カフェ垢

カフェが好き。
カフェ巡りをしたい、そう思って気になるカフェに行っていた。すると、気づいたら本当に沢山のカフェに行っていたことに最近気が付いた。
よく見るカフェアカウントの人たちのように、もしくはその人達よりも知っているのではないかと思うくらい行ってきた。
私が情報を得るのは、主にインスタグラムのおすすめ欄、友人や私がフォローしている人のストーリー、誰かの宣伝、などである。
でもカフェのアカウントをわざわざフォローはしない。
他県のアカウントで気になったアカウントであればフォローする。他県の事を全く知らないからだ。
私が、様々なカフェに行く上でおこなってきたことは、自分が知りたい情報を多くの人のアカウントから情報を得ることだ。
しかし、それぞれのアカウントにのっていることは、バラバラである。
値段、場所、メニュー、味、中身、私の知りたい情報が、1つのアカウントに凝縮されているアカウントは全然ない。
フォローはしていないが、私がよく見るアカウントが1つある。それは、私の知りたい情報が書いてあるアカウントである。思っているよりも非常に詳しいものである。そしてストーリ-更新がリアルタイムであり、投稿が早く、必要な情報以外の無駄なものがなくシンプルであり、写真も凝りすぎてはいなく綺麗である。毎回統一されている。私はこの方に2、3回ほど遭遇したことがある。この方の投稿やストーリーを見たら、自分と同じ日に行っており、私はその時にその方が頼んでいた物を覚えていたからだ。これは自分が頼むか迷っていた物を頼んでいたり、頼む量が多いこと、会話、あとは特徴のある人であったからである。

このような人にはなれないが、少しでもこの方のような、有益な情報を提供出来たらと思い、カフェアカウントを始めた。最初はお店の雰囲気と食事を別々に投稿をした。すると小綺麗になり、そのアカウントの複数の投稿を見なければ情報が得られないというのは、自分が客観的に見ると絶対にフォローしない投稿方法であったため、すぐに変更し、手書きで自分なりにお店の名前を書き、自分が知りたい情報をのせたものにした。しかし、それを毎回するとなると、時間と労力が削られる。私の本業はカフェアカウントをすることではない。カフェ巡りは趣味であり、それに付け足したら面白そう・便利だというものがアカウントである。また、その日に投稿したいが、その日であると、私がカフェに行く時に参考にしているアカウントの人を分かってしまうのと同じように、誰かに、お店の人に、分かられるというのが嫌だったから、私はその日に投稿するということをやめた。つまり、こっそり訪れこっそり通いたいのである。そんな人がカフェアカウントをするなと普通は思う。しかし私がカフェアカウントを始めたのは、記録をしたいのである。それが第一なのにいろいろなことを書きたいとなると、私の場合、カフェアカウントというものになってしまう。記録は、熱量が冷めないうちに行いたいものである。個人アカウントではダメなのが、カフェ巡りをし始めた頃、行き過ぎて、知り合いに、すごい行ってるよね、と言われ、嫌みのように聞こえてしまい、カフェアカウントを作ることに至った。自分がカフェを調べる時に、カフェアカウントを見るように、他の人にも見てほしいという、承認欲求のようなものや、カフェアカウントの人たちに、少し憧れもあるのだと思う。

今は模索中である。
でも同じようになりたくないのである。自分らしいものをしたい。一目見てこの人のだ、と分かるようなものにしたい。試行錯誤を行い、どこかは妥協をしなければならないと思う。
あと、そんなに有名になってほしくない所を発信すること、でも発信するなら自分が最初がいい、みたいなこだわりというか、何かプライドがあるのも面倒である。


カフェアカウントと連呼しているが、最近分かったことだが、私はカフェよりも喫茶店を好む傾向があることに気が付いた。
カフェってお洒落なキラキラしたような女性が多くいて、若い者に人気があるところである気がした。一方、喫茶店は、年代はあまり問わず、誰でも入れるような場所であり、また落ち着く雰囲気が漂っている場所のような気がした。
私は後者派であることが最近判明した。
カフェは行くがやはり少し抵抗があるのである。

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