乗代雄介さん小説って奇跡なのですか

11/7『群像』を買う。乗代雄介「最高の任務」という数文字の明朝体に心が躍るのにしばらく読めないことはわかっていた。11/11りょうもう号に乗ってアザミさんに会いに行く。連載の取材。12/7読みかけの「最高の任務」をはじまりから読む。遥か遥か高みまで重ねられていく時間をなぜる。未来の装置に乗ったみたい。読んだことのない小説を読むことの愉悦、耽溺耽溺。書く人が読んで読む人が書く。アザミさんがりょうもう号に乗る。えっ? えっ⁉︎ 興奮しすぎて『群像』を閉じたり開いたり水を飲んだり湯につかったり独り言を言ったりする人になる。小さいのから大きいのまで何重の奇跡がここにあるんだろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?