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もうひとりのエミス神、ツミハ様

前回、えびす様について書かせていただきましたが、実はもうおひと方、「エミス」の名を持つお方がいらっしゃいます。


ツミハ様という方です!

ツミハ様はコモリ様の次男です。
つまりクシヒコ様のお孫さんですね!

ツミハ様は、当時オオモノヌシ(大物主)であったコモリ様のコトシロヌシ(事代主)をされていました。
コトシロヌシは役職の名前で、オオモノヌシの補佐の様な役割です。

ツミハ様は、コモリ様以外のコトシロヌシも同時にこなされており、西へ東へ、八面六臂の働きぶりであったと言います。
それを称えられて『ヤエコトシロヌシ』の名を賜りました。

ヤエとは、八重。
文字通り「数多く、重ねて」という意味だそうで、ヤエコトシロヌシはツミハ様だけのことを指す様です。


ちなみに、静岡県三島市にある三島大社さんには、積羽八重事代主神(つみはやえことしろぬしのかみ)が祀られています。



そして、このツミハ様のお子様には、クシミカタマ様・クシナシ様・タタライスズヒメ様がいらっしゃいます。

クシミカタマ様は、ホツマツタエを編纂された方のおひとり。
タタライスズヒメ様は、神武天皇の奥様(内宮)です。

神武天皇はアマキミとしてご即位なさる折、正式に后(きさき)を立てようとされます。
そこで「ツミハ様の子のタタライスズヒメ様は国一番の器量であらせられるので、后に相応しいのでは」という話になり、神武天皇は大変喜ばれ、タタライスズヒメ様を娶られました。

神武天皇を笑顔にさせた神”と言うことから、ツミハ様は『エミス神』と名付けられたそうです。
エミスであるクシヒコ様の孫であることも関係していたと思われます。


そんなツミハ様のお姿、見てみたい!!ということで、お父上であるコモリ様に連れてきていただきました〜!!

おお・・・なんだか珍しい髪型ですね。
どことなくクシヒコ様みも感じます♡



オオモノヌシやコトシロヌシは、時代によってどなたであるかが変わりますので、神社で想像してみるもよし、ホツマツタエから推察するもよし。
楽しみ方色々ですね!!


今日もおやっとさあです。
また次回。


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