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郵便局で会った不思議な人

みなさん、おやっとさあです。
かおりです。


突然ふと思い出したのですが、
地元・北海道の郵便局であった事を、書き留めておこうと思います。


何年も前のこと。
ある日、郵便局で用事を足していると、
隣で、60代くらいの女性と郵便局員さんがお話しされていた。

「あらあ、あんたまた撮れたのかい」
「そうそう。ほら、これが天使ちゃん。これが鳳凰。そして烏天狗」
と言いながら、女性がデジカメの写真を披露している。

「ふ〜ん。すごいもんだねえ」
「最近はねえ、烏天狗がこの辺をすっごく飛んでてね。
どこを撮っても写っちゃうくらいなのよ」

話が気になりすぎた私は耐えきれず、
「・・・すみません。私にも写真見せてもらってもいいでしょうか」
と女性に話しかけた。

「もちろん!どうぞどうぞ」
と、女性は快く写真を見せてくれた。

今でもどんな写真だったかよく覚えている。
・・・ので、絵でサッと描いて再現してみます!

「これがねえ、天使ちゃん」

真っ暗な画面の右上に、ポワっと光っている天使らしき形。


「これは、鳳凰!」

夕焼けに浮かぶ雲の形が、大きな鳥の姿。


「そして、烏天狗」

真っ暗闇に、白い煙のようなモヤで形づくられた姿。


私はその時は全然神様とか見えなかったけれど、写真の凄さは分かった。
「あの〜、私もこんな写真撮れるものでしょうか」
と、思わず女性に質問した。

「誰でも撮れるわよ!烏天狗なら夜になったらそこら辺いっぱい飛んでるから!撮ってごらんなさい」
と言われた。
すごく不思議だけど、面白い人に会えたなあと郵便局を後にした。


結局その後、私にはそんな写真撮れなかったけれど、
今は、天使さんも鳳凰さんも烏天狗さんも、
姿を捉えたり、お話できるようになっている自分がいる。

世界って、なんて不思議で、予想外で、面白いんだろう。


そんなことを感じている今日この頃。



それではまた次回。


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