだろうかなんて取り留めもないことを考えていたら夜中になっていました。

「目の前のこと」に集中していないからこうしてただ闇雲に思考を巡らせているのでしょうね。
そしてこれは私の中の「デミアン」との再会なのかもしれません。

デミアンは、
夢想的でありながら現実的な意志をいだき、
輝く星のような霊気と秘めた生気とをもっている謎めいた青年像である。

デミアン 　岩波文庫

そうそう、ヘッセに手を伸ばそうと考えているのですが、「デミアン」にするか「車輪の下」にするか…はたまた。

どちらもちっせー頃に読んだきりで、内容なんて微塵も理解できていなかっただろうなと思うのですが、こうして大人になった今、ヘッセを手に取るハードルを下げてくれているのは幼いころに一度出会っていることが大きいなと。ありがとう、ちっせー頃のわたし。

各人にとっての本当の天職は、
自分自身に達するというただ一事あるのみだった。

デミアン　新潮文庫

とても山羊座っぽいこといっているので、まずは「デミアン」から行こうかね。

最初の気分は車輪の下だったのに、こうも気分はコロコロと変わり、頼りないものかと驚くばかり。

では、おやすみなさい。