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津原泰水さんの頭の中から出てくるものの中に住みたい

‪津原泰水さんの小説をさ、読んでさ、死ぬほどの美しさに何度でもやられてさ、でもいつか読み終えてしまうの哀しい。もう帰ってきたくない、あの世界に生きたいいや生まれたい。(でもあとがきは読みたい。津原さんのあとがきが大好き) 天才なだけでなく! 作品を! 書き続けてくださり!! ありがとうございます!!! という気持ちでさぁ次何読もう。『ペニス』も待ち遠しい。

    • ボルヘスの食の記述どんなでしたっけと「抽象芸術」(ビオイ=カサーレスとの共著『ブストス=ドメックのクロニクル』所収)を読み返してたらタピオカ出てきた。 本を読むことがごくごく個人的で局地的な愉しみであることを思い出させてくれるボルヘス、好き!

      • 好きなもの:研がれ、選ばれて緻密に配備され、触れられるほどに濃密で、麗しき言葉で表される意地の悪さ

        • 小さな偶然の重なりにやけにやけに幸せを感じる、ということをきちんと言語化できるようになりたい。2020年の目標にしよう。

        津原泰水さんの頭の中から出てくるものの中に住みたい

        • ボルヘスの食の記述どんなでしたっけと「抽象芸術」(ビオイ=カサーレスとの共著『ブストス=ドメックのクロニクル』所収)を読み返してたらタピオカ出てきた。 本を読むことがごくごく個人的で局地的な愉しみであることを思い出させてくれるボルヘス、好き!

        • 好きなもの:研がれ、選ばれて緻密に配備され、触れられるほどに濃密で、麗しき言葉で表される意地の悪さ

        • 小さな偶然の重なりにやけにやけに幸せを感じる、ということをきちんと言語化できるようになりたい。2020年の目標にしよう。

          一年の終わりには「危険な読書」があるという

          個人的にはすっかり年末の恒例となったBRUTUSの読書特集。4度目となる「危険な読書」の「“マルジナリア”という古くて新しい読書術」で、山本貴光さんに取材させていただけたのは2019年のハイライトのひとつになりそう。知性というものは、あんなふうに、こんなふうに、人の形をして柔らかに存在するものなのだ(山本さんは本当に1人の人だった、13人はいると思っていたのだけど)。同世代というには少し離れているけど、同時代に山本さんがいらっしゃることの幸せを噛みしめる(生きていないとインタ

          一年の終わりには「危険な読書」があるという

          ‪頭上から本が落ちてきたから読もう。眠くなったら二度寝しよう。‬ 「叫びが叫ぶままに」、「小説は失われた時から出発し、映画は見出された時から出発する」、フォークナー、ヒッチコック、ランズマン、ああもう目次からして(爛々)。 https://dokushojin.com/book.html?book=5033

          ‪頭上から本が落ちてきたから読もう。眠くなったら二度寝しよう。‬ 「叫びが叫ぶままに」、「小説は失われた時から出発し、映画は見出された時から出発する」、フォークナー、ヒッチコック、ランズマン、ああもう目次からして(爛々)。 https://dokushojin.com/book.html?book=5033

          乗代雄介さん小説って奇跡なのですか

          11/7『群像』を買う。乗代雄介「最高の任務」という数文字の明朝体に心が躍るのにしばらく読めないことはわかっていた。11/11りょうもう号に乗ってアザミさんに会いに行く。連載の取材。12/7読みかけの「最高の任務」をはじまりから読む。遥か遥か高みまで重ねられていく時間をなぜる。未来の装置に乗ったみたい。読んだことのない小説を読むことの愉悦、耽溺耽溺。書く人が読んで読む人が書く。アザミさんがりょうもう号に乗る。えっ? えっ⁉︎ 興奮しすぎて『群像』を閉じたり開いたり水を飲んだり

          乗代雄介さん小説って奇跡なのですか

          ベッドの足元に入れている湯たんぽを上のほうに引き寄せて眠っていたらミケちゃんとヨワちゃん(猫)の夢をみて、起きて少し泣いた。死んでしまってから10年と9年がたつというのにいつまで愛おしきものでいるつもりなのか、嬉しいな。

          ベッドの足元に入れている湯たんぽを上のほうに引き寄せて眠っていたらミケちゃんとヨワちゃん(猫)の夢をみて、起きて少し泣いた。死んでしまってから10年と9年がたつというのにいつまで愛おしきものでいるつもりなのか、嬉しいな。

          思わずにいられない

          往来堂書店で岸本佐知子さんのエッセイ集『ひみつのしつもん』を買って北のほうへ。白子や鯵フライを口に運びながら読んでいたら、ポロらしき競技中の馬が編まれていてすごくかわいいサーモンピンク色のセーターを着たおばあさまに話しかけられる。住んでいた土地のこと、子どもたち孫たちのこと、キャベツの千切り、ほかいろいろ。小学校に入学したとたん上級生に「目つきが悪い」「生意気」などと言われたりしてきた人生だけど、30歳でふと気づいたらたれめになっていた。なんにしても人に危険視されないのは嬉し

          思わずにいられない

          松本圭二のいじわるがおもしろい

          『詩篇アマータイム』を好きになって『ロング・リリイフ』で思い出して『アストロノート』もわからないなりに読んで読み返して次『チビクロ』。《詩人はすぐれた批評を書けなければダメだ》と断言した(らしい)詩人の批評とエッセイ。冒頭から大岡信のことを《学級委員長から葬儀委員長になったみたいだ》なんて書いている。数行あとには《認知症》とか《リハビリ》なんてことばも出てきて読んでるこっちがキョドキョドしちゃう。依頼されて書いたこの原稿がボツになったという情報に……いや、でもいいや、やっぱり

          松本圭二のいじわるがおもしろい