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スター☆トゥインクルプリキュアを語りたい⑲

第19回

どうも、わじゅもです。

今日から姉のもとに遊びに行っています。
年末年始を除けば、学生として姉のもとに遊びに行くのは今回で最後になるような気がします。

もう来年は社会人なのか・・・早いなぁ

(↑前回のnote)

TI編②ミルキーの続きです。

本日もよろしくお願いします。

TI編 ②ミルキー 後編

異星間とか何よりも

前編のラストにちらつかせた”素敵なチカラ”。
そう、”友情”ってやつですね。

「なぜ異星人を守るのか」というカッパードの問いに、「みんなが認めてくれたから」と答えるララ。

単純な理由ですけど、ララとしてはそれだけで良かったわけです。

惑星サマーンの回でも少し触れましたが、ララはもともと故郷では”守られる存在”とされていたわけです。大人とはいえ未熟であるため、家族や周囲の人間に守られて(人によっては下に見られて)生活していたわけです。

それだけに宇宙人という身分を隠していたとはいえ、自分と同等に扱ってもらえたことが本当に嬉しかったのでしょう。

故郷の星では下っ端だった自分が、遠く離れた地球ではみんなと同等で認められている。地球にきた異星人の自分が、明確な存在意義を与えられたわけです。そりゃ嬉しいに決まってます。

さらに言うと、ここでも”異星間”という言葉が肝になってくるわけです。

前編で書いた通り、はじめは真実を知ったクラスメイト達はララを受け入れられなくなるわけです。

”ある日やってきた同級生が宇宙人?”
”確かに耳の形違うし、触角あるし・・・”

許容量を遥かに超える情報が来ると、処理しきれないわけです。そして冷静になればなるほど、”宇宙人”という違和感が明瞭になります。

それでも、

”みんなが認めてくれたから”
やはりララのこの言葉に尽きるのでしょう。

それまでララを拒絶しかけたクラスメイト達にとってこの言葉は強烈なわけです。

地球人が拒絶した異星人は、地球人を受け入れていたわけですから。

ただ、これだけではないですね。
そう、ここで”友情”ってやつです。

ララは単純に地球の文化、その一部としてクラスメイト達を受け入れたのではなく、友人として受け入れたわけです。

ハロウィンで仮装したり、一緒に学校生活を送ったり。これまでララと積み上げてきた時間をここで振り返るクラスメイト達。

そしていざ異星人のララか友人のララかを秤にかけたときに、友人としてのララが大きい存在だったと気付くわけです。

ここまでがララの発言からのクラスメイト達の心情の変化であり、今度は”宇宙人”の同級生ララとしてクラスメイトたちは受け入れることができたのです。

改めて主題を振り返る

ここでスター☆トゥインクルプリキュアのテーマを再確認すると”多様性”だったわけです。文化の違いや個人の違いを受け入れることに重きを置いた作品になっているわけです。

様々な多様性が描かれる中で今回のララと地球人というのは、”容易く受け入れられないもの”の存在についての話だったのではないでしょうか。

よく見えても突然受け入れがたい事実を知ってしまって拒んだり、第一印象が悪くても急によく見えたりと、ものの見方により違った見え方をすることって多くないですか?

対”モノ”であっても対”ヒト”であってもそれが起こりうるわけです。それでも多様性を受け入れていくことって重要なんだよといったメッセージを青年期の友情と絡めて伝えたかったのでは?と今回まとめていて私は思いました。

次回予告

”私、わじゅも。正直なことを言うと、「ひかララの友情尊いよおん!!!(泣)」くらいの感想しか書こうと思ってなかったけど、2回見て色々考えてたらなんか凄いこと書いてて私が一番驚いてる。もしかしてこれがトゥインクルイマジネーション!?”

考えすぎかな?とは思いつつも、こんな見方をしてみるのも意外と面白いものです。読んでくださった方は何を思いましたかね。

明日はTI編③です、お楽しみに。


キラやば~っ☆

わじゅも


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