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スター☆トゥインクルプリキュアを語りたい㉑

第21回

おはようございます、わじゅもです。

そろそろここ書くことなくて若干困ってますので、なにかネタがあればTwitterで教えてください・・・

(↑前回のnote)

週末にセレーネ編を書き始めたので、もしかしたら待ち遠しく思ってくれた方いますかね。

早速今週もいきますか、何卒です。

TI編 ③セレーネ 中編

神作画すぎんか

ガルオウガ対セレーネ

ガルオウガとセレーネの対立関係。
ただ、対立とはいえ似ている部分もあります。

どちらも借り物の力ということ。

ガルオウガはダークネストの力を借り得た力であり、セレーネは周囲の人間によって引き出される力(輝き)なんです。

(実際セレーネは違いますけど一旦スルーで)

この借り物というところもポイントですね。

自身の力ではないので、互いに本来の力を100%発揮できていないのです。だからセレーネはガルオウガに防戦を強いられますし、対するガルオウガも押してはいるもののトドメの一撃が入らないわけです。

セレーネのTIが覚醒するまでは。


「すべてを捧げる」とは

ガルオウガの圧倒的パワーに成す術のないプリキュアたち。それでもセレーネは誰よりも諦めません。しかし、ガルオウガの一撃で飛ばされ降参を迫られます。それと同時に過る父の言葉。

「私自信を捨て神の如き力を手に入れた」
「すべて私に任せればいい」

身体的強さを得たガルオウガ、社会的地位を手にしたまどかさんのお父さん。どちらもなにか代償を払ってきたわけです。

(”香久矢のため”の教育をまどかさんにしている様子を見て、きっとお父さん自身もそのような教育を受けてきたんだろうなという推測。まどかさんの人生にレールを敷くように、自身も親に敷かれたレールを歩んできたのではないでしょうか。約束された社会的地位の代償が、青年期の自由だったのではという推測。)

ここでは強さの代償が描かれるわけです。

この時点でセレーネ(まどかさん)は代償を支払ったわけではないので、力が及ばないのです。

そんな中で、えれなさんの言葉です。
彼女の言葉がトリガーとなり、セレーネのTIが覚醒するのです。


TIの覚醒

「どの自分が一番の笑顔になれるかで、進む道を決めればいいんじゃないかな。」

これまでの人生、自身の決断で道を決めたことのなかったまどかさんが、初めて自分の生き方を決めるこのシーン。敷かれたレールの上をただ歩いていたがゆえに気付けなかった、自分の可能性や素直な気持ちにここで気付くのです。

誰かに照らされ輝いてセレーネが、TIの覚醒によって自身の輝きを手に入れます。ここまで抑制されていたセレーネの輝きが、一気に解放されたわけです。

「自分の道は自分で決める」
覚悟を決めたセレーネの一矢、最高でした。

(すでにまどかさんの輝きを見抜いていたえれなさんの目は達者ですね。)

しかし、直前で語ったように力を得るうえで代償が支払われてしまうわけです。もちろんまどかさんも例に漏れずなわけです。

彼女が払った代償とは。


輝きの代償

結論から言うと「父の信頼」です。

香久矢の人間の人生ではなく、香久矢まどかという一人の人間の人生を進むことを父に伝えたまどかさん。

「育て方を間違えたのか」と失望されてしまうわけです。ここまで紡がれてきた伝統や歴史が途絶えかねないわけですから。

ただ、

この代償のポイントは修復が効くという点です。

ガルオウガの代償である「自分を捨てる」は、ダークネストに絶対服従となるわけで。それを望んでいるにせよ、すべてが強制されてしまうわけです。

また、お父さんの「青年期の自由」は、もう戻ることのない時間なのです。今後自由に生きることができても、青年期の自由は戻ってくることがないのです。

しかし、まどかさんの場合は一旦は失望されましたが、「これが成長」とお父さんがお母さんに諭されるわけです。また、時間がどれほどかかるかは分かりませんが、今後のまどかさんの生き方が信頼を回復させることはできるのです。

まあ色々言いたいことがあるとは言え、まどかさんが自らの輝きに気付くことができて私的にはすごく安心した、というわけです。

(次回へ続く)


キラやば~っ☆

わじゅも

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