鼻ってこんなに通るもの?

自分が幼い頃から、アレルギー性鼻炎なんじゃないかと、疑っては、いた。
花粉の時期じゃなくても、発作的にドバドバと鼻水が出て授業にならない、ということも学校に行っていたときはよくあった。発作的にドバドバ鼻水が出る日はさすがに参ってたなあ。
今思えば、本当は毎日、少しずつ鼻の調子が良くなかったのだろう。
それでもわたしは毎日薬は飲んでいなかった。鼻の様子がおかしいのはいつものことだし不便じゃなかったから。花粉症の季節だけはひどいから、病院に行っていた。

だけど、最近、わたしのなかで革命的な出来事があったので聞いてほしい。「何いってんだ当たり前だろ」って言われるかもしれないけれど、わたしにとって驚きの連続だったから。
鼻とは別件の声枯れで耳鼻咽喉科へ行ったときに
「あなたが声枯れしてしまったのは、声の使いすぎもありますが、アレルギー性鼻炎も原因でしょう。睡眠時に口呼吸になっている可能性もあります」と先生に言われた。確かに、寝ているとき、口がぽかんと空いてしまうのが気になっていたので口呼吸防止に口にテープをはってみたりしたが翌朝、自分でとってしまっているケースもよくあった。(今思うと鼻の通りが良くなくて苦しくて寝てる間に取ってしまっていたのだと…)先生は、「喉の炎症を抑える薬も出しますが、アレルギー性鼻炎用の薬も出しますよ。毎日絶対飲んでください」と言われた。
あれ、この薬。花粉症用だと思っていた。
だっていつも花粉症の時期に駆け込んで貰うものだから。
「毎日、飲んでくださいね」その先生あまりにもまっすぐわたしを見てそう言うものだから、毎晩、先生の顔が浮かんで、薬を飲むのがしっかり習慣になった。おかげで毎日病院に行っている気分にもなる。
薬を飲み始めてから1ヶ月。驚き。本当に調子がいい。
毎年この時期は外の気温と中のエアコンの効いた部屋の温度差で鼻水が止まらないし、エアコンのほこりとか乾燥でも鼻が詰まってしまうのに、
こんなにも鼻って通るものなんだ!
今までどうして、こんな鼻で不便だと思ってこなかったんだろう。
鼻が良くなったら今度は、喉も良くなってきた。
小さなストレスがどんどん潰れていく感じ。
わたし、今まで病気だったのですね。先生。


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