2024年6月第4週

2024年7月1日 00:01

散髪

久しぶりに散髪に行った。伸びた襟足が雨季の湿気に耐え切れず、手櫛で梳くと常に絡みまくるほどには限界を迎えていた。しばらく理容室に足を運んでいなかったのは、多忙や体調不良も理由の一つではあるが、単純に怠惰が祟ったところが大きい。
理容室を探す度、web検索でいくつかの予約サービスを見て回るが、結局のところ利用するのはいつもホットペッパーである。いい加減スマホアプリをダウンロードしようと思い、インストールした。導線整備で将来の自分のずぼらさを少しでも救えたら良いな、という希望的観測を含んで。
今回行ったのは初めましての店舗だったが、なかなか居心地が良かった。それなりの会話と、タブレットで雑誌読み放題サービスが楽しめた。今日確信に至ったことだが、自分はさほど美容師と会話をするのが苦手ではないようだ。今まではなんとなく苦手と思い込んでいたので、事前予約の際に「会話は控えめ」の項目にチェックを入れていたので気づく機会が無かったが、散髪中に隣の座席で楽しそうな会話が行われている一方で、自分が一切の会話をしない状況は、後から思い返すと少しバツの悪さを感じていたかもしれない。今回は急いで当日予約を入れたため、たまたまそのチェック欄を飛ばしていたこともあり、まあまあ話を振ってもらった。ほとんどが他愛の無い話で、今後の人生においてさして影響のないことばかりだったが、一つだけ驚いたのが、「某トンネルのめちゃめちゃ狭い道を自転車で走行する」という思い出話を振られたことである。何が驚きかというと、自分もそれを敢行したことがあり、こんなところで同志に巡り合うとは思いもしなかったのである。「同じことした人、初めて会いましたよ！」こちらのセリフである。

ハムエッグ理解した

ちょっと量が多いけれどお得な値段で売られていた徳用ハムを購入したことをきっかけに、毎朝ハムエッグを焼いてみた。
目玉焼きに限らず、生卵や半熟の玉子料理があまり好きではないので、できることなら完全に火の通った目玉焼きを食べたい。自分の技術が伴わず、黄身に火が通らないうちに白身が焦げ始め、最終的にはひっくり返す始末だった。しかし、漫然とYouTubeの料理動画を流し見していた時間が功を奏したのか、今週頭、急速に固め目玉焼き、もといハムエッグの技術を会得した。散々ネットや料理本で語られていることだが、水を足して蒸し焼きにするのが正解だった。今まではハムエッグではなく目玉焼き単体だったので、白身が水でグジュグジュになるのを嫌って避けていたが、ハムを挟めばその心配もない。ハムエッグを完全に理解した。
次第に一度に作る量が増え、今では3つ同時に作ることもできるようになった。この感覚は覚えておこう。